第2話

 洋服ダンスの奥から、着替えを探す。なぜか季節が感覚と違っているようなので、とりあえず半袖のシャツとジーンズを引っ張り出して着替える。弓子は水玉のファンシーケースの中から、ニットのベストを一枚出して、エプロンと取り替えた。

「あなたがここにきたと思ったのはいつ?」

 一旦、ベッドに腰かけた弓子が、タバコを探して部屋の中をうろついていた章平を振り返っていった。

「いつって、目が覚めたら君がいて・・・」

「そう、私もお料理を作っている夢をみていたと思ったらあなたがいて・・・」

「お互い自分の夢だと思い込んでいたわけだ・・・」

 いいかけて、ふと湧いた疑問をただしてみる。

「その料理の材料は、君が最初にここにきたときからあったのかい?」

「あら、そういえば・・・冷蔵庫に全部そろっていたわ」

「君は酒やタバコはやらない?」

「そんな毒物、死んだって飲まないわよ」

 互いの願望には利害の要素があり、せめぎあった末、消えてしまった物と残った物と新たに得た物とがあるらしい。料理の材料など章平の眼中にもなかった物だが、弓子のテンションは高かったらしい。酒やタバコも章平の欲望より弓子の

拒絶反応の方が強かったということになる。

 それとなく部屋の中身を照合してみると、なるほど、互いの願望の寄せ集めに見える。多少、ずぼらな分だけ章平の方が負けている。が、必須アイテムに思えた彼女のミッキーマウスの目覚まし時計と、章平のオハヨウコールくらいにしか用を足さない電話は見あたらない。皮肉にも目覚まし器具は、決して切望した生活品ではないということである。

「おかしいわね、こんなところで本音の部分が見えてくるなんて・・・」

 察した彼女も苦笑した。が、まさか、と首を振る。

「こんなバカなことってある? 一体どういう現象なのかしら・・・」

「きっとテレポーションなんとかってやつだな。要するに意識の中の出会いみたいなものだよ」

 もっともらしい解説をするが、アニメやロールプレイングゲームで聞きかじって脳味噌に付着していた、無責任で幼稚な浅知恵にすぎない。

「まるでおとぎばなしじゃない。のんきね、あなた・・・でも、なぜ見ず知らずのあなたと?」

「願望の波長が偶然一致したんだろう。ひょっとして、男と女の相性診断か結婚のためのシミュレーションゲームだったりして。ははは・・・」

 章平はカラ元気だけで笑った。が、フェザー級のしゃれにしかならない。彼女がにらむ。

「私はあなたになんか抱かれたくないわ!」

 どうやら、彼女はおとぎばなしの世界に浸るつもりはないらしい。どこかで間違って生じた願望のニアミスに憤慨している。触発されるように、章平の腐って発酵しそうな脳味噌の根本でオトコの意地がもがく。

「僕だって、君なんか趣味じゃないよ!」

 心にもないことを口走る。失礼ね、と口を尖らせた弓子だったが、すぐに、

「けんかしてる場合じゃないわよ。こんなところで迷子になってなんかいられないわ。とにかく原因を探りましょ?」

 真顔になって立ち上がった。そうだ、早いとこ出口を探そう。章平も団結の意を表明して、彼女の尻のあとに従う。

 ドアを開けると、一瞬、まばゆい日差しに目がくらんだ。昨日までの真冬の光景とはほど遠い景色が広がっている。確か十二月の半ばだったはずだが。一旦、彼女にならって履きかけたスニーカーを脱ぎ、サンダルに履き替える。夏は水虫予防にサンダル履きと決めている。

「散歩のつもり?」

 冷ややかに一瞥した弓子が、ちくりとトゲを刺す。いちいち他人の言動にケチをつける癖があるらしい。

「君はジョギングのつもりか?」

 負けずに言い返すと、

「私は冷え性なのよ」

 とあっさり答える。この陽気にか。きっと冷血動物なんだろ、とおまけをつけてやる。単細胞よりましよ、とめげそうなおつりが返ってきた。

 二階建てのアパートらしい外階段を降り始めると、そんな弓子の態度も一変した。

「くちなしと紫陽花が咲いているわ」

 陽光にきらめいている花を指している。見えるわよね? と確かめるように、もう一度、ほら、と章平を振り返る。見えるよ、とそぶりで応えながら、章平も彼女のあとをついてゆく。互いを探り合ったり牽制しあったりすることから、徐々に、陥った境遇をわかちあうことに目が向けられ始めた。ゆっくりと確かめ合いながら、二人は見果てぬ世界へと降り立った。回りは欅の高木が天を突いてそそり立っている。きらめきそそぐ木漏れ日が眩しい。

 振り返って仰ぎ見ると、サイディング貼りのしゃれたヨーロピアン風の建物である。アパートにもマンションにも見える。が、住人の気配はない。二人がいた部屋のテラスにだけブライダルな風がそよぎ、ショーツとブラジャーとトランクスが舞っている。半分は章平の願望が描いた景色である。残りの半分は弓子のものだ。

 それとなく眺めると、互いの願望は妙に調和して見える。譲り合うでもなく、主張し合うでもなく、自然に解け合い、寄り添っているかのようである。平和とはきっとこんな風景のことをいい、幸福とはきっとこんな生活のことをいうのであろう。

 一時、甘い誘惑に魅せられていたことがある。そこでは弓子ではない、別の女がエプロンをつけて章平と暮らすはずであった。今でも苦渋が沁み出してくる後味悪い記憶の中には、章平をあざける声が聞こえる。

 奈美はコンパニオンを称する、容姿の派手な女だった。配送センターに勤める同僚の西条から紹介された。もともとは、テレクラ通いのナンパ男だった彼が貢いでいた女の一人である。

 一日の配送業務が終わった頃、倉庫を訪ねてきた奈美と視線が合った。すぐに西条の連れだと分かった章平は、それとなく会釈し、ロッカールームにいた彼を呼んでやった。着替えを終わって現れた西条が、いつになく不機嫌な顔で奈美を迎えた。が、すぐに章平の元へ引き返してきて、相談に乗ってくれ、と小声で耳打ちした。

「実は俺、今日は別のナオンと約束があるんだ。悪いが、あのコをおまえのバイクに乗せてやってくれねえかな?」

 いつも男の勲章のようにして女をはべらせている彼にも、ときに勲章の重さに手を焼くことがあるらしい。自業自得だ、と最初は鼻先で嘲って断った。が、あの女もおまえに気があるそうだ、と逆に気をそそられた。

「その気があるなら抱いてもいい・・・」

 思わず喉から手を出した欲求不満のオトコが、気がつけば彼女をバイクに乗せていた。バイクともなれば、いやでもオンナの体温を背中で受け止める。潮風を爽やかに切って湘南辺りを一巡りし、今日は楽しかったよ、の清らな挨拶ひとつで済まされそうな雰囲気でも、純情な相手でもない。ままよとばかり飛び込んだホテルで、わたしは男運のない不幸な女、と泣きおとされる。情が絡み、すっかり惚れられた気分で求愛し、いつしか結婚の契りまで交わしてしまっていた。

 あるとき、ワンルームの小ぎれいなマンションを見つけた奈美が、ねえ、買って、と男心をくすぐるように甘えてせがむ。一切れのパンと一杯のコーヒー、昼飯屋のお好み弁当とカップヌードル、一箱のセブンスターと一缶のビール。そんなつましい生活が、ようやく男を上げる値打ちになった。高校中退のハンデをはねのけようと、しゃにむに働き、蓄えた、十年間の涙ぐましい汗の結晶である。他に取り柄もない章平が、唯一、胸を張って生きてこられたのも、その通帳のおかげであった。最愛の女のために捧げるものと決めていた。早速、契約のために半分を下ろし仲介の不動産屋に支払った。残りの決済は物件引渡しの日、二人が

入籍する同じ日でもあった。

 独身生活と安アパートからの脱出の準備も整ったその日、章平は婚姻を届けに役所へ、奈美は預金を下ろしに銀行へと出かける。待ち合わせの時刻になっても彼女は現れない。不通の電話に、もしや、とあわてて彼女のアパートに出向いたが、既に部屋はもぬけの殻であった。預けていた通帳も印鑑といっしょに消えて

いた。すっかり女房気どりだった女に、ふと気を許した愚かな男の顛末である。

 悪夢は重なるものである。打ちひしがれ、解約に訪れたマンションの仲介業者まで店を畳んでゆくえ知れずであった。このときほど、己の愚かさをさげすみ、世間を恨み、幸福という風を振りまいて行き交う人間や、犬や猫を妬ましく思ったこともない。以来、章平はヘビー級の惨めで、哀れで、不幸な男に成り下がって生きている。


 アパートを囲む欅の木立をくぐり抜けると、視界が開けた。手入れの行き届いた芝生の庭園にはサルビアの燃え立つような花壇に沿って、ベンチが点在している。噴水のしぶきが舞う小池にはのどかに水鳥が小波を立て、池から続く遊歩道にはたいさんぼくの並木があって、梢の上からミルク色の大輪の花をのぞかせている。季節はおおむね六月といったところか、青葉には初夏の日差しが跳ね回っている。まるで映画のラブストーリーに出てきそうな風景である。

「あ、これ私の景色ね」

 章平の前で立ち止まった弓子が、両手でファインダーをのぞくようなしぐさをしていった。しなやかに髪をなびかせて振り向いた顔には。少女のようなあどけない瞳が輝いている。

「君はどこかのご令嬢かい?」

 章平は面映げに彼女を見やった。

「え?」

「ずいぶんロマンチックな場所に住んでいるんだな・・・」

 初夏の陽気をほほに染めた顔の弓子が、

「私がお嬢様であなたが下僕? そういう趣向も悪くはないわね」

 と章平のほころびた自尊心をクチバシで突くようにからかった。

「年上の男を手マリにするな!」

「手玉でしょ?」

「そうともいう・・・」

 くすくすと背中で笑っている弓子を、章平はあきれ半分で眺める。いつのまにか迷子の不安から解き放たれ、愉しんでいる様子である。ひきかえ、すっかり彼女の景色に取り囲まれて途方にくれているのが章平である。まさか、ここで彼女と暮らすことにはならないだろうが。ふと、それも悪くはないと、ごくりと媚薬を呑み込んだ顔のオトコが誘惑する。仮にお嬢様気取りの彼女の尻に敷かれて生きたとしても、現実の空虚な生活に比べれば天国である。

 小道を歩き始めてしばらくすると、あ、と不意に弓子が声を発した。丸い目になっている彼女の視線の先をなぞると、芝生の上に鳩が群がっている。ウッソー

と、目を細めた弓子が、

「オバサーン!」

 と叫んで駆け出した。こんなところで独りにされてはかなわない、と章平も彼女のあとを追っかける。

 ポップコーンを頬張りながらベンチで鳩と戯れていた初老の婦人が、二人に気づいて立ち上がった。まあまあ、と大仰なさまで弓子を胸の中に迎え入れる。

「ユミちゃん、そんなに力いっぱい駆けて、大丈夫なのかい?」

「うん、ほら、子犬みたいに元気でしょ?]

 弓子が婦人の回りを飛び跳ねてみせる。そうかい、そうかい、と相好をくずした婦人が、

「わたしも、ほら、杖なしで歩けるようになりましたよ」

 と両手を広げて見せる。わあ、とすっかり少女になった弓子がまた跳ねる。ひとりカヤの外にとり残された格好の章平は、二人の無邪気な様子を横目に見ながらベンチに腰を下ろす。かたわらにあったポップコーンを摘んで、気の無い顔で鳩に餌をやる。おやおや、と章平に気づいた婦人が顔を振り向けた。

「あんたは、このコの彼氏かね?」

 残念ながら、まだそこまで親密な仲ではない。とんでもないというそぶりを見せると、すばやく割って入った弓子が、

「ヤダ、オバサン、この人なんでもない人なのよ。勝手に私のお尻をおっかけてきてるだけなの」

 と章平を彼女のシッポに仕立てた。協力と団結の誓いはどこへやら、真っ赤なウソとアカンベで、赤の他人になりすましている。怒るぞ! 血の気の失せた顔でにらむ。と、

「ホントはいっしょに寝たの」

 と、いきなり逆立ちした顔でほざく。指一本触れた覚えもないのに、どうやって寝たというのだ。章平が絶句しているそばで、そりゃ、さぞかし幸せだったろうねえ、と婦人が輪をかけてざれる。イイカゲンにしろ、と眉を吊り上げると、まあまあオボッチャマ、と穏やかな目つきで婦人が笑った。

「オボッチャマ? 僕はオボッチャマみたいのじゃありません。鈴木章平という普通の青年ですよ」

「これはこれはほんに失礼を申しました。わたしはこのコの伯母ですが、いつまでもこのコが子供のように見えましてね、つい、あなた様も学生さんかと。で、なんとおっしゃいましたっけ?」

「だから鈴木章平ですよ」

「ああ、そうでしたか、アオヤマシュウヘイさんでしたか」

 どこからそんな名前が出てくるのか。

「あのですねえ・・・」

 かたわらで笑い転げている弓子を見て、これ以上は問答無用だと察した。まともに話のできる相手ではなさそうだ。

「このコは感受性の豊かな子でしてね・・・」

 乱調子な気性はわかる。が、身内びいきの賛辞であろう、その性格の豊満さにはついていけそうもない。

「ほんに気立てのイイ優しいコですよ。ヤマダさんといいましたっけ? ああ、ヨシダさんでしたか。わたしからの身勝手なお願いですが、どうかこのコを幸せにしてやってくださいな。このコも一生懸命タシロさんに尽くしますでしょうし

わたしの直伝のお料理も、きっとカネコさんのお気にめしますでしょう」

 耳の穴に名簿の束が詰まりそうだ。が、どこか憎めない、陽気な人の好さそうなオバチャマといった風情である。章平がオバチャマをもてあましている様子を見かねたのか、ようやく助っ人に入った弓子が、

「伯母さん、あやとりしない?」

 彼女の手を引っぱった。隣のベンチに誘導して座らせる。弓子は手編みのベストの裾から糸を一本抜き取って輪を作り、さあ、と伯母さんに向き合う。おやまあ、と嬉しそうに伯母さんは弓子の手から指を絡めて糸をたぐる。

 互いに指を絡ませ、手を繰り、腕を回して糸を取り合う。これが、あめんぼ、鬼の面、海がめ、鉄橋、と二人の織姫が糸模様を虚空に描く。こんなところで、あやとりもないものだ、とあきれているが。なかなか器用なものだ、と彼女らの指さばきに感心もしている。と、

「オニイサンもどう?」

 童顔になった弓子が振り向いた。かぶりを振って、趣味じゃない、と断わる。

仲間に入りたくても入れない。いまだに蝶結びもまともにできない不器用者である。そう、じゃあ、見てなさい、と弓子。章平はしばし、童心のあやなすのどかな光景に見入った。

「オバサンのお料理とあやとりの腕前は日本一なのよ」

 弓子が自慢げにいうそばで、

「あらら、絡まってしまいましたよ」

 日本一のオバサンの手先がもつれている。壊れた模様を眺め、

「わたしの指では、もうこれ以上はとれません」

 そろそろ行かなければならない時間になってしまいました、と伯母さんが立ち上がった。どこへ行くの? 寂しげに見上げた弓子が、

「私も連れていって・・・」

 すねた目でせがむ。目を細めた伯母さんが腰をかがめて、ベンチの弓子を抱きしめる。耳元で何やらささやいてから、

「すこやかにお過ごしよ・・・」

 言い残した伯母さんは、鳩の群れを連れて静かに去って行った。見送る弓子の目がうるんでいる。ついて行かなくていいのか? それとなく彼女を窺う。と、

「来てはいけないって・・・」

「見かけによらず薄情なオバサンだな」

「伯母さん、脳梗塞で倒れて・・・三年前に亡くなったのよ」

 地平線に向かって小さく丸まってゆく影に、さようならの言葉を告げている。気の毒に、と改めて見やるが、既に鳩の群れも彼女の伯母の姿も霞のように消え失せている。もしや、ここはあの世との国境では? ふと、妙な気持ちが脳裏をよぎる。

「あのオバサンについて行ってれば、天国へ行けたのか?」

 吐息混じりに漏らした声に、微かな願望のささやきがにじむ。え? うなだれていた弓子が、弾かれたようにうなじをもたげた。

「私もあなたも死んでるってこと?」

「死にかけているっていったほうがいいのかな・・・」

 なぜか、そんな気がしただけだが。天国がこんなにのどかな国なら、いっそこのまま身も心も溶かしてしまいたかった。死ぬ手間も三途の川を渡る苦労もないのなら、それに越したことはないではないか。今さら現実に帰ったところで、章平を待っている者など誰もいない。心を残してきたものも何もないのだ。待っているのは、狂おしい虚しさと侘しさと惨めさだけである。

「もしかして、あなたがここに来てしまったのは自殺願望だったんじゃない?」

「そうかもしれないな・・・」

「他人ごとみたいにいって、あなたのようなひとには自分ってものもポリシーってものもないのでしょうね」

「ぽりしー? そんな癌の幼虫みたいなのは飼ってないな」

「残念だけど、私はあなたみたいにいいかげんなひとにつき合うつもりはなくってよ。まだやり残したことがあるのよ」

「ここじゃできないことかい?」

「こんなわけのわからない世界で、何ができるっていうの?」

 ママゴトやあやとり遊びならできるだろう。その気になれば、恋だってできるじゃないか。

「ゲームじゃないのよ。本気で生きなきゃできない事だわ」

 本気で生きるというのは、どういう生き方なのだろう。仕事をし、金を貯め、飢えない程度に食べて、寝て、ときどき酒を飲み、運がよければ恋をし、結婚し、家庭を作り、子供を育て、老後の蓄えをして・・・本気であろうがなかろうが、しょせん、人生とはそんなものであろう。

 うつむいた弓子が肩を震わせている。泣いているのか? 垂らした髪の奥をのぞきこむように、そっとその肩に手を差し伸べる。と、彼女は章平の手を振り払い、駆けだした。

「どこへ行くんだ?」

「出口を探すのよ!」

 そうか出口だった。今、二人が納得しているゲームはそれだ。促されて立ち上がったが、体の節々に奇妙な鈍痛を覚えた。

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