290.脳内映画劇場

 タイトルの『脳内映画劇場』。意味が分からない人も多いかと思います。


 昨日のある時点から、パッと脳に浮かんできたビジョン。目は、普通に見えているのだけど、その目と脳の間にフィルターがあって、そこに常にが見え続けているのです。


 そこは富士山の樹海です。樹海においたんを連れて行って、二人でありったけの薬を飲んで永遠の眠りにつく。


 そんなビジョンが、ずっと見え続けているのです。


 昔、多剤大量処方だった時も、『樹海妄想』というのは現れていて、「樹海に行ってくる」と言ってふらっと家を出てしまって親に捕まったりしてました。その妄想が現れると、その時の主治医は私を即入院とし、解放病棟にも関わらず、「お母さんが面会に来た時だけしかドアの外に出ないで下さい」と私を軟禁状態にしました。


 M先生は入院させるのが大嫌いなので、この程度の症状では私を入院させないでしょう。でも、薬を増量して来る可能性はあります。


 私としては、今回の不調は『お金無い病』と『ゼプリオンの効果切れ』が重なったゆえのものだと思っています。


 お金無い病は、確実に私の神経を蝕んでいます。まだ貯金が少しはあるので、定期預金を解約すれば普通預金に余裕は生まれます。しかし、そうすると本当に余裕が無くなってしまうので、出来れば定期預金の解約はこれ以上したくない。


 おいたんの仕事がなかなか決まらず、『待ち』の状態が続いている今、生活に対して不安を感じるのは当然の事かと思います。


 この間面接行った所、まだ返事が来ないのですよ……。単発バイトも出来そうな案件が出てこないし。


 母は、「友達と出掛ける日があるんだから、楽しい事を考えなさい」と言いながら、私の腕や手をマッサージしてほぐしてくれます。ほんとに、母には頭が上がりません。


 おいたんに危機感を持たせるためにも、贅沢は敵として、キャベツと豚コマばっかり食べさせてるわけですけど、それでも栄養はバランスを考えなければなりませんので、色々食べてはいます。ただ、安売りの野菜とかを狙ってうまい具合に調理しているだけです。


 生活費は、いつも通り収めています。家賃が無いだけ助かっているので、光熱費もきちんと払っています。


 二人でアパート暮らしだったら、とっくに生活は破綻していたでしょう。本当に、実家に帰ってきていて良かった。


 母は、明るく「もうすぐド〇ームジャンボが当たるから!」とか言って和ませてくれています。当たると良いですけどね、宝くじ!


 宝くじの発表前に、おいたんの職が決まらないかな、収入のめどが付かないかな、と思うのは至極当然。宝くじなんて大抵当たらないものなんです。コツコツ稼ぐしか無いのです。


 メンタルが弱っているので、新曲も脳に浮かんできません。浮かぶのは例のビジョンばかりで、メロディーが降ってこない。今週の金曜日にゼプリオンを打ちに行くから、それで何とか持ち直すと信じてる。やろうと思えば、一日に複数曲作れるので、調子が上がってきたら一気に作業するって感じでいいと思ってます。


 友達とのお出掛けが、予定通り決行できるとかなりの気晴らしになって良いのですが。友達の仕事の進捗具合いかんによっては、また延期になってしまう可能性もあるしなぁ。浜焼きしながら愚痴大会したいんだがな……。


 浜焼きのお金は、生活費を余らせた余剰金の積み立てがあるから、そこから出るから大丈夫なんですよ~。いかに生活費を浮かせて自分が遊ぶか。そこを上手くやるのも主婦の知恵♡


 うん。今回の不調は九割方『お金無い病』から来るやつだと思う。それが全てのストレスだと思う。おいたんさえ、単発バイトでも行ってきてくれれば、その日は元気になれると思う。


 呑気にゴロゴロしてるんだよな……蹴っ飛ばしたいなぁ……。



 

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