悲劇詩歌は
雨あがり
水彩色のそらの夕暮れに
大空に
煙草のケブリが 苦く吸われて
光を追いこしてすぎてゆく
普遍の現象が現れる
あらゆる明滅する命の発する
黒とか白とかの美しい思念も
音楽となり流れていく
悲劇詩歌は古風な思い
魚たちは銀色の目で
ゆっくりとした地球の周りを
ささ 我は と
それと同時に生きている
識たる脳の光子のおかげで
わたしは風や肌のことを
考えてみたり、忘れたり
いずれもコンビニエンスストアの
前でケブリと
普段は太陽のあたらぬ場所で
悲しんでいる
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