シリーズ002までの登場人物まとめ

ライ・スニーカー

 冒険者崩れの男。仕事は滅多にせず、しても報酬のほとんどは娼婦やストリップバーへの支払いで消えている。身寄りは武器工房の職人だけで、普段はその工房内で寝泊まりしている。使用武器はこの世界では未だ馴染みの薄い単発銃を使用し、用途に応じて弾頭を変える戦術を取っている。

 外見は黒髪の短髪、細身だが背は平均的。肌を隠すように長袖長丈の衣服を好む。革の胸当てと手甲を着け、左腰に剣を、後ろ腰に単発銃を装備している。


フランソワーズ・ハイヒール

『蒼薔薇の剣姫』という二つ名を持つ剣士の女。勇者と共に魔王討伐の旅に出たという実績を持つが、結果は惨敗。現在は新しい勇者のための仲間を探して旅している。戦線に近い町ならば強者がいるのでは、と暫く滞在して仲間を集めている。ライの実力も内心認めてはいるが、得体の知れなさ3割、女癖の悪さが7割と、人間性の低さから本気で誘う気になれないでいる。

 外見は黒い長髪とライより少し低い位の身長。黒よりの肌着の上に蒼い鎧を身に纏っているが、両手足と胸を覆うだけで、機動性を重視している。戦闘時は右手にレイピア、左腕に盾を装着する。


ミルズ・バブーシュ

 ライの奴隷の女。時折現れては、ライの仕事を手伝っているか、エルザにご飯を作ってもらっている。昔ライが博打で手に入れたのだが、『暇な時だけ、俺のところに来い』と命令しているため、常に傍にいることはない。ライの元にいない間、何処で何をしているのかは不明。ただし金銭面でライに無心しているため、働いているわけではないようだ。

 外見は黒髪のツインテールで、非常に小柄。黒のレオタードの上に前掛けのように鎧を身に着け、自らよりも巨大な斧を持っている。斧を持つのは戦闘時のみで、普段の護身用には短剣を二本、腰に差している。


セッタ

 町の情報屋。常に変装しており、男か女かすらも不明。外見的特徴を掴ませない。何かあれば、女遊びをしているライの元を訪れ、無理矢理仕事を与えている。セッタは情報屋としての名前であり、その正体は誰にもわからない。信用されているのは、偏に実績の積み重ねからである。

 外見情報は常に変わるので当てにならない。しかも変装技術が高く、男か女かも悟らせない程、というよりも変装を変える度に、時折『外見の性別』も変えている。共通するのはライと同じ身長であることだけ。


エルザ・クロックス

 武器職人の女。見た目は少女のようだが人生経験が豊かで、彼女を知る人間からは一目置かれている。かつて、『大型大砲の小型化』という命題で某国の研究機関にいたという噂もあるが、真偽は不明。ライの母親代わりをしている(つもりだ)が、知らない人間が見れば『背伸びしている妹をあしらっている兄』の構図しか浮かんでこない。

 外見は紫がかった白髪に低めの身長。ライとは真逆に露出する衣服を好んでいる。見た目こそ活発な少女だが、左目の眼帯が歴戦の風格を醸し出している。


メレディス・モカシン

 旅の武道家。愛称はメル。普段は十字槍を振り回しているが、本来は徒手空拳の方が得意。仕事ついでにケルベロスへと金稼ぎにやってきた。ライとは顔馴染みであり、昔別の町で組んでいた時期がある。その際、ライから廻転銃を受け取っていた。

 外見は黒の短髪で中世的な顔立ち。黒の革製に身を包み、銀の外装で肩、胸、腰、脚を防護している。廻転銃は腰に差し、十字槍を肩に担いでいる。見た目は完全に女性であり、本人も(利益目的に)女性的な口調を心がけているが、実質は男である。

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Time Latency 桐生彩音 @Ayane_Kiryu

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