相手がなんでも自分の言うことを聞く、それが人間ソースコード。
若き研究者はそれをなんと開発してしまった。
嫌いな人間をも自由に操れるソースコードの発見に大喜びする研究者だが、話は不穏な不穏な方向へ……。
最初から最後までずっとドキドキさせられる、そして最高のオチ。
(あと研究の描写がめっちゃリアル。大学生の心臓がキュッとなる)
SFな設定なのに妙にリアルな描写にも、ショートショートらしい語り口にも、めぐるましく変わる展開にも、(そして教授の性格の悪さにも)引き込まれます。
これは……名作だ……!