登場人物紹介(第1章終了時点)
●エミリオ=オルテサンド=アルシアン
●エミリオ=ゲイオ=サイオンジ
・主人公。転生者であり前世は日本人。
前世では地球の神に選ばれて、個人に不運を集めて地球の絶対幸福度を上げるという殆ど無意味な実験の被験者となっていた。結果として日常からして常に不運だったが、他人の不運を引き寄せることによって、不運を彼に預けた者は彼に対して好意を抱くようになり女性の場合は100%恋心を抱くという特異体質になっていた。但し、彼の不運によって女性に告白しようとすると洗脳に近い現象が女性を操って彼以外の男を彼氏として紹介してくるというトラウマを植え付けられた。最終的に特大の不運によって押し潰されて窒息死することになり、死の瞬間に世界中の不運を集めて莫大な負のエネルギーを手に入れた。
死亡時から転生までの間、転生神と邂逅によって友誼を結ぶことになる。
今世においてはアルシアン帝國という広大な領土を持つ帝國の第4皇子として生まれて来ており、普通に考えれば人生勝ち組だったのだが、まだ不運を引き寄せる体質が完全に終わっていなかったのか通常なら金髪碧眼の筈が突然変異で黒髪、右の瞳は赤、左の瞳は緑という
転機は6歳の頃に毒殺され掛けたことによって前世の記憶を思い出したこと。以降は前世で鍛えた不運慣れしている精神力で魔術の研鑽を行い、魔術師、魔法使い、魔王と順番に強くなっていった。
前世において特に女性方面にトラウマを抱えており、幼馴染だったセリナが8年の歳月を経て好意を持っていた彼を差し置いて双子の弟であるユニクスと婚約したことにショックを受けて隙を作り、その隙をもう1人の幼馴染であるユメハに突かれてユメハと結ばれることになった。
経緯はともあれ、前世も今世も含めて初めて手に入れた女性なのでユメハをとても大事にしており、本人に自覚はないがかなり執着している。
魔術、及び魔法によって変身することが可能で、アリサという黒髪黒目の美少女に変身して冒険者としても活動している。当初は自分の魔術の腕を比較出来る人物がいなかったので戸惑っていたが、あっという間にAクラスまで昇格したことや、Sクラス昇格試験に簡単に合格したことで自分の力を把握した。尚、試験には合格したがSクラスは面倒という理由でAクラスに留まっている。
●ユメハ=レイオ=サイオンジ
・メインヒロイン。主人公の嫁。
サイオンジ公爵家という剣の名門家の出身であり、物心付いた頃には既に剣を振っていたという生粋の剣士。サイオンジ公爵家は帝國の守護者とも呼ばれており、世界最強の生物を輩出する家系としても有名。サイオンジ公爵家では女児しか生まれて来ず、その為に帝國で唯一女性が当主となることを認められている貴族家。非常に、というか異常に愛情の深い一族であり、一度見定めて結ばれた男に対して異常といえる独占欲を発揮し、万が一浮気でもされようものなら異常な嫉妬心で男のシンボルを冗談抜きで切り落とす。
エミリオとは8歳に出会って以降、常に一番近くに居たと言っても過言ではない女性であり、エミリオのことは愛称のリオで呼ぶ。同時期に出会ったセリナがエミリオを予約していたので16歳までは自制が利いていたが、当のセリナが本人の意思ではないもののエミリオを裏切ってトラウマを再発させたことによって、自制を振り切ってエミリオを見定めて手に入れた。
サイオンジ公爵家の女は夫に愛情を注がれれば注がれる程に強くなっていくという特異体質の家系であり、彼女もエミリオと結婚して以降ドンドン強くなっているのだが、先達である母親のユキナには年季の差があってまだまだ及ばない。
普段はエミリオ好みの性格として過ごしているが、興奮すると本音が出るのか口調が多少荒くなる。
●セリナエル=ノルダ=カイリナン
・サブヒロイン。ワンチャンあり?
カイリナン公爵家の長女だが、普通の貴族とは感性が違うのか8歳の時に出会った黒髪で
当初は婚約したユニクスに違和感を覚えながらも8年の歳月の影響だろうと考えていたのだが、同盟軍との戦争の最中に癇癪を起こしたユニクスに怒鳴られ、その際にユニクスの瞳を見たことでエミリオとユニクスの決定的な違いを理解すると同時に自力で洗脳を解いて思い出を取り戻した。
思い出を取り戻した彼女は公爵令嬢と言う割にはあまりにも根性のある少女であり、ユメハに奪われたエミリオを取り戻す為にユニクスとの婚約を破棄する為の行動中。
ちなみに第1章では名言されていないがサイオンジ公爵家が帝國の剣の名門であるなら、カイリナン公爵家は帝國の魔術の名門家。
●ユキナ=レイオ=サイオンジ。
・ユメハの母親。
一言で言うなら現時点における世界最強の生物。説明はこれだけで十分。
既婚者であり、ユメハの父親である夫が居るが本編では名前も明かされないし、台詞も存在しないので容姿も性格も不明。
●ユニクス=オルテサンド=アルシアン
・主人公の双子の弟。ライバル(笑)。
エミリオの双子の弟であり帝國の第5皇子。6歳の頃にエミリオを毒殺しようとした張本人。本人の言い分としては廃棄皇子の双子の弟ということで迷惑を被っており、それに対する正当な報復のつもりだった。
帝國の皇子らしく野心が強く、帝位を狙って帝位争いに加わっていたのだが、自分で思う程に優秀ではなかったのか、それとも世間知らずの皇子様だからなのか案外ポカをやらかすことが多く、結局皇太子の座は長男のフリードリッヒに持っていかれた。
●フリードリッヒ
・帝國の第1皇子。皇太子。
名前だけの登場で第1章では登場しなかった。
●ジグセルク
・帝國の第2皇子。反逆者。
フリードリッヒが皇太子となったことに反抗してユニクスに扇動されてクーデターを起こしたが、世界最強の生物に瞬く間に鎮圧されてしまった可哀想な人。
●カサンドラ
・帝國の第1皇女。反逆者。
名前だけの登場で、ジグセルクと共にクーデターを企てたが世界最強の生物に鎮圧された。
●カルディア
・帝國の第2皇女。反逆者。
同上(哀)。
●エルサンドル
・帝國の皇帝。
第1章では出番は少ないが登場しており、台詞もあるのだが殆どモブ。皇帝(涙)。
●転生神
・主人公の初めての友。
転生を司る神であり、前世では不運によって友人が出来なかったのでエミリオにとって初めての友。同時に公平を重んじる転生神にとってもエミリオは初めての友。
地球の神とは違って公平を重視する神ではあるが本人は公平であることに疲れ切っており、地球の神に散々迷惑を掛けられたエミリオに対して《神という区分では特別扱いしてもまだイーブンにならない》として友として友誼を結んだ。
見た目は金髪碧眼の美少年だが苦労神らしく、エミリオに散々愚痴を漏らして鬱憤を晴らしていた。
●セリナの侍女
・名前なし。役職通りのセリナの侍女。
幼少の頃からセリナの世話をしていたが、セリナが洗脳教育されるに当たって反対したことでセリナから距離を取らされ、最近まで近寄ることも出来なかった。
セリナに対する忠誠心は強く、セリナが幸せになる為なら協力を惜しまないが、彼女もまた苦労人。転生神と良い酒が飲めそう。
●セバス
・ユニクスの筆頭執事。故人。
ユニクスの信奉者にして右腕だったが、不用意にエミリオに接触した為に始末されてしまった。彼の失踪によってユニクスの帝位争いは後退することになる。
●冒険者ギルドの関係者
・その他大勢。
第1章の時点では受付嬢や職員を筆頭にギルドマスターも登場するが名前は出ていない。
●首謀者
・宿敵。怨敵。仇敵。
大陸治安維持同盟を設立して帝國の周辺国を巻き込んで大戦争を起こした張本人。名前や台詞は勿論だが、姿や性別すらも不明。
エミリオ関係で転生神に調査されることになるが?
●ケルザッヘル
・Sクラス冒険者。無法王。
強いというだけでSクラス冒険者に昇格して、その権力を盾に好き勝手に暴れていた大男。だが結婚してパワーアップしたユメハには歯牙も掛けてもらえず1発で殴り飛ばされて気絶して、魔法に覚醒したアリサにはビンタだけで殺されかけるという可哀想な人。
最終的にはアリサに催眠魔法で暗示を掛けられて勤勉王に
●トラニアス
・伯爵の三男坊。Aクラス冒険者。
大陸治安維持同盟に参加予定の貴族だったが、アリサを帝國の諜報員だと勘違いして襲い掛かって返り討ちにあい情報を漏らした戦犯。
一応トラニア王国という国の貴族だが――名前が被っているのでどっちか変更するかも。
●メルト
・神官。
トラニアスの従者。
●カミーラ
・魔術師。
トラニアスの従者。
●コロラ
・武道家。
トラニアスの従者。
●トルテラス
・聖国第3聖子。Bクラス冒険者。ハーレム野郎。
ユルグ聖国の第3聖子だが何故か冒険者として各地を回って人助けをしている。善人で助けた女性には好意を持たれるが、逆に男には助けても毛嫌いされるタイプ。息をするように人助けをしては侍らせる女性を増やしていく。
意図したわけではないがハーレム野郎はトから始まる名前に。
●ハーレム要員
・トルテラスの女達。
エミリオを独占して常に1対1で愛し合うユメハと接触したことで価値観を揺らされて苦悩中であり迷走中。
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