七月十七日

 見た映画

 ・万引き家族


 読んだ本

 ・『虚空の旅人』上橋菜穂子

 ・『蒼路の旅人』

 ・『天と地の守り人 第一部』


 読み進めてる本

 ・『差別感情の哲学』中島義道

 ・『ヒンドゥー教 インドの聖と俗』森本達雄

 ・『天と地の守り人 第二部』


 背景は黒く、黒く、黒くさせる。キーボードは相変わらず、白いけど。眩しいんだよな。腫れたまぶたの黒眼くろまなこ。部屋の電球は切れていて、窓からは物差しほどの明かりのみ。眩しいんだよな。腫れたまぶたの黒眼。キーボードが私の月明かりなのかしら。吐き出る文字は星屑。流れる指先は流れ星。汚い星。流れ星なんて所詮ごみ。ごみよ、ごみ。

 涙袋に涙が溜まっているとしたら、いつか枯れてくぼむだろうか。干からびた井戸のように、蜘蛛が巣を作るだろうか。隅には巣。目元に滲み。暗がりに身をひそめて、涙を乾かす。(ウォータープルーフの方がいいかしら。)

 少し落ち着いてきたのである。けれども相変わらず、文章の書き方がさっぱりわからない。怖い。なんだかすべてが怖い。幼き私が見たら、がっかりするレベル。退化ではないか。私は人間の尻尾尾てい骨よりも価値がない。アーティスト気取りのクソやろうのいうような「まだ満足できる出来ではない」とかじゃなくて、もっと必死な「わからない」。わかる? 私なんかが、人様にお見せするものなんて、あわわわ。小学生にとっての蟻よりも必要ないレベル。(ちょっと自分の価値上げすぎたかも。蟻は普通に必要だからなぁ。蟻大事)くそいいいいいいい。


 数週間前に書いた文。


 あんだけ書く書く意気込んでたのが嘘のよう。紅蛇、蛇ではなく鳥頭。数歩という名の数日経てば、自分の言葉を忘れる鳥。

 何もかもが上手くいかないような錯覚に、陥っているような気がする。(ような錯覚? もう意味がわからん)

 もっとわかりやすいリミットとして、8月の中旬までに小説を一作書き上げることにする。もう変えない。書いていない風だったら、「書けこのどアホ」とテレパシーで送って欲しいです。

 書く内容はあるんだ。べにこなら、書けるよ。日本語わからないっていう言い訳はこりごりだからね、わかった?(わかった。ごめん)わかったらよし、もう眠れ。(うん。おやすみ)おやすみ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る