アイリーン・F・ウッド
藤原埼玉
第一章
Prologue
混沌から生まれた国家に属することのない暴力。
不条理が跋扈する世にアイリーンは産み落とされた、何の変哲もない村娘として。
当代、国同士の対立は深まり国は荒れていた。
国が荒れると何処からか魔物は増える。
故に愛する者の死などは珍しいものではなかった。
しかし、珍しくないからといって人がそれに耐え得るかと言えば、そうではない。
理性を保つことが能わず発狂するもの。
失意の中、それでも生き続けようとするもの。
アイリーンはそのいずれでもなかった。
これは少女が魔王と呼ばれるまでの物語。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます