ピンクヘア男爵令嬢達と悪役令嬢様
「まあまあまあ、これはピンクヘア男爵令嬢様、ごきげんよう!!」
ピンクヘア男爵令嬢が近づくとくるっと後ろを向いて手をパアンと叩いて大声で声をかける悪役令嬢
みんな、何事かとそっちの方を向く
衆人の注意を引いてぶつかられて突き飛ばしたとかいう濡れ衣を回避する作戦に出た悪役令嬢
ちっ!と舌打ちしてピンクヘア男爵令嬢がその場を立ち去ろうとすると、
「オーッホッホッホッ!
公爵令嬢様に声をかけて頂いたのに、何その態度、無礼ね、やっぱ、前世がトイレモップの方は違うわね!」
仁王立ちで腰に手を当てて高笑いの金髪縦ロールの伯爵令嬢。
「モップと違うもん!」
うるうるの涙目で訴えるピンク令嬢
「ひどい、そうやって私をいじめる!!」
「あら生意気ね、貴族社会のことをご存知ないのね、これくらいイジメるうちに入らないわ」
そこに二人目の金髪縦ロール令嬢が腕組みして登場。
それを受けてまた他の金髪縦ロールの令嬢が口元に指を当てていう。
「そうねえ、『よくご存知ですのね!もしかしてあなたは前世がトイレマジックリンだったのではありませんか!』くらいは言えないとね」
金髪縦ロールの令嬢の言葉に周囲が湧く。
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