第5話 これから私はどうなっちゃうの!?

未だに私は綾子のお部屋に居るのですけど、

私は綾子とキスしてしまったのです。


そういう関係になってしまったという事は

いいのですけれど、もう後戻りは出来ません。


「雪ってお仕事はしているの?」


「はい、していますよ」


「どんなお仕事をしているの?」


「ごく普通のOLです」


「なるほどね」


「それがどうかしたのでしょうか?」


「いえっ、お仕事をお辞めなさい」


「えっ?」


「お仕事を辞めてね」


「ど、どうしてですか?」


「私の専属の使用人になりなさい」


「嫌ですっ!」


「愛し合う仲なのに裏切るの?」


「うっ…………」


「どうするの?」


私は今、お仕事を辞めるのか、辞めないかの

選択を迫られている。


正直言いますと、どうしていいのかもわからないので

困っているのも事実です。


どうしようかなって考えているけれど、私はお仕事を

やめる事にします。


「わかりました、お仕事を辞めます」


「それでいいのよ」


「お電話したいんだけど、いいかな?」


「ダメです」


「うん」


綾子はお部屋を出ると何処かに行ってしまうのでした。


10分後、綾子はお部屋に戻ってくると私に

こう言ってくるのでした。


「お仕事の辞める件は私からお電話して伝えておきました」


「えっ? まだお仕事の事は言ってないよ」


「私の情報網を舐めないで」


「うん」


私は綾子という存在がすごいというか、

怖いって思うようになります。


「これで私の専属の使用人ね」


「そうですね」


「嬉しくなさそうね?」


「ううん、嬉しいです」


私は綾子の専属の使用人となるのでした。

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