第34話◇激突戦、セントールの伝統決闘


「激突戦で決着ですか。セルバンさんも古風ですね」


 小人ハーフリング南方スパイシー種のミトルが肩をすくめる。


「おいサーラント、激突戦てなんだ?」

人馬セントールの決闘のことだ。口で決まらねば力で決める」

「ようするにケンカで決めるんだな。乱暴なことだ」


 まったく、脳筋の|人馬らしいといえばらしいのか。


「で、決闘方法は?」

人馬セントールの伝統的決闘法。ランスによる突撃でのぶつかり合いだ」


 ランス。

 人馬セントール専用槍として、草原の恐怖の代名詞。通常の槍よりに比べてやたらと太い。先端に向けて細くなる特殊な形状。人馬セントールのバカ力と突進力に負けない頑丈さの為に作られた、重く長くさ太い特殊な形の槍。それがランス。

 ランスを構えた人馬セントール相手に、開けた場所で真っ正面から戦ってはまず勝てない。

 大盾と鎧に脚甲で全身完全武装した人馬セントールには、下手な弓矢も下位の攻撃投射魔術も効果は無い。

 頑丈な盾でその突撃を受け止めるにも、力自慢の大鬼オーガでさえ盾ごとぶっ飛ばされる。真っ正面から力でその突撃を止められるのは、巨人ジャイアントぐらいではないと言われている。

 それが人馬セントールの伝統的な戦闘手段。ランス突撃。


 鷹人イーグルスが空から弓矢を使うとか、小妖精ピクシーが空から魔術を使えば勝てる、といった弱点はあるが。空を飛べない種族では勝ち目が無い。

 実際、サーラントのランス突撃を相手に1対1で勝てるのは希少種獅子種のグランシアだけだったし。

 狼面ウルフフェイスのカゲンとヤーゲンは回避するのがやっと。希少種豹種のゼラファも、回避して後ろから追い付こうとして、サーラントの後ろ足に蹴られそうになった。慌てていた。

 突撃してくるサーラントを前に限界まで引き付けて、ギリギリでランスを回避してすれ違い様に反撃できたのはグランシアだけだった。

『最強の双剣』のアダ名で呼ばれるグランシア程の戦闘技術が無ければ、往復突撃するサーラントのランス突撃を回避するのが精一杯で追い詰められてしまう。

 開けて障害物の無い平らなところで、ランスを持った人馬セントールを相手にすることが間違っている。

 シャララが赤い蝶の羽をパタパタさせて、


「で、人馬セントール同士でランス突撃したら、ふたりとも死ぬんじゃないの?」

「試合用の木製のランスを使う。ルールとして地面に転んだ方が負ける。他にはランスを落としても負けになる」

「それでサーラントはセルバンに勝てるのか?」

「むぅ……」


 ローゼットが首を振って、


「ちょっと無理だろ。セルバンは俺とサーラントの武術の師だし。それにセルバンが激突戦で負けたところは見たことが無い」

「サーラント。お前なぁ、相手の得意な手法で勝ち目の無い勝負に乗ってどうすんだよ?」

「ドリン。ランス突撃はただ勝ち負けを競うだけの決闘では無い。相手の信念を推し量る意味もある。言葉の換わりにランスに己の意思を込めて全力で相手にぶつかるんだ」

「なんだその脳筋思考は? それでランスをぶつけ合ってお前ら、解り会えるのか?」

「もちろんだ」

「頭おかしいだろ人馬セントール。つまりなんだ? サーラントはこの激突戦で、勝っても負けてもセルバンを納得させることができるっていうのか?」

「むぅ、そうだな。勝ち負けよりもセルバンを折れさせ、納得させることが重要か」


 そう言ってサーラントは俺の顔をジロジロ見る。なんだ? 顔に虫でもいるのか?


「ドリンのおかげでひとつ思い付いた。そうだな、目先の勝敗にこだわって本来の目的を見失うところだった。俺がセルバン相手に激突戦で勝てるとは思えん。ならば負けてくるとしよう」

「負けても目的は果たせると? いい負け方でも思いついたか?」

「あぁ、負けることで俺の考えをセルバンに理解してもらう。ついでに俺の感じる懸念もセルバンに伝えることができるか。ここはひとつドリンの真似をするとしよう」

「真似だあ? あのな、俺がそんな殴り合いで解り会うとか、筋肉根性物語なんぞしたこと無いだろうが」

「狙って負ける、わざと負けて捕まり目的を果たす」

「そんなことしたことあったか? 俺がわざと負けた憶えなんて無いけどな?」

「以前にそんな策で人間ヒューマンの奴隷商人をぶちのめしたろう」

「あーあれか? あれはアジトの場所を探すのがめんどうだから、やられたふりして掴まって案内してもらったんだ」


 わざと負けたというか、わざと捕まった訳だ。そして奴隷商人のアジトまで案内してもらった。そこまで行けばあとは中からドカーン。


「あのー、ちょっといい?」

「なんだ? シャララ。サーラントの激突戦対策になにかいいアイディアでも?」

「あのね。シャララの友達が昔、人間ヒューマンに拐われたの。でも、カッコいい人馬セントールが助けに来て、いっしょに掴まったはずの可愛い小人ハーフリングの女の子が魔術で誘拐犯とそのアジトをふっとばして助けてもらったって。これ、ドリンとサーラントのことだったの?」


 そういや、あのとき捕まってた中に蝶妖精フェアリーがいたか? サーラントが、ふむ、と、


「魔術が得意な小人ハーフリングは希少種の魔性小人ブラウニーしかいないだろう。と、なるとドリンかドリンの祖父殿になるか」

「でもその小人ハーフリングは女の子だったって」


 ミトルがポンと手を打って、


「それはドリンさんですね。誘拐犯に拐ってもらうために女装しましたから。あたしが可愛い服用意して化粧もしたんですよ」


 ローゼットが呆れたように、


「やっぱやってたか、世直し正義旅」


 セルバンとサーラントの激突戦の準備が終わり、双方距離を置いてランスを構える。

 サーラントは珍しく兜をかぶりヒーターシールドを左手に持つ。これが激突戦の正装のようだ。


「離れてぶつかり合うから激突戦か。木製のランスでも危ないだろう?」


 ローゼットに聞いてみる。ローゼットは、あぁ、と応えて、


「たまに死者もでる。いちおう俺が治癒の加護を使えるから、骨折くらいならなんとかなる」

「あ、ローゼットは神官だったのか?」

「神殿勤めは性に合わなくてね」


 そう言ってローゼットは肩をすくめる。

 ミトルが手に持った鐘を鳴らす。


 カーン。


 草の囁きが鳴る大草原。離れて向かい合う人馬セントール。高く響く鐘の音。緊張が高まる。3回目を鳴らしたら開始というのがお約束だとか。

 ローゼットの部下の人馬セントール小人ハーフリングも会話を止めて注目する。

 草原の中、完全武装で対峙するふたりの人馬セントール

 サーラントのことだから、これで負けてもたぶんセルバンの言うことは聞かない気がする。あいつ頑固だし。だが、大ケガとかされると困る。これから移動しなきゃならんのだし。

 まぁ、サーラントが涼しい顔していたから、勝算があるのだろう。あいつが悩むときはもっと視線が落ちかないときだ。ランスを構えたときには余裕が見えたくらいだ。


 カーン。


 二つ目の鐘の音。さてサーラントは何を狙っているのか。


 カーン。


 3回目の鐘の音。鳴ると同時にセルバンが駆け出す。サーラントは前に数歩進んで止まる。

 どうもいつもの激突戦とは違うようで、見てる奴らがざわめく。

 よく見えるようにローゼットの肩に乗ったシャララが言う。


「サーラント、何を考えてるのかな?」


 あいつが考えるとしたら、ろくでもないことじゃないかな? それを俺の真似っていう言い方はどうかと思うんだが。

 セルバンは更に加速してサーラントにまっすぐ突っ込んでゆく。

 目前に迫るセルバンに対してサーラントは、ランスをポイと投げて手を離す。ステップするように後方に跳ぶ。


「なぬっ!?」


 セルバンの驚愕する声が上がる。

 サーラントはランスをセルバンに向かって軽く投げた。

 勢いのついたセルバンは空中にあるサーラントのランスに、自分から突っ込む形になる。セルバンは左手のヒーターシールドを振り回し、投げ捨てられたランスをはね飛ばす。ガキン!

 その一瞬の隙をついてサーラントは、自分のヒーターシールドで突撃してくるセルバンのランスを逸らす。

 そのまま体制を低くする。後方にステップしたのは突進するセルバンの動きに合わせる為にか。右手をセルバンの前足の間に、左手はヒーターシールドを捨てセルバンの喉に。

 セルバンは左手のヒーターシールドでサーラントのランスをはね飛ばした直後、右手で抱えたランスはサーラントに逸らされて。両手を開いたままサーラントにぶつかる形になった。そのセルバンをバックステップしながら受け止めるサーラント。


「るぅぅあっ!」


 セルバンの突進の勢いを利用して、サーラントはセルバンを肩に持ち上げて放り投げる。

 人馬セントール人馬セントールを肩にかついで放り投げる絵面は、なかなかに迫力がある。

 突進の勢いを利用されてセルバンの身体が宙に浮く。サーラントは最初から投げを狙っていたのか。

 セルバンは身を捻って頭と首を守るようにして地面に落ちる。鎧が地面を打つ音が派手にドガシャンと響いた。


「サーラントの奴が卑怯なことをするとはね。どういうつもりなんだか」


 ローゼットが呟いて倒れたセルバンに近づく。俺とミトルもサーラントに近づく。

 倒れたままのセルバンがサーラントに喚く。


「なんと卑劣なことを! 見損ないましたぞ、若!」


 あれ、けっこう元気だった。頑丈だな。

 サーラントは兜を脱ぎながらさらりと言う。


「確かに卑劣だ。人馬セントールらしい行いでは無かったな」


 ローゼットがセルバンを助け起こしながら判定を口にする。


「先にランスから手を離したのはサーラントだから、サーラントの負けだけどな」

「確かにルールの上では激突戦では俺はセルバンに敗北している。だが、最後に立っていたのは俺で地に伏したのはセルバンだ」


 セルバンも兜を外してサーラントを睨む。


「若、なぜこんな戦い方を?」

「セルバンに知って欲しいからだ」

「いったいなにを?」


 サーラントは腕を組みセルバンを見つめる。


「今のセルバンが人馬セントール全ての弱点でもある」


 セルバンもローゼットも黙ってサーラントの言葉を待つ。セルバンは顔を赤くして怒っているが、俺にはサーラントがなにを言いたいのか、なんとなく解った。

 マルーンの街で暮らし、少しは人間ヒューマンのことを知ったから気がついたこと。


人馬セントールの在り方に誇りを持つのはいいが、他の種族には俺たちのルールは通用しない。特に人間ヒューマンには」

「それで人間ヒューマンの如く汚ない騙し討ちのような奇策を。最低ですな」

「俺もそう思う。やってみて気分が悪い。自ら人馬セントールの誇りを捨てた奇策など、これなら全力で挑んで負けた方が清々しい。だがセルバン。俺がこの戦法を使うとあらかじめ知っていたならどうだ? 俺がランスを手放した時点で格闘戦に切り替えていたのではないか? そうであれば勝ったのはセルバンだ」

「そうですな。奇策など初見の1度きりのもの。2度は通用しませんし、実力とは認めません」

「だが、最初の1回で負けることもある。相手を知らず侮り、こちらのルールで戦うと思い込めば危うい」

「それで人馬セントールの誇りを捨てて卑怯卑劣な手段を使え、と?」

「逆だセルバン。多種族国家のドルフ帝国の人馬セントールが卑劣な手段をとれば、他の種族からの信頼を失う。故に我ら人馬セントールは常に誇り高く在らねばならない」


 サーラントは右手を顔の前でグッと握り締めて、


「相手の奇策も卑劣も卑怯も思惑も、全て知って見切った上で、人馬セントールらしく真っ正面から正々堂々と踏み潰す。これが理想だ」

「それを私に教えるために、あえて激突戦のルールを無視したと?」

「そうだ。たとえ理解できなくとも、相手を侮らずにその思惑を知ることが重要だ。小細工も初めからそうと判っていれば対処できる。逆に知らねばどのような窮地に落ちるか解らん。この千年、テクノロジスとカノン、エルフとドワーフの協力で人間ヒューマンの軍勢は撃退できている。だが百年おきのくだらない戦争はまだ続いている。この人間ヒューマンの侵略を止めるには、奴らのことを知る必要がある。そして知らねば痛手を受ける」


 セルバンは鎧の下から金属の小さな筒をゴソゴソと取り出す。


「これが若の言うことと、どのように結びつくのですか?」

「それがあればドルフ帝国にとって頼りになる種族が味方になる。その上で人間ヒューマンの侵略を止めることができる、かもしれん」

「曖昧な答えですな」

「未来が読めるわけではないからな。だが、これがドルフ帝国と人馬セントールにとって必要だ」

「これの重要性が解っておられますか?」

「解っているからこそ、だ。使うべきときに使う。それに渡すというよりは本来の持ち主に見せるというのが正しいか? セルバン、ちょっと来い」


 セルバンとサーラントが俺に近づく、


「セルバン、ドリンのリュックの中を覗いて見ろ。そっとだ」


 あ、そういうことか。俺はリュックを背中から下ろして口を開ける。他の奴らには見えないように気をつけて。

 訝しげなセルバンがリュックの中を覗くと、


「……スー、……スー」


 ノスフィールゼロは寝ていた。黒浮種フロートは暗くて狭いところに入れると寝てしまうのかもしれない。


「なんとおっ!?」

「ピイッ!?」


 セルバンが驚いた大声で、ノスフィールゼロがビックリ悲鳴を上げて目を覚ます。

 俺はセルバンからリュックを取り上げて中を覗く。ノスフィールゼロは何が起きたかとパニックになっている。ブルブルと震えて半泣きになってた。


「あー、落ち着けノスフィールゼロ、大丈夫怖くないから。驚かせて悪い。今の悪人つらは怖い顔してるけれどサーラントの知り合いだから。大丈夫だから、怖くないから大丈夫」


 リュックの中のノスフィールゼロが落ち着くまで、よしよしと慰める。驚き過ぎだセルバン。そのセルバンの背中をポンと叩いてサーラントが言う。


「さてセルバン、理解して納得したならばそれを渡してもらおうか」


 セルバンは手に持った金属筒を見てサーラントを見る。眉間の皺もとれて冷静になったようだ。


「確かに若が奇策を使うとは思わなかったのが、私が不様を晒した原因ですな。そして私が人間ヒューマンを知らぬままに軍を指揮すれば、今回のように奇策に嵌まる懸念がある、ということですな」

「セルバンだけでは無い、俺も同じだ。過去の戦史でも大きな損害が出るときは敵の策に嵌まったときだ。俺には予想外の戦術の恐ろしさ、というものを知る機会があったから気がつけた」


 そう言ってサーラントは俺を見る。ん? 俺がなんかしたか? 突っ込むだけのサーラントから見ると、俺の知恵はそんなたいそうな戦術とやらに見えるのか?

 セルバンは納得したように頷いて、


「それに彼らであれば我々よりこれの扱いに長けることでしょう。これで彼の者が味方になると?」

「すでに仲間であり友である。彼らにはいろいろと作ってもらってその礼も返していない。それに俺は彼らの力になると約束もした」

「そうですか。うむ、激突戦でしてやられたことには納得しずらいですが、若の言いたいことは理解しました。ならばこれは若に預けましょう。ですが彼らについて詳しく聞かせて頂きますぞ」

「もちろんだ。それと、先ほどの激突戦はランスから先に手を離した俺の敗北だ。セルバンの戦績にキズはつかない。だがいずれ俺が力をつけたときに改めて挑戦させてくれ」


 サーラントはセルバンから金属の筒を受け取る。そしてふたりは握った拳をガツンと合わせる。セルバンは少し笑って、


「いつでもお受けしましょう。しかし若はさかしくなられましたな。ただがむしゃらに突き進む若造ではなくなりましたか」


 ローゼットも頷いて、


「そうだな。サーラントがセルバンを説得するとは思わなかった。力づくでセルバンが根負けするまで何度でも挑むのかと思っていた」

「俺も学ぶ機会があったからな。それと、ただ突撃するだけでは勝てない相手と出会えて訓練できたことも幸運だ」


 サーラントは、機会があれば他の種族の戦士と手合わせしたがるグランシアとゼラファの相手をしていたからな。そして戦闘に自負のあるサーラントでも1対1で突進の使えない状況だと、グランシアにゼラファ、カゲンとヤーゲンには勝てなかった。

 サーラントは重々しく言う。


「それと、セルバン、ローゼット、ミトル。これから俺が話すことを聞いたならば、俺とドリンの計画に手を貸してもらうぞ。秘密は厳守してもらう」


 ローゼットが慌てて手で遮るようにして、


「いや待てよ、セルバンがそこまで気を使うような代物なんだろ? それを使う計画ってなんだ?」

「そうだな、人間ヒューマンの国をひとつ引っくり返すようなものだ」

「おいサーラント、お前はまた騒動に首を突っ込んでんのか」


 おとなしく聞いていたシャララが元気よく、赤い蝶の羽をパタパタさせて飛び上がる。


「そう! すっごく楽しいよ! この世界の不思議に触れる、5千年の隠された秘密の一端を見ることができる場所での、トンデモビックリ計画だよ!」


 ミトルがうふふ、と、あ、目が笑って無い。


「その話は誰にも聞かれないとこでこっそりしましょうよ。それとローゼットさんが知りたがってたその筒の中身も、ドルフ帝国の機密文書なので、サーラントさん、そこで開けないでくださいねー」


 セルバンとローゼットが慌てて辺りを見回すと、俺達に注目してたローゼットの部下、人馬セントールふたりと小人ハーフリング4名は急にそっぽを向いて食事の準備について話をはじめた。そしてテントに向かって行く。

 俺達、聞いてませんよアピールをしっかりとしながら。


「いろいろとしつけられてるの?」

「流石はドルフ帝国兵士だな」


 シャララと俺はドルフ帝国兵士の練度の高さに感心する。





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