桃色にふれてたい
桃色にふれてたい
春の風が綴る 雪を追い越して掃く
桃色にふれてたい
月の白に還る 濡れた布に消えてく
永劫 深い穴に潜る
生身をピンクの宇宙に溶かす
白い桃色にふれて眠りたい
遡るまでの静かな時間
脳が膨らむ
素数を数えて
沈みたい
黄泉より流れる生命の
業に甦る二律背反の
色とケガレ、自分の中……
善と悪に左右して
物語の川を流れている
溺れたままの命
掬い出して欲しい
孤独の淵から……
桃色にふれて眠るまで
心安らかに眠りたい
……最後の時間だから
桃色にふれてたい
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます