カミサンに泣きつきました
「マジカ!こんなに早く売れるもんなの?!!!」
あまりに早く売れたものですから本当に驚いてしまった私でしたが、売れたからにはすぐに発送をしたいなと思い、ゲームソフトの梱包をすることにしました。
販売行為をすると決めた時から、職場で処分されそうな梱包材やテープなどを用意していたので、プチプチで商品を包むテープで止めた後、用意していたレターパック(郵便局で販売されている送料込みの封筒)に商品を入れポストに入れに行きました。
その後、レターパックの追跡番号と発送したというお知らせを相手に伝え、初めての発送作業が終了したのですが、到着するまでの間本当にドキドキしましたね。
レターパックは、今品物がどこにあるのかを調べることは出来ますが、万が一壊れてしまった時金銭的な保証がないものですから、発送途中で壊れてしまったらどうしようか?と思っていたのですが、偶然相手の方から届いたというお知らせを頂くことができたので自信がつきました。
それからしばらくの間、家にあるもので比較的綺麗なものを出品登録していたのですが、元々あまりモノを取っておかなかったので登録するものもなくなり、次にしなければならない”仕入れ”を早々に行わなければならなくなりました。
さっきまでただの会社員だった私が、売るための商品を探しに行くために行動するってだけでなんだかワクワクしてきたのですが、さすがに息子をほっといてこれ以上行動できないなと思ったので、参考にさせていただいたサイトを見たところ『全国展開している中古本屋のホンヤッス(仮名です)で100円の本を調べろ』という事。
ホンヤッスでは買取を品物の新しさ綺麗さを基準にして決めてるので、とても貴重な本などが古いというだけで安く売ってる事があり、そういうモノを買って売ると利益大きいものを仕入れることが出来るというような事が書いてあったので、もしそういうものがあちらこちらのお店にあったらあっという間にお金稼げるなぁ~なんて事を思いながら、いつの間にか寝てしまっていました。
そして後日、私は仕事帰りに携帯電話を持ちながらホンヤッスに寄りました。
ホンヤッスは元々漫画本を購入するためによく利用していたので、別の目的のために入ることに違和感と緊張感を持ちながら携帯電話からモノサガス(仮名:ミツリンハポンで登録されている商品がどれだけ売れているのかがわかるサイト)というサイトを開いて、なんとなく高そうな本をとり、バーコードの近くに書いてある数字を打ち込んで行きました。
・・・・一時間後
・・・・・・・・・二時間後
・・・・・・・・・・・・・・三時間後
ぜんぜんみからねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
元々あまり携帯電話をいじくる趣味もなかったもので、数字を打ち込むのも疲れてしまいもうダメだぁ!!!!とくじけてしまった私は、どうせ来たならと自分用に漫画本を買おうとして手を止めました。
「漫画本ってどうなんだろう?」
好きな本を手にとりバーコードに書かれた番号を入力していたのですが、それでもなかなか結果が出ず、とうとう番号打つのも面倒くさくなり商品名を入力したところ、あるキーワードが出てきて思いました。
「漫画のセットってありなんだ!」
と。
で、セット本で探してみましたら、そこそこ人気があって利益が見込めるものが何冊かありまして、ワクワクしながら購入し急いで家に帰りました。
それからが面白かったですね。
漫画のセット本を販売している中古屋さん、ホンヤッスだけでなくいろいろなお店を回ってみたところ、お店ごとに売り方が違うことに気がつき、その中で頻繁にセールを行っている場所を見つけることが出来たものですから、その場所や系列店をなんかを仕事帰りに回りながら家に帰り、息子が寝静まった頃を見計らって本を清掃しセットにまとめ出品し、売れた商品を梱包し仕事前に発送出来るように準備をするという事をし始めました。
ひとつのお店ではセットに出来なかった漫画本は他店で抜けているものを買いセットにし、どうしてもセットに出来なかったものがどんどん溜まっていき、気が付けば私の部屋は漫画本の山がいくつもできる状態になっていました。
そして仕入れというものに慣れてきたある日、気がついたんです。
「あれっ?おもちゃもイケルんじゃね?」と。
結果。
本とおもちゃに特化した自分のお店もどきが出来ていました。
おもちゃについて本当に簡単でした。
息子に付き合いよくおもちゃ売り場に行き、引っ張りまわされまくったおかげで目を瞑ってでも移動出来るんじゃないか?と思うくらいいろいろなモノの配置を覚えていたものですから、セールを行っている場所や値札の特徴なんかも覚えてたんです。
で、試しにそこらへんを見てみたところ、良い値段の商品を安く購入することが出来、完全に調子に乗った私はお小遣いどころかへそくりまでツッコミ限界まで商品を購入して行きました。
でも…忘れてたんです。
それを自分自身で発送しなければならない事実に。
扱う商品が多ければ多いほど売れる品物。
出来る事なら翌日発送したいと、ひとり深夜の作業を続ける事数ヶ月・・・
「カミサン助けて!手伝って!」
とうとうカミサンに泣きつく私がいました。
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