「白狼」について
一作目「白狼」
https://kakuyomu.jp/works/16817330660577556245
第六回こむら川開会式の後、よし一番槍をめざそう!
と思い立ちとにかく思いついたことをメモに打ち込んでいきます。
先のメモのうち、この辺りだったとおもいます。
" 獣人と人間が争っているけれど、その勝敗と関係なく爆弾的なもので二人とも死ぬ。片方はこんな戦いに意味はないと主張するが、もう片方にとっては自分が死ぬか否かはどうでもよく、ただ犯された誇りのためにお前を殺さなければならない。
獣人もまた普段は獣である。ただし、人間と争うとき、争うにふさわしい姿としての「獣人」となる選ばれた獣。
魔弾
人間が獣人を根絶する際に使用する特A級の兵器。言語を持つ生物に特攻。
白狼。とある森の狼人の老王。かつて
裸猿と鉄猿。森に入り込んで来た無毛の猿。ある日狩って食った所、毛皮の代わりに鉄を来た猿がやってきた"
この辺まで書いて、本文に取り掛かります。そのときすでに二作上がってました。
一番槍の夢、散る。
でも手は止めない。今までの最速を目指す。
そういうわけで、白狼が立って闘います。
最初に殺された人間は「(魔王が死んだので)この戦いにもう意味はない!」と言ってることにしていたんですが、真ん中あたりまで書いていったら魔王の死が伝わってないことになったので、これは言語が伝わらないということになりました。
「
あれだけ多種のモンストロを束ねる魔王は、何をもって彼らを束ねてるんだろう。魔王の資質ってなんだろう、といった問いから「言語」をベースにするアイデアが出てきます。
魔王は死んでいる想定でしたから、じゃあ言語が無くなっていくんだな。そしたら、思考や記憶も変化していくだろうな、と話の輪郭が見えてきます。
ここらで思い出話を、と白狼くんの回想。
連帯感に高揚する。ざっくり言えば「オレたち最強!」みたいなアレですね。言葉をもらったことで、いままで関わりのなかった別種の連中と分かり合えちゃったりするわけです。
このあたりのアイデアが出た時には、
なお、山羊の頭は描画リソースの都合で省略しました。
獅子の頭と蛇の頭がありますんで、充分です。ツンデレライオンくんとからかい上手のヘビさんとしました。
別作品のためにヘビを調べてて、彼らは視覚よりも舌で感じた匂いに頼るということでしたから「匂いを覚えさせてくれ」となりました。
そして、敗北、敗走、死です。
最後に出て来た彼らは、友人であった彼らとは別の個体であるはずですが、動物というものは、人間にはわからない行動をしますから、匂いを移し合った彼らの動機は、私にもわかりません。
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