182.無雲のブラック企業体験談
noteで『ブラック企業あるある』の記事を読んだら、過去の記憶がぶわぁぁぁっと蘇ってきましてね、すっごい頭に血が上ったので、『無雲のブラック企業体験談』をここに記そうと思います。
舞台となるのは、地元の『でっかい病院』(『【改稿版】帰ってきた! 無雲の生態~お久しぶりです、生きてます~』にも出てきた、私を絶望の淵へと落としたクソ病院)であります。
私はこの『でっかい病院』の医療事務を請け負っている業者の正社員でした。その、請負業者である某有名企業での体験をここに記します。
そこで体験したブラックエピソードを思い出せるだけつらつら書いていきますね~。
***
①基本給が一桁万円。
基本給が一桁万円という事が意味するのは、『残業しても残業代が雀の涙』だという事です。基本給を時給換算したら五百円でした。よって、月に三十~四十時間残業しても、残業代は二万円ちょいくらい。
②入社二週間目でブラックリスト患者の対応を任され、失敗したら糾弾される。
入社二週間目のぺーぺーに、ブラックリスト患者の対応を一任するヤバさよ(笑)。そして案の定私はその対応に大失敗。その後呼び出され長時間糾弾されました。いや、ぺーぺーに任せんなボケが。
③何かミスがあったら『犯人』をつるし上げて糾弾する。
ちょっとしたミスでも、『犯人』探しが凄まじかった。上のものが責任を取る、だなんて風習は無く、パートでもなんでもミスしたら糾弾される。犯人捜しのために使う資料は紙のものでも永久に保存。だから職場は紙に溢れていた。
④ベテランは働かないで新人をこきつかって何もしない。
ベテランはとにかく働かない。全て新人に任せる。ベテランは私語ばかりしている。
⑤大切な事も能動的には教えてくれない。こちらから問わない限り絶対に教えてくれない。そしてミスがあれば糾弾される。
算定やレセプトに関しての大切な知識も、こちらから「これは何でこうなってるんですか?」と聞かない限り教えてもらえない。そんな質問浮かびすらしないこちらは当然ミスをする。そしてミスすれば罵詈雑言を浴びせかけられる。
⑥糾弾するときは全員の前で大声で罵声を浴びせかけられる。
はい。完全にパワハラ。
⑦『優しい先輩が親切に教えてくれます』
求人に書いてありました。私は、資格を取りに行った先の会社の正社員になったので、この求人は後から見ましたが、これが意味するものは『仕事しない先輩がパワハラしながら教えてくれます』って意味だと思いました。
⑧上司は深夜まで残業するが、日中業務中に寝ている。
言葉の通りです。そして、日中寝ているので仕事が終わりません。終わらない仕事を私にやらせるために、私は休日出勤や残業を余儀なくされました。
⑨「人の仕事までやらないと、いざという時誰も助けてくれないよ」と吹き込んでくる奴は、いざという時もなんら手助けをしない。
なんか、人の仕事まで請け負わないといけない風潮なんですよ。自分の仕事終わったら帰るとめっちゃ非難される。そして、寝ている社員・休憩時間が異常に長い社員を手伝わされる羽目になるのですが、そんな感じでもいざとなっても誰も助けてくれない。要は、彼らは仕事を他人に押し付けて楽したいだけなのです。
⑩プライベートにまで踏み込んでくる。
何か、プライベートの性生活とかまで言及されるんですよ。不愉快だし「こいつほんとバカだな」って思って上司を見てました。
⑪人手不足だから、犯罪すれすれの行為があってもクビにならない。
これは詳細を書くとヤバいので詳細は省きますが、ブラック企業ってどんな
⑫私が障害者だと露呈したら、「障害者雇用にシフトしてください」となるも、合理的配慮など一切されない。
はい。私は書類上だけ障害者雇用にシフトさせられました。そこには何の合理的配慮もありませんでした。ただ、会社に補助金が入っただけの会社だけがおいしいやつでした。クソやね。
⑬従業員が口にするのは愚痴か悪口。
もう、口から出るのは愚痴かそこに居ない人の悪口。人間なんて信用できねぇ、ってなります。まともなメンタルの人だったら嫌気が差す環境。
⑭「辞める辞める詐欺」が横行。
何かあるとすぐ「辞めてやる!」という人間の多さよ。そういう人って絶対辞めないの。居座るの。逆に私のような普段素行が良い社員の方が、ある日突然バックレます。
⑮スタッフルームで一部の患者をネタにして笑いものにする。
これは、私が一番頭に来ていたやつでした。ほんと、病院の事務員なんて信用するもんか! って今でも思ってます。どこの病院のスタッフもこうだとは思わないけど、プロ意識が欠如した人間の集まりのこの企業は本当にクソだと思う。
***
ん?⑮まで書いてたらもう二千字近いじゃないですか。何か思い出せばまだまだ出てくるんですよ。ほんと、毎日がブラックエピソードに溢れてたんで(笑)。
私はこの企業での体験が完全にトラウマとなっていて、
その後医療事務の仕事をしなかったのも、この企業での経験が完全にトラウマで病院自体が嫌いになったからです。今でも、通院先のB病院の事務員の事ですら全然信用してないです。
今、生きていられるのはおいたんの笑顔が私を正気に戻したからなんですよ~。
世の中には、素晴らしい医療職の方もたくさん居るし、医療事務員だってプロ意識に溢れた人はたくさん居る。それは分かってるんですが、己のトラウマっていうのはなかなか消えないのです。
『でっかい病院』は、そこの直雇用の職員もクソな人ばかりでした。この人たちからのパワハラも含めて書いたら、このエピソードだけで一万字を超える事でしょう。
今でもでっかい病院の前を通るたびに苦々しく私はその建物を見ているのです。
ブラック企業よ、滅亡したまえ!!
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