名探偵500文字

文屋旅人

名探偵500文字

 絶海の孤島で資産15億の金持ちが殺された。そのために名探偵ポームスはワットサンと共に絶海の孤島に赴いた。

 容疑者は以下の五人。

 被害者の友人である宇宙人のジョージア。

 被害者の妻であるマネキンのエリス。

 被害者の秘書である中国人のヤン。

 被害者である被害者のクローン。

 被害者の友人である連続殺人鬼のジャック。

 ポームスの脳細胞が謎を解く!

「謎は全てとけた!」

「それは本当かい?」

 ワットサンの問いに、ポームスは答える。

「ああ、被害者はクローンを愛してしまった同性愛者のジョージアに依頼されたジャックと被害者を守るために中国魔術で対抗したヤンの戦いに巻き込まれて爆発四散したんだ」

 そういうと、ジョージアとジャックとヤンの顔つきが変わる。

「く、さすが名探偵! いいだろう貴様を殺して俺たちは無実になるんだ!」

「キサマヲ、アンドロメダニ、オクル」

「アイヤー、中国魔術の神髄見せるアルよー!」

 犯人であった三人は一斉にポームスに襲い掛かる!

 が、ポームスはひるまない。

「罪を償うのだ!」

 こうして、名探偵ポームスはバリツで犯人四体を撃破し、器物損害の罪で逮捕されたのであった。

 そしてエリスは破棄され、被害者のクローンは餓死した。



          了

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