それは、きっと最初に思ったこと。

 書き始めの理由、……それは自分のためだった。
 未だ見ぬ自分と出会うためだと、そう思う、果てしなきマラソンのようだ。
 それでもいい。
 それでもいいのだ。
 最も大切なことは、最後まで完走すること。
 読者のためにも、誕生したキャラクターのためにも。