TOPIKを受験しました

 いよいよTOPIKの試験日!

 友達と一緒に東国大学トングッテハッキョへ地下鉄で向かいました。

 地下鉄3号線東大入口トンデイック駅から大学の正門まで(かかった時間は忘れてしまいましたが)、歩いてもそれほどかかりません。

 東国大学は明洞からそれほど離れていないところにあり、隣には新羅シルラホテルと免税店があります。

 

 私も友達もIIを受けるので、午後からの試験となります。

 早めに行って、試験勉強をしながらお昼ご飯を食べようと思っていたのですが……

 友達も私も建国大学のように、大学周辺にカフェやレストランがたくさんあると思っていたのですが、意外にもありませんでした。

 最寄駅から大学への道すがらに、カフェが一軒あったのですが、当日、近くでマラソン大会が開催されたらしく、カフェの中は大会関係者でごった返していました!

 友達と私はあきらめて、他のカフェを探してみたのですが、カフェやレストランが見当たりませんでした。

 コンビニで買って、座れるところを探して食べようとしたのですが、コンビニも見当たりません。

 よく探せばあったのかもしれないのですが、時間も限られていたので、試験会場からあまり離れたくないと思って、あきらめました。


 最寄りの駅から大学へは平坦な道だったのですが、大学構内に入った途端、急勾配の上り坂が待っていました!

 歩いて登ってもきついですが、車でもたいへんだと思うぐらい急勾配……

 緑豊かなので、大学構内へというよりは、山の中に入っていく感じでした。

 坂道を登りながら、TOPIKの試験会場で建国大学が人気があるという理由を、しみじみ実感しました……

 

 入室時間になるまで、会場の隣にある建物に入ることができたので、休憩室を見つけ、二人でおやつを食べてしのぎました。

 後で思ったのですが、お昼ご飯を食べなかったのは、正解だったかもしれません。

 お腹がいっぱいだと、試験中眠くなってしまうかもしれません。

 休みの日なので、その建物の中は薄暗くて冷んやりしててすごく静かでした。

 そして、人がいないので、誰にも邪魔されずに話や勉強ができました。

 その時に友達と韓国語の勉強について話したことは、とても有意義でした。

 友達に教えてもらったテキストは今でも使っています。

 文法のテキストなのですが、初級・中級・上級にわかれていて、似たような文法の使い分けが掲載されています。

 カラーで日本語版もあり、解説もわかりやすいです。

 留学終了後、上級の文法を勉強する時に、このテキストが役に立ちました。

 

 

 入室時間が近づいてきたので、私達は会場になる建物に向かいました。

 会場には受験生達がたくさんいて、すごく混み合っていました。

 TOPIKは受験番号によって、試験を受ける教室が決まっています。

 友達とは一緒に申請したから、てっきり同じ教室になるかと思っていたら、わずかな時間の差で別々の教室に。

 しかも階までもがわかれてしまいました!

 エレベータがあったかどうかは忘れてしまったのですが、エレベーターを待つ時間ももったいないくらいギリギリになってしまったので、他の受験生達も私達も、三階まで一生懸命駆け上がりました。

 友達はさらに上の階でした……

 友達が時間前に無事入室できたかが心配で、すごくハラハラした記憶があります。


 試験が始まる前に、パスポートか外国人登録証のどちらかと、受験票を机の上に置き、監督官が指示したら、バッグを教室の前に置きます。

 そして監督官が一人一人から携帯電話を回収します。

 監督官や試験を説明するアナウンスや、問題用紙に掲載されている説明文は、すべて韓国語です。

 四ヶ月間韓国に住んでいるから、なんとなく理解できましたが、Iの初級を受験する人達はよくわからないのではないかと思います。


『聞き取り』問題が最初で、次に『書き』問題です。

 私が受験したときの論文のテーマは、『칭찬チンチャン(称賛)』でした!

 韓国語で論文を書く以前に、何を書けばいいのかが思い浮かびません!

 褒めることで伸びる人とそうでない人がいて、見極めて使いわけなければならないとかなんとか、そんなことを書いたような気がします……

 書くことがなくなってしまい、定められた文字数を書くことができませんでした。

 2級の先生が言ったことを思い出して、それ以上は無理に書きませんでした。

 補足なのですが、韓国では原稿用紙の書き方が、日本とは少し違います。

 正しく書かないと、上級の文法や単語をたくさん正しく使ったとしても、良い文章を書いたとしても、減点されるかもしれないので、要注意です。

 

『読み』は長文を読んで、それについて問題に答えます。

 長文問題は思ったよりたくさんありました……

 解いても解いても、まだたくさんある……

 単語も文法もだんだんわからなくなっていく……

 長文を理解しないと問題に答えられないし、問題文も難しくなっているので理解できないし、これが一番辛かったです……(泣)


 

 試験結果は、TOPIKのホームページから確認できます。

 科目別の点数と、合計点数が掲載されています。

 パソコン画面で合格した級のところに『4급サグッ』を見つけた時、思わず、

「奇跡だ!」

 と、呟いてしまいました!

 4級に合格するのが理想だったのですが、難しかったのでせめて3級に合格してればいいなと思っていたところ、4級に合格できたので、すごく嬉しかったです……

 ただ、合計点数が4級合格のボーダーラインギリギリでした……(汗)

 私は記念に、建国大学の図書館で印刷して、日本に持って帰ってきました。

 よく見ると、『聞き取り』が一番点数がよかったです。

 次に『読み』で、一番点数が低かったのは『書く』

『聞き取り』問題は私が一番苦手な科目で、TOPIKも難しかったと思っていたので、一番点数がよかったことが不思議でした。

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