イジメられた理由
なぜそれが始まったのだろう?
私の顔が醜かったから。そう思っていた。大人になるまで。
私は美人ではない。目がでかい。尋常なくでかい。そしてエラがはった四角いをしている。
小さな頃には目の事でよくからかわれた。
「目が大きい方が可愛いのよ」
と言って母に慰められていた。
イジメを受ける何年か前。幼稚園の頃。
イジメは中学の2年生くらいまで続いたから、思春期の私の心は"自分は醜い"と思い込んでいた。
中学1年の秋頃、ひとりの男の子と知り合いになった。友人と一緒の下校中だった。その友人と同じクラスの彼は、私にも普通に話しかけてきた。
2年生になった時、彼と同じクラスになり、彼を中心に男女入りまじった仲の良いグループができた。そのグループで楽しく過ごしているうちにイジメはなくなっていった。
私は高校ぐらいまで自分は醜いと思っていた。しかし大人になるにつれ自分の美醜について、それほど思わなくなった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます