春休みの旅行です

春休み

この魔法のある世界では、宙に浮かぶ魔法石なろものが存在し、それを使うと空を飛ぶ船、飛行船が作れる

そして、王国の港には通常の船の他に飛行船が停泊することもできるんのだ

「どうだ、ヒロインちゃん、俺のこの飛行船を見ろ!」

「はああ〜〜、でもそれって王子の船じゃなくて、王室の船ですよね」

「グサッ!」

「まあまあ、また無い見えを貼ろうとして失敗してるのですの?」

「あ、悪役令嬢様、こんにちは」

「ごきげんよう、ヒロインちゃん、これから船で旅行?」

「はい、でも、海上を走る遊覧船です、飛行船のチケットは・・・高くて・・・」

「よかったら私の家の飛行船を見に来られます?その遊覧船は、まだ時間があるのでしょう?」

「はい、うわああ、大きな船!!!」

「200メートル程ですよ。当家は国境防衛を担う辺境貴族ですので、飛行戦艦を持ってますの」

「すごーい!まるで轟○号・・・・」

「ヒロインちゃん、駄目よ、漢字を間違えたら『号』じゃなくて『號』よ!」

「何かすごいマニアックな話してるわね、中身の歳がバレるわよ」

「大丈夫、戦車に羽根付けて風船入れると空を飛ぶほど昔じゃないですから、ああ、ヒロインちゃん、こちらが私の母」

「よろしく、今日から温泉行こうという事になってね」

「よろしくです。いいですね!温泉!楽しい休日になりますように!あ、じゃあ、私は遊覧船の時間ですので、それではごきげんよう!」

「ごきげんよう」

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