340.それはある夜突然に。体液ブシャー!

 いや、びっくりしたよ。そしてイライラしたよ。タバコに手を出さなかった私を褒めてくれないか?


 って、なんのこっちゃかですよね。


 昨日の夜ですよ。シャワーを浴びる前に、手術した左胸から何かが出ていて下着が汚れているのは確認していました。その前日から下着が汚れるので、ガーゼをしておいたのですが、それでも汚れます。


「今日はシャワーだけにしておいた方が良いね」


 と母と確認して、シャワーだけして身体を拭いて、パンツを履こうとしましたら、胸元が何か変。鏡を見ると、びっしょりしている。


「拭いたんだけどな??」


 拭いてみると、タオルがオレンジに染まる。っていうか、拭いたそばからオレンジ色の液体が噴出してくる。


「あわわわ、お母さん。何か水出て来たっぽいよ。どうしよう。タオルがぐしゃぐしゃだ!」

「とりあえずお父さんにガーゼとテープ持って来てもらいなさい! お母さんもすぐ出るから!!」


 もう、パンツ一丁で父を呼び寄せてガーゼとテープ貰いました。


 母に応急処置してもらいましたが、とめどなく流れる体液。ガーゼもあっという間にオレンジ色に染まり、前開きのタンクトップをオレンジ色に染めていく。


「病院に電話しなさい!」


 すぐに病院に電話しましたとも。この時十九時。夜間なので代表電話には守衛さんが出ます。とんちんかんなやり取りにキレ気味の私でしたが、とりあえず「十五分後に掛け直してください」と言われて掛け直す。さらに、「もう少し待って」と言われて掛け直す。


 やっと看護師さんと電話が繋がると、「今日の当直は泌尿科の医師でして、外科の先生が居ないんです」と言われる。


 それでも、細かく問診してもらって、事情を話す。


 看護師さんは医師に色々お伺いを立てたり、医師を捜索するために電話を折り返す、と言いました。


 十分後くらいに、折り返しが来ました。


「今来てもらっても、ガーゼを取り換えるくらいしか出来ないようです。お金も掛かってしまいますし、今日はガーゼの上に生理用品や尿取りパッドを当てていただいて、明日の外来の時間にお電話を頂ければ、と思います」


 うわー、診てもらえない。体液ダダ漏れのままやんけ。


 仕方ないので言われた通りに、ガーゼに生理用品を当てて応急処置。


 明日の外来の時間って今なんですが、今日は水曜日。水曜日は乳腺外科は一日中先生達手術してるのよね……。電話しても無駄ってやつ。


 それに、体液出切ったみたいで今の所落ち着いてるから、明日普通に外来の診察受けに行くわ。体液に染まったガーゼやタオルを持って、ね。


 昨日は、何かもうイライラしてしまい、とりあえず酒飲んでみた。タバコが猛烈に吸いたくなったけど、おいたんと母に「それはいかん」と言われたので我慢しました。偉いな私。褒めて褒めて(涙)。


 なんかこう、「梨汁ぶしゃー」みたいなノリでした。私はいつでも何だかこんなノリなんです。「体液ぶしゃー! じゃ!」とか言いながら、切羽詰まってる感に欠ける。最近一番切羽詰まったのは、ヤブ医者のせいで歯が痛くて死にそうになって、今通ってる歯医者に電話かけた時ですね(笑)。


 歯医者もね、まだまだ時間掛かるんですって。神経を抜いてるから、何度も穴を掘り返して掃除してからじゃないと最終的な蓋出来ないんですって。しかも担当の先生が日曜日しか出勤しないから、次の予約は一カ月後だわ。しかも夜……。


 あのヤブ医者、訴えてやりたいわ。腹立つわ。


 七月も八月も病院ばかり行って終わりましたが、九月もそんな感じで終わりそうです。もう二十一日じゃないですか。月末じゃないですか。入院して手術してたらあっという間に九月終了のお知らせですよ……。


 何か今日寒いですし、皆様も急激な気候の変化で体調など崩されませんように、ね。


 

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る