アドバイス罪
ツイッターで、『小学生アイススケート選手へのファンレターは、アドバイス厳禁。泣きだしちゃう子もいるぐらい』ってツイートがバズってたのを見て、
ほんま!
ほんまほんまほんま!
ほんま! それな! ほんま!
となった。
ところで皆さん、アドバイス罪をご存知ですか。
あきまん先生というイラストレーターの方が生み出した概念で、先生に何らかのアドバイスを送るとブロックされる、というものです。
あきまん先生の場合、徹底していて、「カメラを買おうと思う」といったツイートに対して「○○から出ている、××というカメラが良いですよ」とリプライを送っただけでもブロックされる。
あきまん先生曰く、「俺があれこれ悩んだり、思いを巡らせたりする自由を阻害しようとした」ので有罪、らしいんですけど。
小説書きって今まで会ってきた小説書きの九割がそうだったから、ほぼそうだと思うんですけど、知識マウント、アドバイスマウント取りたがりが多いと思うんです。
以前、みんなでショートショートを書こう、みたいな生放送の企画に参加したことがありまして。
まぁ、とある人がホラーを書いたんですよ。
短いながらにまとまっていて、ちょっとドッキリする仕掛けもあって。
うまいな、と思ったんで、褒めたんですよね。
そしたら、「これはね、叙述トリックっていうんだよ」
煽りか?
煽りじゃないとしたら、本気で俺が、この俺様が、叙述トリックすら知らない小説素人に見えたのか?
あの場にいた人間全員、小説はそこそこ書いていて、読むほうも結構読んできている人達ばかり、とお互いに認識していたはず。
みんな、あれ読んだこれ読んだって、企画の前段階で話していたからね。
叙述トリックを使いこなせない人はいたかも知れないけど、叙述トリックを知らないという人はさすがにあの場にはいないと思っていた。
少なくとも俺は。
それなのに「これはね、叙述トリックっていうんだよ」??
はぁーーーー? 4ねぇーーーーーー!!!!
何でお前らは!
相手をナチュラルに見下すんだ!
小説書き共!
何でお前らは!
マウントを取りたがるんだ!
他人の作品のアラを指摘できたからって、お前の小説が人気出るわけじゃないんだぞ!
せめて、相手がどの程度書いてきているのか、見極めてからマウント取れ!
これでもそこそこ長い間小説を書いてきたので、マウントを取られるたびに「それン年前にも聞いたわ……」と思っている。
小心者なのでその場では反論できないんだけど。
「お前はこの俺様にアドバイスできるほどの人物なのか?」
と心の中では思っている。
まぁね、だからといって、俺より執筆歴長い人にマウント取られたらそれはそれで「小説は執筆歴の長さじゃねえだろう」と思うし、
執筆歴でも、読者数の多さでも負けてる人からマウント取られても、「俺みたいな小物にマウント取って何が楽しいんじゃ、性格クソ悪野郎が」と思うんだけど。
アドバイスって本当に害悪ですよ。
基本、相手を下に見てないと出来ないからね。
お前が考えたことぐらいこっちも考えとるんじゃボケが!
考えたうえで、自分の特性上できなかったり、克服しようとしていても苦手だったりしとるんじゃダボが!
今まで、作家志望者からのアドバイスで、虚を突かれたり、思わず膝を打ったりしたこと一度もないからね。
じゃあ、斉藤さんは絶対にマウントを取ったりしない、
他人に、聞かれてもいないアドバイスを送ったりしない人なんですね!
安心して斉藤さんと交流できるなぁ!
と思われた方すみません。
ここに書いてきたこと全部、俺もよくやる……
まだまだ愚痴りたい事はあるけど、今日は終わり。
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『桃源水滸伝』
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