第6話 専属の使用人Ⅰ
専属の使用人って何をするのでしょうか。
私自身はよくわかってないので困っている
部分があります。
私は直接綾子に聞いてみようと思います。
「綾子、専属の使用人って何をするの?」
「特にする事はございません」
「えっ? それって使用人って言えるの?」
「言えないわね」
「そうだよね」
本当に困りました。
特にする事がないってどうしようかなって
考えているのですけど、思い付きません。
「綾子が喜ぶ事をする使用人になりたいです」
「なるほどね、それいいわね」
「うん」
「じゃあさ、パンツ見せてよ」
「えっ? 嫌だよ」
「喜ぶ事をしてくれるんでしょ?」
「う、うん」
「お願いね」
「うん」
私は高級そうな椅子から立ち上がると
下に履いている物を脱いで下着姿に
なるというよりパンツ姿になります。
「これでいい?」
「いいわ」
「恥ずかしいよ」
「雪のパンツって薔薇の絵柄が描いてあるのね」
「もう見ないで」
「意外とアダルティーな下着穿いているのね」
「恥ずかしいのに………………」
「もう履いていいよ」
「うん」
私は下に履いていた物を履くと恥ずかしい思い
から解放されるのでした。
私は高級そうな椅子に座ると綾子に声をかけます。
「喜んでくれたの?」
「ええっ、雪のパンツが見れてすごく嬉しいよ」
「綾子が喜んでくれるのなら良かったよ」
「雪もああゆうパンツを穿くのね」
「もう言わないで、恥ずかしいの」
「可愛い、雪」
綾子は私の傍まで来ると私の唇にキスしてくるのでした。
私も綾子の唇にキスするのでした。
「キスするととても気持ちいいわね」
「うん、そうだね」
「それにキスって心の中が落ち着くよね」
「そうね」
私と綾子はまだお話しているけれど、いつに
なったらお話が終わるのでしょうか。
綾子とお話するのは楽しいけれど、そろそろ
お話だけじゃなくて何かをしたいって
思うのは私だけでしょうか。
それとなく綾子に聞くのもいいけれど、
恥ずかしいのでやめます。
綾子からそういう事を言ってくるのを
待つしかありません。
他力本願は良くありませんが、ここは
綾子を信じます。
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