183.障害者施設の従業員は保護されないのか

 うーん。憂鬱だ。

 今日は真面目な話をぶっこもうと思います~。


 っていうのもですね、昨日またもやおいたんが職場で問題を起こしてしまい、急遽帰宅させられてしまいまして。


 

 昨日の事件の顛末を書きます。



 おいたんは、いつも通り利用者さんの支援をしていました。すると、度々おいたんを叩いたり、物をぶつけてくる利用者さんが、おいたんの眼鏡を叩き落とそうとバタバタして、おいたんの目を指で思いっきり突いてきました。指はおいたんの瞼に思いっきりグサッと来たらしい。いわゆる目潰しですね。

 びっくりしたおいたんは、反射的に手で利用者さんの頭を『軽くなでるくらいにはたいてしまった(本人談)』のだそうです。



 それを見ていたリーダーさんが、「それは虐待だ!」と騒ぎ立てまして、おいたんは懲罰的に帰宅させられる事になってしまったのです。



 障害者施設っていうのは、利用者さん(障害者)を第一に考えるものです。それは当然です。なので、施設側の言い分としては、支援者は殴られても物を投げつけられても、何をされても『されるがままに耐えなければならない』らしいです。



 しかし、私はおいたんのなので、おいたんの一番の味方でなければなりません。なので、おいたんの立場になって考える事も必要です。



 『されるがままに耐えなければならない』と言っても、支援者側(おいたん)だって人間です。びっくりする事もあれば、反射的に動いてしまう事もあります。『目潰し』という危険な行為をされて、おいたんはとても驚いたそうです。それで反射的に手が動いてしまったらしいのです。



 しかし、それですら『虐待』と言われるのはいかがなものかと思う。



 虐待って、もっとこう、悪意あるものじゃないの?



 おいたんは、施設側が全く従業員を守る気が無い事に絶望してしまったみたいです。施設の言い分を極論で解釈すれば、『殺されても文句言うな』ですからね。利用者さんが全て正しくて、支援者の人権など考えていないのです。



 おいたんの職場の離職率が異常に高いのも、こういう側面から来ているのかな、って思いました。どんなに普段まごころをもって接しても、ちょっとした隙の失態で『虐待』呼ばわりされてしまう。そういう方向性に絶望感を感じるのはおかしい事ではないと思います。



 利用者であれば、何をしても許される。

 支援者は、どんな事をされても耐えなければならない。



 そこに支援者の人権はあるのでしょうか? 支援者を守るルールはないのでしょうか? 支援者は、全てを犠牲にしてのなすがままになっていなければならないのでしょうか? そこにがなくても耐えなければならないのでしょうか?


 

 支援者だって人間です。保護されるべき人間です。



 利用者だから何をしたって許される。そんなおかしな話はないんじゃないかと思います。



 私は、全てにおいておいたんが一番大切です。だから、おいたんの味方です。おいたんにいつも健やかであって欲しいと願っています。



 だから、おいたんを傷付けるものは誰であろうと許さないのです。


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