エッセイを書いたら負け。

 表題の様なことをnoteに投稿しようと、1年ぶりにサイトを開いたところ、

IDもパスワードも忘れてしまっていて、ログインできず。ならば他のアドレスで新しくアカウントを作ろうとしたところ、当時の私は何を思ったのか自分の持ちうるアドレス全てでアカウントを作り、全てのパスワードを紛失していた。ふざけるなよ、西行枝。

 だいたい、西行枝とはなんだ。本当は西行寺と名乗りたいくせに、照れ恥ずかしがり、寺、ジ、と似ている音で、かつそれなりに意味の通る名前を考え、枝、ギとつけた。西行枝、と入力するたびにサイギョウエダじゃなくて、サイギョウギなんだよな、と若干複雑な心境になるあの阿呆。

 連載の様なことを始めながらも結局続かず、1年音信不通になるあの馬鹿。くたばってしまえ!

 表現したいことがあるなら、赤裸々にエッセイなどを書いている場合ではなく、己が作品にその思いを、意義を込めるべきだろう、怠け者!

 手品師がタネを明かしては仕事に差し支えが出る様に、小説家も、漫画家も、その心のうちは己が鍛えた刃の下に隠しておくものなんだ、助平!

 書くな、書け、さあ、書くんだ。娯楽に興じている場合ではないぞ。1日は、1年はあっという間なんだ。書け、書け!

 若き表現者よ、甘き退廃の日々に負けることなかれ。私を語ることなかれ!

 ことなかれ主義では何者にもなれはしない。ことを起こしていけ!

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