第43話 決戦


「来ましたか」


そう呟くアリシリアの視線の先には双子の冒険者リリとルルがいた。

リリとルルは何かを言うことはなく、アリシリアと距離を取り、あいまみえる。

そして、どこからともなく鐘の音が聴こえてくる。

すると透明な白い壁のようなものがアリシリアを中心に広がってくる。

透明な白い壁はリリとルルを通過し、ある一定まで広がると止まり、空を覆うようにドーム状に展開される。

そして、目の前の光景にそこにいる全てのものが戦いをやめ、注視し、息を呑んだ。

アリシリアの左右に分かれた髪色と同じように世界が白と黒に分かれ、染め上がっていたのだ。

白く輝くものに純粋で神々しさを感じた一方、どす黒くどこまでも深いものに歪で禍々しさを感じた。

そして、その中心にいるアリシリアの目は青色の輝きを放つ。


美しい


リリとルルは息を吐き、止まっていた呼吸を再開させる。

そして、ルルが前へと歩き始めた。

その動きを見ていたアリシリアは笑みを浮かべながら、言う。


「さて、はじめましょう」


アリシリアのその言葉を合図にルルの姿が消え、アリシリアの首元に刃が現れる。

いつの間にルルの手には剣が握られていた。

その攻撃をアリシリアは僅かに体を傾け、それを避ける。

と同時にルルの金色の目は青色に輝き、自分の周りに現れるであろう光の剣を捕らえる。


……四方


光の剣がルルの周りに現れ、四回の斬撃が来る。

それを全て避けながら、ルルは後ろへ飛んだ。

そして、ルルの飛んだ影からリリが放った炎の塊が飛んでくる。

アリシリアは即座に黒い物体を出現させ、その場から退く。

黒い物体は炎の塊にぶつかると弾き飛び、地面ごと周りを吹き飛ばした。

砂煙が舞う中、お互いの目は相手を正確に捕え、何パターンもある相手の動きを先読みする。

そして、攻撃を繰り出した。

リリは炎の塊を連続で放つ。

飛んでくる炎の塊をアリシリアはギリギリまで引き付けて避ける。

行き場を失った炎の塊は地面をえぐり、大きな穴を作った。

それを見たリリは舌を鳴らす。

避けたアリシリアはすぐさま光の剣を召喚し、リリとルルに攻撃を仕掛ける。

雨のように降ってくる光の剣や手足を狙って斬撃をする光の剣など膨大な数の光の剣を使用するが、その動きも先読みされており、攻撃は当たらない。

攻防を繰り広げた後、お互いに最初の位置に戻った。

展開されている透明な白い壁によって、衝撃が周りにいる者に与える影響はなかった。

また、透明な白い壁の周りにいる者達にはこの戦いを見ることができていなかった。

いきなりの光景に聖天王国の英雄である心也と陽は驚きの声をあげる。


「何が起こっている!?」


魔法使いであるはずの青髪の子が前に出ただけで互いに一歩も動いていない

なのに……


周りの地面はひび割れ、そり返る。

その数はどんどん増え、大きな穴までも現れた。

それを見ていた魔王ベルゼブブも驚きの声をあげ、動揺する。


「どうなってる……?」


明らかに戦闘をした跡に見えるが、肝心の者たちはほとんど動いていない

俺の目でも追えない速さだとでも言うのか


そのすぐ近くにいたベネガル帝国の英雄ゼロが問いかける。


「あんたの目でも何が起こっているのか、わからないのか?」


魔王ベルゼブブは視線を動かさずに答えた。


「生憎、何もな。こんなのは初めてだ」

「あら〜貴方でも〜わからないなんて〜」


そう言いながら、魔王レヴィアタンが歩いて来る。

さらにその後ろにはスティーシャ公国の英雄グレースとチョコ、バニラの三人の姿もあった。

先程まで戦っていた者たちが歩いてくるという異様な感じがあったが、それに対してその場にいる誰もが不審には思っていなかった。

なぜなら、目の前の透明な白い壁の後にあった光景を見たことでどこか神秘的でなんと言葉にすればいいのかわからない感覚が広がり、戦いなど二の次になっていたからである。

今は目の前で起きているであろう現象にその場にいる者全てが惹かれ、関心している状態であった。

そして、ゼロは試しに透明な白い壁に手で触れようとする。

その時、隣にいる魔王ベルゼブブから怒号が飛んできた。


「おい!」


ゼロは不満気な顔をしながら、隣を見た。


「無闇に触るな」

「だが、確かめる必要はあるだろ?」

「何が起こるからわからないのだぞ」


意外と奥手なんだなとゼロは思うが、そのことは口にしない。


「この手のものは大体決まってる。外から中を守るためのもので、外と中を遮断するものだったりする」


よくある漫画やアニメに登場する結界とか言われる代物だろう


「なんだそれは?聞いたことがない」

「とにかく、危険なものではないはず。仮に危険であっても被害を受けるのは自分自身だ」


と言い、ゼロは透明な白い壁に触れる。

透明であるが、そこには確かに壁があり、それ以上、中に手を押し込むことはできない。

感触は通常の壁を触っている感じと同じであった。

ゼロはほらなと言わんばかりの顔を見せる。

それを見ていた他の者たちも次第に透明な白い壁で触れて行く。

誰も手を中に入れることができなかった。


「不思議なものだ」


透明な白い壁の中を見れば、中にいる者たちはただ立っているだけなのに地形だけが変化していた。

そんな中、エリーナの目には別の光景が映っていた。



幾度か、お互いに攻撃を仕掛け合う中である出来事が訪れる。


そろそろこの目、慧眼が意味をなさなくなりますね


お互いに相手の動きを先読みしていた目であったが、その効力が薄れて来たのだった。

慧眼は未来を見通せる目とされているが、正確には違う。

慧眼によって得た情報と元々、得ている情報を元に予測を立てているのだ。

そのため、情報が無ければ意味をなさなくなる。

また、この世界の未来は決まっている。

道筋はあり、その通りに計画、物語が進行されていた。

それを決めていたのがこの世界の管理者であった竜アース・エヴリウェアである。

しかし、それよりも上の存在によって書き換えられた。

それが竜に勝ったアリシリアであり、リリとルルである。

あらゆる出来事の決定権はより強い者、チカラを持つ者だけにある。

弱い者、チカラを持たない者は決まっている道筋を辿ることしかできない。

自分で選択しているようで実は選ばされているのだ。

今回はそんな者同士の戦いとなったため、慧眼を使っても決定打になることはなかった。

お互いに相手の情報があり、お互いに決定権を擁しているこの状況下では決着はつかない。

アリシリアの目から青色の輝きが消える。


やはり、同族をやるためにはリスクを犯す必要がありますね


そう、ここからが本当の勝負である。

同じ世界で計画を実行するため、事前に何ができて何ができないかの情報は知っていた。

この事前情報のことだけでは相手を出し抜けないなら、事前情報外のことをする必要がある。

しかし、事前情報外のことをすることで相手だけではなく、自分もその先どうなるか、わからない。


考えることは同じようですね


既にリリとルルは目を瞑っている。

リリとルルは過去でも未来でもなく、今、この瞬間だけに集中する。

目が開かれたと同時に彼女たちは行動を開始する。

アリシリアの目の前に現れたのは先程まで遠距離から攻撃をしていたリリだった。

その瞬間、アリシリアの目の前は爆炎に覆われる。

リリが至近距離で魔法を放ったのである。

目の前の炎に意識が持ってかれる反面、初めてアリシリアは背中に痛みを感じた。

本来であれば、傷はおろか触れることすら許されない。

アリシリアの周り、領域内に入ると、アリシリアから放たれる威圧によって重くなり、速度、威力は落ちてしまう。

この効力はアリシリアに近づけば近づくほど大きくなる。

そのため、飛び道具といった遠距離から攻撃はアリシリアに届く前に消滅してしまう。

ただし、同族の者だけはその影響下になく、傷をつけることができる。

初めて血を流したアリシリアであったが、微動だにしない。


この炎もこの痛みも囮り


とアリシリアは直感し、自分の周りに光の剣を召喚する。

すると、後ろから刺されたと思ったアリシリアが振り返り、反撃をしてくると思っていたルルの動きは一瞬強張り、光の剣を喰らってしまう。

ルルは少しだけ距離を取る。

体には数本の光の剣が突き刺さり、服は破れているが、血は出ておらず、何かダメージがあるようには見えなかった。

それを観察していた時、地面から冷気を感じ、アリシリアはジャンプをしながら、地面を見る。

地面から氷柱が生えてきており、アリシリアはその場で一回転してその氷柱を蹴り飛ばした。

氷柱は壊れ、粉々に飛び散る中、アリシリアとリリの視線が交差する。

リリの目にも青色の輝きはなかった。


お互いに慧眼をやめたのには理由がある。

先読みができるのなら、慧眼を使いながら、事前情報外のことをすればいいと思うが、それでは相手に遅れを取ってしまう可能性があるのだ。

慧眼による情報からいくつものパターンをシミュレーションしている間に直感で来る相手の速度には僅かながら負ける。

この僅かが命取りになるかもしれないのだ。

それと慧眼によって得る情報が必ずも正しいとは限らない。

情報の一部に相手の心の中を知ることができるが、同族の者が相手だとそれをすることは不可能に近い。

また、偽の情報をつかまされる可能性もある。

それでもお互い、最初の方に使用していたのは少しでも相手の情報や出方を知ろうとしたからである。


今のところ、炎と氷だけ

事前情報ではそれに加えて雷が使えるはず

それでも基礎魔法しか所持してないようですね


アリシリアはすぐそこにいるリリに対して肉体戦を仕掛ける。

拳、蹴りなどの打撃に黒いオーラを纏わせ、リリを攻撃するが、リリは組み手をすることはなく、まるで触れないように全ての攻撃をかわす。

それもそのはず、この黒いオーラに触れれば、能力は低下し、動かなくなり、使用不能となる。

同族以外の者であれば、触れたものは消滅してしまう代物だ。

アリシリアはそれに加えて光の剣を使用する。

格闘技の中に時折、光の剣が現れ、リリを攻撃してくる。

圧倒的な手数の攻撃にリリは魔法おろか反撃ができない。

しかし、アリシリアとの距離を取ろうとはしなかった。

触れればお終いになる格闘技だけに注意を払い、対応する。

そのため、光の剣の攻撃は喰らってしまう。

それでも、先程のルルと同じく、剣は刺さり、服も破れているが、血は出ておらず、ダメージがあるようには見えなかった。


ダメージはなさそうですね

いや、そもそも服……


気になるのがリリとルルの服装である。

普段から着用する服装があり、アリシリアが現在、着ているものである。

そのフード付きの黒いローブは黒服と呼ばれている。

黒服には自動的に服を再生させる能力や身体能力の向上など、様々な能力を付加できる。

しかし、リリとルルはその黒服を着用せずにこの世界のものである服装を着用しているのだ。


この世界の服にも能力向上などの付加効果はあるみたいですけど

我々の黒服の方が優れている

それなのになぜ……


と考えていると、背後に気配を感じ取る。

先程と同じようにルルが背後を取ったと感じたアリシリアは囮りであることを考慮し、振り向くことはしない。

その代わりに光の剣ではなく、黒いものを召喚する。

自分自身の足元に召喚した黒いものは上へと高く伸びて行き、上からリリとルルを見下ろす形となる。

そこでルルの服装が黒服に変わっていることにアリシリアは気付く。

そして、足元にある黒いものが崩れ始めた。

アリシリアは飛び、リリとルルとの距離を取る。


やられた


何が起きたのか瞬時に判断したアリシリアは笑みを浮かべる。


「あら、それを持ってきていたのですね」


初めてルルは口を開く。


「……こうでもしないと貴女には勝てない」


事前情報にはなかったものであるが、大きなものではない

どこかのタイミングで入れ替えたのだろう

そして、それを黒服に仕組んでありましたか


仕組んであったものは能力封印というものであり、名前の通りに相手の能力をひとつだけ使用不可にするものである。

使用不可になった能力は黒いものを召喚する能力だった。

なので、召喚したばかりであったのにもかかわらず、黒いものは崩れてしまった。

黒服に仕組んである能力封印を発動させるには黒服を着て近づく必要があり、何度かアリシリアに接近していたのはそのタイミングを計っていたからであった。


光の剣にはどうやら耐性があるみたいですし

黒いものも封じされてしまいました

いつの時も同族と戦うのは良い経験になりますね


主要能力である二つが使えなくなったアリシリアであったが、まだ手は残されていた。

アリシリアの周りに三本の剣が現れ、回っている。

白い剣と黒い剣、それと黄色の剣。


白でもいいですが、光の剣が効かないとなると、こちらも対策はされているでしょう

黒は巨大な相手には有効ですが、複数で相手が同族だと尚更、有効ではないですね

となると……


アリシリアは黄色の剣を手に取った。

黄色に輝く剣はアリシリアの手に収まると電気のようなものを刃に帯びる。

それを見ていたリリとルルはより気を引き締める。

ここまではリリとルルのペースで進んできていた。


……相手はアリシリア様

それでも今のところ上々の立ち回り

……まだ二人とも五体満足

でも、ここからが正念場


ルルが持っている剣が消えた。

その瞬間、アリシリアは左へ大きく体を移動させる。

そして、アリシリアがいた場所には斬撃の跡が付く。

アリシリアの目にはルルの持つ剣が消えたように見えたが、実際には違う。

剣はあり、ルルは剣を振る動作もしていた。

しかし、アリシリアにはそれを視認することができなかった。

これは幻術の類のものである。

ルルが得意とするものであり、相手の認識に影響を与える幻影であった。

アリシリアが今回の戦いの中で一番警戒していたものであった。

警戒していた理由はいくつかあるが、一番の理由はこれに対して耐性がないからである。

それでも今みたいに避けれないわけではない。


ただ……

早々にけりをつけないと


リリから氷で作られた槍が複数飛んでくる。

さらに炎の塊も同時に飛んでくる。

氷の槍は直線に飛んでくるが、炎の塊は変な軌道を描いていた。

氷の槍は蹴りなどの打撃で相殺し、炎の塊はギリギリで避ける。

という選択をアリシリアはしなかった。

なぜなら、先程のルルの幻影は他の者の攻撃に対しても影響を与えることができるからである。

つまり、アリシリアが現在、見えているものが正しく視認できているか不明であった。

そこでアリシリアは黄色の剣を地面に突き刺した。

その瞬間、地面に大きな穴を作り、電気のような波が放出される。

飛んでくる氷の槍と炎の塊はその電気のような波によって消滅する。


どれが本物かわからないなら、まとめてやるだけです


すでに退避行動をしていたリリとルルはその範囲外にいた。


……全てを分解する理のチカラ


今度はアリシリアが仕掛ける。

この戦いの中で初めてアリシリアは地面を蹴った。


手数で押されて逃げ場がなくなる前に仕留める


近づく寸前でアリシリアは一度、黄色の剣を振る。

電気のようなものが斬撃となってルルの方へ飛んで行く。

飛んでくる斬撃を避けたことでリリとルルの距離が遠のいた。

そして、アリシリアはリリへと距離を詰めて行く。

仕留めに来ているアリシリアの斬撃をリリは何度もかろうじて避ける。

本来なら、魔法使いと呼ばれる類の者は誰かの陰であったり、後方、距離を取るのが定石である。

どこかの世界では一歩も動かずして勝つなど言われていた。

しかし、アリシリアの前にいる者は違う。

あらゆる世界で経験を積み、頂にいる大魔法使いは相手の攻撃を避けることが最も得意なことであった。

リリは避けながら、魔法を発動させ、カウンターを仕掛けようとしたが、アリシリアの姿はもうそこにはない。

アリシリアは一瞬で方向転換し、ルルの方へ斬りかかっていた。

アリシリアの狙いはルルであった。

反応が遅れたルルは避けることも幻影をする選択もやめる。

剣を持つ右腕だけはやられないように相打ち覚悟で剣を突いた。

アリシリアの斬撃が左肩口から入り、そのまま左腕を切り落とされる。

ルルの剣先は左肩を抉るように貫いた。

ルルが狙ったのはアリシリアの首元であったが、その攻撃は逸らされてしまった。


……流石にいまのだけでは


お互いに顔を歪めるが、傷を負った痛みからではなく、相手を仕留めることができなかったからであった。

左腕を失ったルルであったが、既に次の攻撃へと移行していた。

アリシリアの左肩を貫いた剣をそのまま、首の方へ払おうとする。

それに対してアリシリアは黄色の剣を地面に突き刺す。

それと同時に地面から氷柱が伸びるが、電気のような波の方が放たれるのが僅かに速かった。


……まずい


氷柱は粉々になり、ルルも電気のような波を食らってしまう。

ルルの体が分解されることはなく、黒服の一部分だけが消滅し、肌が露わとなる。

しかし、ルルは体の感覚が無くなって行くのを感じた。

電気のような波の広がりが終わった瞬間、リリがアリシリアの懐へ入り込む。

アリシリアは黄色の剣を引き抜こうとするが、リリの方が僅かに速かった。

リリはここで初めて雷系統の魔法を使用していた。

自分の体に雷を纏わせることで移動速度を速めていたのだ。

そして、リリの手にはルルが使っていた剣が握られていた。


あれは本物?


アリシリアの左肩付近にルルの剣が刺さったままあるのだ。

僅かであったが、アリシリアの動きが止まる。

リリは迷い無く、一閃する。

雷を纏っていたこともあり、威力も高く、速度も速かった一振りはアリシリアの首を捕える。

しかし、ほんの僅かに反応できたアリシリアによって首が胴体から離れることはなかった。

それでも首元を切ることができ、大量の血が流れ出る。


これは長くは持たないですね……

回復の類いはないですし……

そして、それも本物でしたか


ルルは最初から幻影を使っており、アリシリアには剣が一つしかないように見せていた。

アリシリアは最後までそのことに気が付かなかった。

ルルは既に虚ろな目をしており、僅かに意識があるくらいであったが、笑みを浮かべる。

この僅かな差で勝敗が決死しようとした瞬間。

何かを感じ取り、お互いに予期せぬ事態となる。

今まで一度も話さなかったリリが思わず、声を漏らしてしまう。


「う、うそでしょ……!」


透明な白い壁の中には他の者は入れないはずなのに感じ取った方向を見ると、とある者がこちらに向かって来ているのが見えた。

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