394.父、鼻血が止まらず騒動に
昨日の事でした。
午前中はゼプリオンを打ちにB病院へ。パトリオットと電波の事をメールでM先生にお知らせしていたため、診察の前に問答無用でMAX容量のゼプリオンを打たれて、しばらくはMAXで行くしそれでもダメなら猛獣をも倒す筋注を適時打っていくと言われてしまいました。
一時期は最小容量まで下がっていたゼプリオンですが、あれよあれよとMAXまで戻り、しまいには猛獣をも倒す筋注もちらつかされてしまう。私の統合失調症は、しつこい。
M先生は診察の回転が凄く早いので、注射と診察はあっという間に終わりました。が、会計で四十分待たされました。毎回こうなのでイライラします。
薬を貰ったり買い物したりしてから帰宅して、昼ご飯を食べた後は自室でのんびりとお茶しながらブログ記事を書いていたら、母のけたたましい叫び声がしました。
「無雲!!! ちょっと来てぇぇぇ!!!!!」
その切羽詰まった声色に、ただならぬ雰囲気を感じた私はすぐさま居間に駆け付けました。そうしたら……
父が鼻血をどばどば出してタオルを血染めにしながらどこかに電話を掛けている。
「お父さん、血!?」
「鼻血が止まらないのよ!!」
「電話はA病院にしてるの?」
「そう!」
父は血液をサラサラにする薬を服用しています。なので、出血すると止まりづらい事は確かです。大きな出血があったらすぐに病院へ、という事になっているので、大動脈系統を診てもらっているA病院に連絡したらしいです。
電話が終わると、父は困り顔。
「先生が居ないって」
「あの惰弱救急め……で?」
「T病院に行けって」
「は!? じゃぁ電話しないと。私手術で行くから診察券持ってるよ」
「あ、そっちじゃなくてTベイ病院」
「(そこは略して伝えるんじゃねぇ!!!)」
というわけで、Tベイ病院に私が問い合わせの電話をしました。
「かくかくしかじかでこちらの病院に行けと言われたんですが」
「救急外来で診ますけど(云々)」
「父は血液サラサラの薬を飲んでいまして」
「私は医療の事はちょっと分かりませんが」
「看護師さんじゃないんですか!?」
「違います。医療の相談の場合安心ホットダイヤルに……」
「だから、A病院に電話してこちらに掛かれって言われたって言ってるだろうが!! もういい、今から行きます!!!」
キレた私。
付き添いは一人までと言われたので、母と一瞬で話し合って私が行く事に。
Tベイ病院まではタクシーで四十分ほど掛かります。けっこう遠いです。私も何度か行ったし、救急車に乗せられて行った事もあるのですが、受け入れを断らない救急外来があるのが有名です。
父は鼻を押さえながら歩いてタクシーに。私は母からお財布を預かって出発です。
タクシーの運ちゃんが裏道を知っていて、思ったより早く・安くTベイ病院に到着しました。
動転していた私と父は、救急外来の入り口と間違えて、救急隊が入る入り口を入って行ってしまいました。すいません……。でもさ、一般人が開けられる扉の構造ってどうかと思うよ。
そして、ちゃんと救急外来の入り口を探し当てて入ると、土曜の昼過ぎだったからかまだ混んでませんでした。夜になるとバカみたく混んでるんですけどね。
問診表を私が代筆すると、すぐにトリアージ室に通されて、看護師さんの問診を受けました。血圧が凄く高くなってました。これが原因かな? と思いました。
いったん待合室に戻されると、すぐに男性医師が登場しました。
「鼻を押さえて下を向いていてください。十分くらいです。その頃にまたお迎えに上がります」
この時点で鼻血が出始めてから一時間経っていました。徐々に、鼻血は止まって来たようでした。
それから診察を受けました。
血圧が関係しているのか父が聞くと、男性医師はこう言いました。
「関連しているかもしれませんが、鼻血が出て興奮状態になって血圧が上がったとも考えられます。なので、今から測り直してみましょう。深呼吸して下さい」
そうしましたら、血圧は正常時まで戻っていました。良かった。
鼻の中も診てもらうと、出血している箇所が見て取れました。どうやら、出血しやすい部位から出ていたようです。私も見せてもらいました。
「何かの拍子にここから出てしまったようですね。危険性のある鼻血ではないですね。血液サラサラの薬を飲まれているので、確かに血は止まりにくいですよ」
良かった。ただの鼻血だ。
それから、今後鼻血が出た時の応急処置を教わり、それでもダメなら救急外来か耳鼻科で患部を焼いたり、薬で処置したり出来ると言われました。
安心したら……笑いが出るな。
父の事だからまた入院騒ぎになるんじゃないかと思ってヒヤヒヤしました。普段は病院嫌いの父があっさり病院に来たもんだから、よほど具合が悪いのかと思っちゃいました。その割に道中も元気だったけど。
帰りもタクシーっていう選択肢しかなかったのですが、知っているタクシー会社に電話してもお迎えに来れない範囲で。なので、駅まで歩いてタクシー拾いました。電車とバスで帰ると遠いんであるし、父はズボンが血染めでしたのでな。
帰りの運ちゃんは道もあまり分かってなくて、時間も掛かったしお金も高かったです。ちっ。
帰宅すると母が「ただの鼻血で良かった」と心底安心した様子でした。母には逐一LINEで報告を入れてたんであります。
バタバタとしたから疲れたよ私は。でも、興奮状態が冷めていなかったので、そのままの勢いで夕ご飯もちゃんと作りました。私偉くない!?(笑)
疲れたから私は十七時から飲酒してました。ビールが身に染みるぜ。
昨日はもうクタクタで、夜もバタンキューで寝れました。あれはもはや気絶。
今朝も疲れが残っててグロッキーでした。いや、グロッキーなのは毎朝か。でも、ちょっと朝寝してからスーパーの麦茶の安売りに参加してきたのよ。
明日は犬に喰われた傷の縮小手術です。右前腕
局所麻酔で一時間うつ伏せで腕をねじった状態でやるらしいですよ。もはやヨガ? っていうか何その姿勢……。苦しいな、それで一時間動かないの。
明日は十年に一度の大寒波の影響で雪予報でしたが、今の段階では雨予報に変わったんであるし、行きのタクシーは予約受け付けてくれたから何とかなるでしょう。遅刻さえしなければいい。行きさえ何とかなれば帰りなんていくら時間が掛かってもいい。
明日からは抗生物質を飲まねばならないので、数日間禁酒です。抜糸まではお風呂もシャワーのみです。寒いよ……。
今日はホカホカの鶏白湯鍋で一杯ひっかけて、明日の手術に備えましょうか。
というわけで、明日はネット低浮上でーす!
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