二人のお乳を娘娘(にゃんにゃん)様に


 二人は何とか育児にも慣れてきたようです。

 妙玉も何とか西岳崋山白雲宮の、『ウェイティングメイド』の仕事をこなし始めています。

 このごろ二人は、夜に黛玉を寝かすと、抱き合って寝るのです。


 ある日、王母娘娘(わんむーにゃんにゃん)がやってきました。


「黛玉は元気?」

「はい、元気に私たちのお乳をいっぱい飲んでくれます、おかげで私たちの乳首は腫れあがっていますが、きっと王母娘娘(わんむーにゃんにゃん)様に可愛がってもらえる、良い女に育ってくれるはずです」


 妙玉の言葉に、ちょっとばかり危険なニュアンスを感じた王母娘娘(わんむーにゃんにゃん)さん。


 そこに李二娘の、とどめのような言葉が、

「黛玉は娘娘(にゃんにゃん)様だけの女奴隷として、身も心も捧げられるように、今から育てようと、妙玉様と話しております」


「いえ、いまからそのような事は……」


「二娘、そのような事は当然なのですから、言葉に出さなくてもよいではありませんか?」

「私は黛玉が物心ついたときには、三人で夜伽をしようと、今から楽しみにしているのです」


「そうですね、三人で足を広げて娘娘(にゃんにゃん)様に御覧いただくなんて事ができれば……」


「娘娘(にゃんにゃん)様、黛玉への祝いはいただきましたが、出来ますれば私たちにも、お祝いを頂きたいのですが……」


 そんなことを云いながら妙玉さん、服などを脱ぎ始めます。

「二娘、貴女も脱ぎなさい、そうだ、二人のお乳を娘娘(にゃんにゃん)様に献上いたしましょう♪」


 せっせと母乳マッサージした結果、二人は母乳が結構出るようになったのです。


 少しばかりメラニンで黒くなった、ぷりっとしたものを見て、娘娘(にゃんにゃん)様さんが、


「ええい、お尻をこちらに向けて、そこに四つん這いになりなさい!」

 

 云われた通りの恰好になる二人です。


「はしたない女たちね」

「娘娘(にゃんにゃん)様、そこは!」

 

 妙玉が狂ったようになっています。

 隣で李二娘がお尻を揺らしています。


 翌日、二人はふらふら、そして二人の喘ぎ声で西岳崋山白雲宮の女たちは目に隈を作ったりしていました。


 可愛い黛玉は西岳崋山白雲宮の人気者、誰もがあやしてくれます。

 中原三宮のチーフウェイティングメイドでもあるアイハンさえも、黛玉をあやしたりしています。


「黛玉は本当にかわいいわね、この娘、間違いなしに絶世の美女になるわ、中原三宮の宝ね、将来は寵妃、それも佳人になれそうよ、いまから英才教育を考えたほうがいいわ♪」


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