荷物はEMSで

 六ヶ月という月日はけっこう長いです。

 その間日本で買っていた日用品と同じ物を買うことができません。(日本からの輸入品もありますが、少ないです)

 化粧品、シャンプー、トリートメント、石鹸、歯磨き粉など体に直接付くものは普段使いなれた物がよいし、これらは腐るものではないので、六ヶ月分買いだめし、EMS(国際スピード郵便)で送ることにしました。

 

 引っ越したばかりのうちはバタバタすると思ったので、トイレットペーパーとBOXティッシュも一個ずつ。

 女性は生理用品も。

 スーパーでも売っているので、特にお気に入りがあるのとかでなければ、現地で調達してもいいと思います。

 ソウルは私が思っていたよりびっくりするほど物価が高かったです。

 初日に案内をしてくれた人は、二年くらいの間に急に物価が高騰したと言っていました。

 それでも送料をかけるよりは安いとは思います。

 私はある程度日本から持っていって、たらなくなったらそのつど買いたしていました。

 

 それから薬。

 飲みなれている薬を持っていったほうが絶対にいいと思います。

 日本製の薬でさえ、合うものと合わないものがあるので、韓国の薬が効くとはかぎりません。

 あと留学してから気づいたのですが、体温計を持っていったほうがいいと思います。

 普段風邪にもインフルエンザにもかからない私が、韓国留学中二回も風邪をひいて熱を出しました。

 そのときはほんとーに体温計を持ってくればよかったと痛感しました……

 まだ韓国語がほとんど話せなかったので、体調が悪い中、病院に行く勇気もありませんでしたし、コシウォンのかたいベッドの上で自然治癒するのをひたすら待つのは辛かったです……

 薬ももっと持っていけばよかったです。


 韓国の大学の語学堂は、四学期中どの学期から入学してもよく、私は春学期と夏学期にしました。

 春学期は三月で、夏学期は八月までなので、冬服も必要だし、夏服も必要です。

 建国大学は学期と学期の間に二週間くらいの休みがあり、留学生達は里帰りします。

 そのときに服を持ってこれるのですが、私は里帰りするつもりがなかったので、最低限の服は持っていきました。

 衣類や靴は現地で調達してもいいんですが、サイズがよくわからないものもあったので、ある程度持っていってよかったと思いました。

 

 韓国ではトレンチコートやスウェットのトレーナーを買いました。

 トレンチコートは身長が書いてあったので(私の身長より5cm小さかったのですが)、裏地つきなのに安いし、まあ大丈夫かと思いつつ、一かばちかで買ってみましたが着れました。

 特に着づらさもなく、今でも日本で着ています。

 トレーナーはフリーサイズだったのですが、襟ぐりが少し小さくて、頭を出しにくかったです。

 日本の企業が出店しているお店なら、サイズも同じなので買いやすい思います。

 ユニクロでスウェットのパーカーと夏用のブラウスと、Tシャツを3枚くらい買いました。

 韓国にとってユニクロは海外ブランドになるので、日本より少し高かったです。


 私が暮らしていたコシウォンには洗剤を無料で使うことができましたが、知らなかったので持っていきました。

 なくなってからはその洗剤を使ってみましたが、香りがなかったような気がします。

 汚れが落ちるか落ちないかということに関しては、日本の洗剤とさほど変わらなかったように思います。

 それからベッドの上に物干し竿がついていて、下着類はそこに干しましたが、ハンガーを何個か持っていって正解でした。

 クローゼットの中に何本か残っていますが、洗濯物を干すときはたらなくなるので必要です。

 洗濯バサミもあると便利です。

 廊下に共同で使う室内用物干しがありましたが、乾きにくい物をそこに干すときに使えます。


 電子辞書を韓国で使いたかったので、電池も荷物に入れました。

 知らなかったのですが、電池は日本からはEMSで送ることができるのですが、韓国からは送れません。

 どうしてなのかはわかりませんが、乾電池をEMSで送ったら、韓国の郵便局から後で呼び出しを受けて乾電池が駄目だと言われました。

 もったいないのですが、捨ててきました。 


 語学留学なので、筆記用具とノートも準備していきました。

 久しぶりに学校で勉強するのでどれくらいノートが必要なのかすっかり忘れていたようで、準備していったルーズリーフがあっという間になくなってしまいました。

 韓国語の勉強は書くことがたくさんあります!

 三級では宿題を毎日提出するのですが、先生から宿題用のノートを二冊準備してくださいと言われ、韓国の文具店で買いました。

 韓国の文具店にも可愛かったりシンプルなノートが安く売っています。

 語学留学には辞書が不可欠で、私は韓国語専門の電子辞書を持っていたので、通学時に重たい思いをしなくてよかったです。

 スマホを辞書がわりにしている生徒達もたくさんいましたが、もしものときにバッテリーがなくなってしまうのが怖くて、大学でも電子辞書を使いました。


 EMSで送る荷物とは別に、自分で持っていったもので重要なものとして、現金、パスポート、マイナンバーの控え(何かを申請した時にマイナンバーを書く欄があったのですが、その頃は書かなくても大丈夫でした)、クレジットカード(私は持ってなかったので、すべて現金払いでしたが、ちょっと不便でした)、航空券です。

 パソコンもです。

 預けることができないので機内持ち込みとなりますが、15インチでDVDドライブ内蔵だったので重かったです……

 

 EMSとは関係ないのですが、スマホにインストールしておくと便利なアプリは「コネスト地図」や「ココドコ」「subway」です。

「ココドコ」はネットがつながらない所でも使えて、自分の位置も地図上に表示されるので、迷ったとき便利です!

 ソウルは地下鉄が便利なので韓国の地下鉄のアプリを一個入れておくといいと思います。

 

 

 

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