第6話生き人形の宴、2
その少女は、何度も何度も手を洗う
洗面台で
「穢れている」そう感じたからだー(お母さんはああいったけど、それでも、私は
許せない――許せない、あいつを許すことなんてできない」
10歳の少女は、その能力を「復讐」のために使おうと思った
「、、、お母さんがだめっていった」
「異能」の元はある、だが現在ーー「異能」は稼働しない
ーーー一族の人間はみんなそうらしいね
みんな同じ時期に「異能」は発現する
「、、、だから、使うんだーー自分のために、自分の幸せのために」
――でも、私はお母さんと違うーー「お母さん」は、それで満足した
それだけじゃダメなんだ
ーーこの異能は、ここにある「異能」は、「能動的に使える」
ーーー「武術の道具」として
ーーこの特性を使えば、誰より優れた格闘家になれるかもしれない
「復讐者」にはなれなかったけど、それでも、きっとそういう使い方も悪くはないんだ
「お姉ちゃん」
5歳の少女がやってくる、彼女は、「異能」をもってない、しかし「異能」の力を引き出す可能性はある
ーー教えとくか、姉の特性を、、そうすれば、いつか、だれかにあったときフォローが
まぁいい、そういうのはお母さんがやるだろう
「--上を目指す」
社会で成功する――そのために、この「力」を使う
ーー直感がざわめく、おそらく本来の使い方ではない、からだ
それがどうしたそれも使うからいいじゃない
「さぁ、ゲームを始めようか」
「お姉ちゃん、どうしたの?」
妹から、けげんな顔をされる
「いや、なんでも」
「変なおねえちゃん、、あ、ぱぱだ」
ーーパパの車の音がする、家に帰ってきたのだ
「ぱぱ~」
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「あの人のせいで、穢れてると思わせられなくなりましたね」
白衣の男たちは頭を抱える
「まぁいい、それはそれで好都合だーー社会のためにその力を使うのなら
好都合だ」
ーー「我ら、社会の「利益」のために」
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