ビザ取得の為に
韓国では日本人は90日まで観光ビザ(ビザなしのことです)で滞在できます。
お金に余裕がある人は、90日たったらいったん日本に帰国し、一週間以上たってからまた渡韓するという方法もあります。
その方法だと、ノービザでも90日以上留学できます。
ただし、ノービザだとアルバイトなどの就労はできません。
ビザを取得するためには書類を準備しなければなりません。
私は一般研修ビザD-4を取得しましたが、最終学歴立証書類、大学の入学許可書、パスポート、査証発給申請書、写真、銀行口座の残高証明書を準備しました。
しかしいざ領事館で申請したら、建国大学は最終学歴立証書類が必要ないと言われ、返却されました。
大学によってビザ発給のための書類が違うようです。
申請からビザ発給まで一週間ぐらいかかります。
その間領事館にパスポートを預けっぱなしにしなければならないので、パスポートを使う予定がある人は、日程を考えて申請に行ったほうがいいです。
私はそのときも今も最終学歴の短大から遠く離れたところに住んでいるので、メールだったか電話だったかは忘れてしまいましたが、短大に書類を発行してもらうように依頼し、郵送してもらいました。
せっかく送ってもらったのに無駄になってしまいましたが……
ビザを申請する場所はというと、住んでいる地域によります。
私は北海道在住なので、駐札幌大韓民国総領事館に申請に行きました。
領事館によっては申請が午前中だけで、交付は午後だけという所もあります。
札幌の領事館は札幌市以外に在住の人は、一日中申請も交付も受け付けていました。
申請の受付時間と必要書類を、札幌の領事館にあらかじめメールで確認しておきました。
わざわざ会社を休んで交通費をかけて行かなければならないし、私が住んでいる所から札幌まで午前中に到着できる手段がなく、受付時間の確認は重要事項でした!
領事館からは翌日にはていねいな返事をもらいました。
午前も午後も申請と発給ができるとのこと。
安心して領事館に行くことができました。
飛行機では日帰りできないので、電車にしました。
新千歳空港までお昼に往復で一本しか便がないんです!
行きは最寄りの駅から札幌まで特急がありますが、帰りは最寄りの駅にとまらないし。
手前の駅で降りて鈍行列車に乗り換えなければならなく、ビザを取りに行くだけでもネット検索にJRの手配にと、いろいろ手間がかかりました……
真冬の札幌駅に到着して、バスで領事館に一番近いバス停まで行き、そこから少し歩いたような気がします。
札幌駅からバス停までも少し歩きました。
歩道に雪が積もっていて少し歩きづらかったですが、よく晴れていて、寒いけど快適に歩いていけました。
吹雪じゃなくてよかったです。
吹雪の中歩くのはつらいです……
領事館に到着すると、正面玄関に鍵がかかっていました!
えっ?!
まさか休み?!
嘘でしょ!
せっかく来たのに無駄足だったのかとすごくがっかりしました。
メールでもホームペジでも勤務時間を確認してきたのに、なぜ?!
ここは実は正面玄関じゃなくて他に入り口があるかもしれないと思い、建物のまわりをぐるっと回ると、正面玄関とは別に職員が車で出退勤できるような大きな通用門がありました。
その門には警備員が駐在する小さな建物もあるし、警備員の人も立っています。
その警備員さん、長いこん棒を持って仁王立ちしていたので、ちょっと怖いなーと思いつつ、正面玄関の鍵がかかっていて入ることができないことを話してみました。
そうしたら領事館の職員に電話をしてくれて、「今は昼休みだからしまっていますが、終われば開きます」と教えてくれました!
時計を見たら、ちょうど昼休み時間帯でした。
やっぱり午前中には札幌に到着することができなかったのです。
私もお昼ご飯を食べながら待とうかと(冬の北海道は外で待つには寒すぎます)、領事館前の蕎麦屋に入って待ちました。
お昼休みが終わったら本当に領事館の鍵が開いていて、入ることができました。
ほっとしました。
申請は領事館に行かなければなりませんが、受け取りを郵送にしてもらうことができます。
申請から発給まで一週間かかるので、領事館から遠い人はあらかじめレターパックを用意して申請時に受付に出せば、また領事館に行かなくてもビザとパスポートを郵送してくれます。
そのときは受取人の宛先を書いて提出してください。
一週間後、ビザが送られてきた時はうれしかったです。
もし取得できなかったら……なんてことはないのですが、万が一ってこともあるし。
日本人が日本にある領事館でビザを取得する時の手数料は無料ですが、韓国で取得する時は手数料がかかります。
しかし私のように交通費が手数料よりも高い人は韓国で取得してもいいかもしれません。
真冬の北海道で、往復乗車券だったから安かったのですが、手数料よりは当然高いです。
日本にある領事館を調べてみると、意外に少ないです。
札幌、仙台、東京、横浜、新潟、名古屋、大阪、神戸、広島、福岡にしかありません。
交通費をかけて行かなければならない人のほうが多いと思います。
私は渡韓する前にできるだけ万全に準備して行きたかったので、交通費と時間をかけて取得したわけですが。
代理申請に頼ったり、ノービザで韓国に入国してから、留学斡旋会社の助けを借りて移民局でビザを取得するのもありだと思います。
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