191.M先生との対話
昨日はM先生と話をしに行ってきました。おいたんの問題点と、私のメンタルについてM先生の意見が欲しかったからです。
M先生においたんが起こした不祥事の詳細を話しましたら、開口一番こう言われました。
「よく刑事事件になってないねー! なってても仕方ないよー! 介護職員は絶対手を上げちゃだーめー!!」
おう。いきなりズバッと言うな、M先生……。
おいたんは『カッとなる』所をコントロールしたい旨を切実に語りました。すると、M先生はまたもや爆弾発言を致しました。
「まぁねぇ、薬は炭酸リチウムを追加しとくけど、根本的には本人のパーソナリティーの問題だから、自覚して治すしかないよねー。それが出来ないなら、大人しく
おおう……M先生、斬新だな。塀の中、それ一番無雲が恐れてる事なんだが。っていうか、ズバッと言うよね~(笑)。
おいたんは、話を理解してるのかしてないのかポカーンとしております。そして、私はおいたんが被虐待児である事が、被暴力への耐性の無さなのか問いました。M先生は、アメリカの司法の場で話される逸話を話してくれました。
「幼少期から酷い環境で生きてきた人間が二人居るとする。その二人は大人になって、二つのパターンの生き方をする。一人は、犯罪者になる。一人は、自分のように恵まれない人間の為に神に祈り人々に奉仕する人間になる。この人間たちは、同じような生い立ちでも違う生き方を選択する。要するに、生い立ちというのは生き方には関係ない。生き方を決めるのはパーソナリティーなんであって、生い立ちは言い訳にはならない」
な、なるほどぅ……凄く納得したぞ私。おいたんはやっぱりポカーンとしておりましたがね。
おいたんへのM先生のアドバイスは、このように厳しいものでした。おいたんは理解してるのかしてないのか、終始ブツブツと言い訳をしておりました。
次は無雲のメンタルについての話です。私は、生きる気力が薄れている事と、母親にとんでもないお願いをした事などを話しました。するとM先生は笑顔でこうアドバイスをくれました。
「あなたはね、釣り行ったり好きなことをして、自分の世界に集中していたらいいよ。危ない考えもね、考えてるだけならいくらでもしていいの。行動に異常が無ければいいの。幸い妄想幻覚状態には無いしね。凄いよねー、注射って!」
無雲、もの凄くへこたれてても、精神科医的に問題無しっていう事に。っていうか、むしろ好きな事してたら良いって言われた。
無雲の好きな事?
釣りと仕事だな。お仕事大好き・創作大好き・作業大好き・事務作業大好き。
ってなわけで、スッキリした無雲と釈然としてないおいたん。おいたん、M先生のアドバイス理解できてないかもねー。
無雲の稼ぎが少ない事も相談はしたのですが、M先生のアドバイスはやっぱり爽快でした。
「稼ぎが少ないって言っても、個人事業主になってからあなた気が楽でしょ?」
はい。そうです。その通りです。節約します。無駄遣いしません!!
なんかね、M先生は無雲には優しいアドバイスをくれて、おいたんには厳しいアドバイスを投げつけた感が凄くありまして。それを帰宅してから母に言いました。すると母はボソッと言いました。
「……おいたんさんは、努力が足りないから……」
母────!!!
いや、無雲はさ、自分が人一倍頑張ってるとも思ってないんだよ。もっともっと頑張れると思ってるし、もっと自分を追い込めると思ってるんだよ。おいたんの努力が足りてないのは、うん。否めない。
というわけで、最後は母のボソッと一言で爆笑して終わりました。
一昨日おいたんが問題を起こして、もの凄くへこたれて生きる気力すら失っていた無雲ですが、それでもしぶとく復活傾向にあるんであります。そこには根拠のないポジティブシンキングが働いていて、ただただ気分だけが上向きになっているのであります。
それはきっと、カクヨムの皆様からの優しい激励や、母や父の愛情、そういうものに支えられているからだと思います。
皆様、本当にいつもありがとうございます!! 皆様からの愛情を受けて、無雲は今日も頑張れるのであります!!
よし、M先生が好きな事しれてば良いって言ったし、好きな事いっぱいしよ♡
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます