老界王神様に才能を引き出してもらいたい
限界を超えて。
引き出してもらいたくないですか?
それがダメなら、最長老様に潜在能力をすべて引き出してもらいたい。
ノーリスクで。
最悪、超神水でもいい。
あれは十割死ぬらしいので出来ればやりたくないけど。
いますよね。
誰……とは言いませんけど、「あの人は優秀な編集者、アドバイザーがついていたおかげで大成したのだなぁ」という漫画描きの方って。
児童向けっぽい、ちょっと朴訥とした雰囲気の名前をつけられるはずだったキャラを、担当編集者の強い勧めで中二病感あふれる名前にして成功した、某海外で絶大な人気を誇る漫画家さんとか。
本来、脇役の一人として考えていたキャラを、担当編集者の強い勧めで主人公に据えたところ、記録的な大ヒットを飛ばす事となった、某海外で絶大な人気を誇る漫画家さんとか。
本人にも勿論光るものがあったけれど、担当編集者が優秀で、元からの才能にますます磨きをかけて大成功した方々。
ラノベでもいるのかも知れませんが、寡聞にして存じ上げない。
が、漫画だとまれに、風の噂に聞きます。
ラノベで漏れ聞くのは『SAO』を発掘した三木一馬さんですとか、『ゴブリンスレイヤー』を発掘したGA文庫編集者さんとか、〝発掘〟は聞きますが、なかなかもう一歩踏み込んだ話って出回らないんですよね。
※ あっ。
そうか、ラノベにはあれがあった。
タイトルを変えたところ大ヒット!
作者による原題、『夢見るままに待ちいたり』を『這いよれ! ニャル子さん!』に変えてヒットを飛ばした事例がありましたね。
タイトル変更系はラノベでは結構聞きます。
※ ただ、今回の話から外れるので、ここら辺を語るのは割愛させてください。
編集者さんとゼロから相談しながら作っていって、結果、記録的なヒットを飛ばした作品! っていうの、ラノベだとあまり聞かなくないですか?
もしかすると、漫画と比べてラノベは30年くらい歴史が浅いですから、経験知が溜まっていない可能性はありますね。
そもそも、出版不況が叫ばれて久しい昨今、かろうじて漫画の売り上げで黒字を保っている出版社も多いと聞きます。
ラノベでも売れている作品はありますけど、少なくとも漫画より売り上げは低いはず。編集者なんていう高給取りを何人も抱えている余裕なんてどこの編集部にもないと思う。
それなのに、出版点数は増加傾向。
編集者一人が担当する作家の人数が、漫画編集者と比べて多いのかも知れないな、という推測は容易に成り立つわけで。
例えば漫画の場合だと、編集者は一人で二~三人の作家を担当するとか、大御所漫画家には逆に一人に対して二~三人編集者がつく、なんて、お仕事系の漫画や小説でたまに読みますが。
それに対してラノベの編集者って、一人で何人担当しているんだろう?
ツイッターで担当作品の宣伝をしていらっしゃる編集者さんなどを見ていると、一人で五人~六人は担当していそうな印象がある。
完全に憶測でしかないが、少なくとも漫画の二倍ぐらい担当していそう。
そうなってくると、経験知とか云々の問題以前に、仕事量的に、やはり一人一人とじっくり企画段階から案を練って作家を育成、なんてのは難しいんじゃないかなと思います。(全部憶測です)
いや、あるとは思う。
「企画考えて持ってきて」と言われたって話は聞いた事があるので、そこからヒットに繋がった作品もないではないと思う。
ただまぁ、カクヨムもそうですけど、今の、ウェブの人気作品を書籍化っていう流れ、〝作り上げていく〟じゃなくて〝既にある〟作品を見つけ出して青田買い、という流れにどんどんなってきている気がするラノベ界隈。
漫画ですらそうなんだもん。
ウェブで先に〝当たっている〟作品を書籍化、っていう流れが最近多い。
『編集者不要論』なんて昔から密やかに囁かれていましたが、最近とみに現実味を帯びてきている気はします。
でも、よ。
でも、俺は……、
有能な編集者に〝育成〟されたいんだぁー!
皆さん〝進撃の巨人〟って漫画、ご存知ですか?
むちゃくちゃ売れているので知らない人の方が少ないと思いますけど、まぁ、タイトルの通り巨人が出てくる漫画です。
これ、作者的な〝狙い〟と物語の最序盤に話題になったポイントが明確に違うっていうインタビュー記事があるんですよね。
作者が本当にやりたかったのは巨人vs○○(ネタバレ防止)だと作者本人が言ってます。連載前の、彼が漫画賞に応募した段階の原稿でも、その展開はしっかり描かれています。
けど、連載でその展開に入るのは第二巻の中盤以降。
アニメでは第七~八話から。
俺の記憶では、進撃の巨人って第一巻からもう既にめちゃくちゃ話題になっていたと思います。っていうか、第一話の時点ですごいのが来たぞ、と話題に上がっていた。
にもかかわらず、作者が本当に描きたかった展開は第二巻から。
つまり、作者自身の狙いとは別のところで売れて、話題になっているんです、この作品って。
よく、
自作のアピールポイントは作者自身が認識していなければならない、とか、
作者自身がアピールポイントを認識している作品は面白い、とか、
あらすじを読んだだけで面白い作品は、作者自身が自分の作品のウリを認識している証拠なので内容も面白い場合が多い、
みたいな話、聞きませんか。
これ俺、数億回は聞きました。
事実だと思います。
事実なんでしょうが、作者がウリだと思ってないところに商機を見出し、再構築させて実際に売れる作品にする人、というのも存在するわけです。
それです。
つまりそれをされたい。
他人の力で売れだいッ!(ドン!)
【タヌキが出ます】
『桃源水滸伝』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054893542939
もうさぁ。
自分のスキルツリー、自力で開拓する余地ほぼ残ってない気がするんだよな。
いや、ダメなとこはいっぱいあるよ?
ただ、そこを自力で開拓する余地がもうあまりない気がする……!
スキルの開放条件に『プロの介入』みたいなのがある気がする!
もうプロの手でも開拓する余地残ってないかも知れないけども~
開拓されたことないんだからもしかしたらお宝が眠っているかも知れない!
その可能性に賭けたい!
というかもうそこに賭けるしかない!
でもまぁ、人情としては、スキルツリーがまだ全然開いていない、書き始めたばっか(なのにキラリと光る才能の片鱗を感じさせる)人の方を、担当したいだろうなとは思う。
なにもわざわざ、もう開拓の余地残ってなさそうなやつ担当したくないよね。
開放条件に『プロの介入』のスキルが眠っている可能性自体がまず低く、そのスキルも他の劣化版の可能性だってあるわけで。
だったら、一緒に次はどのスキルパネル開くか考えていけるような新人の方を担当したいでしょ。
それに、俺も正直そこそこ長く書いてきて(勿論もっと長く書いている人はいるにはいるけど)段々頭固くなってきている自覚はある。
もうだいぶカチカチ。
基本、人のアドバイス受け入れられない。
書き始めた頃はめちゃくちゃアドバイス聞いてたんだけどな。
つまり、最長老に頼っても余白がほぼなさそうなので、俺はもう老界王神様にどうにかしてもらうしかないのである。
まだまだ愚痴りたい事はあるけど、今日は終わり。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます