2話から60話までの話
★人名
思いつきでつけるか、google翻訳でつけるかの二通りです。レッツ・アウトソース。
名前を翻訳でつけて、姓をモデル地域の姓から引っ張ってくるパターンもあります。実在の言語から引用しているので、思わぬ事故や矛盾のリスクはありますが、失う物は特にない。きっとない。
言語矛盾は「ヨゾラ」の時点で発生しているので、今さら気にしない。大切なのは空気感。
本編登場順に、それではふわっと行ってみよう。
第60話までの第一部から。
☆アルル
書く前から決まっていた。もうつべこべ言わずに採用。後付けで名前の由来を設定したところ、とある彗星の名前に波及し、そこから道の名前に波及した。
試みとして、呼び名に差異をつけ話者が誰かを示そうとしています。
「アルル」「アルル君」「アルルくん」「アルル殿」「アルルさん」「アル坊」「アルビッコ」「アルビッコちゃん」など。
☆ヨゾラ
音表記なのか、意味表記なのか。言語矛盾は気にしない。お前はヨゾラだ。以上。
☆ウーウィー
でかくて気弱な少年、という属性先行型。訪ねる先が有名な魔法使いなら弟子ぐらいいるよね、と考えた弟子1号。気弱そうな名前を考えていて思いついたのがピーウィ(フロントミッションの影響)。
そのまま使うのもアレなので改称。
気弱な少年が勇気を見せる展開が好きだ。
☆ヴィリェルム・"ドゥトー" = ツェツェカフカ
名前が長くて読みづらければ偉い人感が出る、という信念のもとに命名。
ウィリアムの読みかえ + あだ名としての敬称 + ツェツェカフカ。
どっから来たのよツェツェカフカ。
敬称は、作中で使用する三言語(日本語。ポルトガル語とスペイン語の混成。英語)のうち、真ん中を採用。
「○○じゃ」がなんだかイヤで「○○だの」と喋らせました。
「科学と魔法の連携」を描くために採用したのが「銃と魔法」。必然的に、彼は銃に関わる魔法を取り扱う事になりました。
プロットの時点では撃ち殺された死体として登場するはずだったけれど、いきなりの血みどろ展開がしっくり来なかったので変更。
☆ピファ・カラタビカ
女の子いなくね? で作った女子。明るい。元気。花火作りたい。太鼓が好き。口がデカい。
え? 口おおきいひと可愛いでしょ?
舞台は鉱物加工と火薬の町。続けて以下のような発想を辿った結果を、一身に引き受けてくれました。
火薬があるなら花火欲しくね? → 花火上げるならお祭りじゃね? → お祭りやるなら太鼓じゃね?(サンバの影響)
炸裂低音系女子。てどんとどん。
名前は、ありがちでなくて、狙いすぎでもなさそうな所をさぐって、カンで命名。
初期に出てきた人は思いつきをそのままドンした人が多い。
☆ラガルト
しゃべるトカゲ。ドゥトーの使い魔。ただし無口。
使い魔システム採用によって、魔法使いとしゃべる動物がセットになる。よって、場面に4人魔法使いがいれば、思考し行動するのはその2倍。現在進行形で苦労してます。
個性として採用したのが「無口」「小さい声」「ぞくぞくする囁き」
☆ギデ
弟子2号。ただしこっちが兄弟子。60話までの登場人物にはまだ翻訳を使った名前はないですね、そういえば。
舞台が河沿いの町なので、水運業があるだろう。ならば、そこの息子もいるだろう、と言うことで、舟屋の息子としました。
作中でも、魔法使いの弟子というより舟屋、つまり町の産業を担う人々の一員としての側面が強く出ています。
魔法使いとしての活躍はほぼありませんが、舟屋としてしっかり仕事をしてくれた印象です。
世の中仕事で回ってる。
☆警邏長
名前じゃないじゃん。
ストーリー展開上、警察的役割は絶対に必要なので登場。完全に役割としての登場のため、名前を出す機会もないまま話の終わりを迎えましたが、無理に名前をだすよりも、役職名で通して正解だったかと思います。
彼を呼称する方法が他にもないと苦しいので「髭おじさん」とあだ名を猫につけさせたところ安定。
口癖は「しかし」
このあたりから人視点と猫視点で呼称を分けるようになりました。
☆ウールク・ゴーガンとウールク・ゴーガン=ユニオー
いわゆる悪役サイド。偉大な父と、ろくでなしの息子。息子の悪事を見過ごしてきた父親と、いつまでも父親をアテにする息子。
ウールクは名前辞典から。
傲岸不遜のゴーガンと、Juniorの読み替えでユニオー。
★ストーリーの着想
主役の請け負った仕事は第11話で完了しており、あとは帰るだけだったのですが、お祭り見たさに留まったら事件に巻き込まれた、という展開。
当初、悪役ユニオーと主役アルルが直接対決してチャンチャンするような展開を思い描いていましたが、勝負にならなさすぎてやめました。
片や一発撃っておしまいの先込め銃。片や魔力を物理エネルギーに変える人です。正面からぶつかったら、銃弾チュイン頭パーンで終わりですし、「人を容易に殺せる能力」を持った主役が、それを無自覚に振り回すのは趣味ではないのです。
悪役の行った悪事は、町でさらった女性を所有する山で追いかけ殺害するという本物の悪事です(ゲームオブスローンズの影響)。ですので頭パーンされても文句は言えない気がするのですが、町の事は町の人に委ねます。
それで別の大きな生き物(黒くて巨大な脚付きオタマジャクシ)を用意、悪役にそいつを怒らせてもらって、主役にそっちの相手をしてもらいました。
殺してもいい相手を用意しないと派手に活躍させられない、というのが悩ましいです。
事件にまつわる話は苦いのですが、最後はお祭り太鼓で締め。
13万字弱。
もう、やったー! って感じでした。
書けたー! って、それだけです。
ここから半年ぐらい休んで、次章へ。
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