第10話 あの時、僕はなんて言った?

「さて、どうする?」


 僕は自分に何度も問いかけてみた。

 一応、三日の間、僕は待っていた。たった三日と言えども一人で暮らすには広いこの家は、静かすぎてどうにかなってしまいそうだった。

 結局、僕らは三ヶ月も一緒に暮らしてはいない。でも、思い出は十分すぎるほどそれぞれの部屋にあって、移動するたびに姫さまの顔と声が浮かんできてしまう。

「嘘ではないらしいな」

 僕は地元の新聞を買ってきて、畳の上に広げると宮家に関する記事を探していた。宮様の姉、『村重典子』さんが亡くなった記事は小さい扱いだけれど載っていた。通夜はしめやかに身内だけで行われたことが書いてあるくらいだった。

 ミカドならともかく、宮家から他家に嫁いだものの扱いなんてこんなものなのかもしれない。

 僕も今までだったら、宮家の姉妹に目が留まっても大して気にすることもなかっただろう、ましてや苗字を気にすることもなかっただろう。


 だいたいのことは推測通りだった。

 今日か明日にでも姫さまからと称するお別れの手紙がきて、もう二度と姫さまに会うことはできないのだろう。


 最初からこうなるのは分かっていることで、覚悟していることだ。それでいいはずだった。

 でも。

 でも、本当にそれでいいのか?

 今までと同じように社会の仕組みだからと諦めてしまうのか?

 身分が違うからと諦めてしまえるのか?

「さて、どうする?」

 僕はもう一度、自分に問いかける。

 何度も口にしている時点で答えは決まっているなと一人で笑っていた。


 着替えると久しぶりに魔法の銃を取り出した。学生服に着替えたのは、学園探偵団だった時に馴染んでいた服だったからだった。

 いつもどおりに学ランの両ポケットに魔法の銃に入れ、持てるだけの魔法弾をズボンのポケットに入れると気合いをいれて玄関を開けた。

「取り戻しにいこう」

 気合いを入れて、歩き出した外の景色は朝もやで見通しが悪かった。姫さまがいなくなった日からずっとこの家は、この朝もやに覆われていたのかもしれないと思えてくる。それくらいに今日まで外の世界を気にしたことはなかった。

(まあ、でも好都合……)

 素直に会わせてくれるとは思っていなかった。どうであれ無理やり侵入する以外の手段はないだろうと考えていただけに、視界が悪いのは僕にとって有利なことだった。

「お待ちください。若君」

 家を出てすぐに呼び止められるのは、少し予想外だった。僕だって普通に買い物もすれば散歩もする。学校もまだ残り少ないけれど行く必要がある。

「僕は、散歩しちゃだめかい?」

 振り返った先にいたのは、宮家の護衛官の人たちだった。姫さまではなく、僕を監視しているとはどういうことだと思いながら、返事をした。

「若君。どうか家にお戻りを、いずれ姫さまからの連絡もあると思います」

「どこだかは知らないけれど、宮家の娘は遠いところにいくから『二度と会えない』という手紙だろう」

 僕の返事に、少し驚いたような顔はしたけれど決して怒ったりはせずに礼儀正しく僕を止めようとしていた。

「若君のお気持ちは、お察しいたします。しかし、これも皇国のため!」

「僕は、妻に会いに行くだけです」

 頭を軽く下げた警備の偉い人は、僕の返事にじっとこちらを見た。

「できません。お聞き届けにならないとあれば、我らも少々力ずくでも戻ってもらわなくてはなりません」

 ほんの一緒だけ、僕は沈黙した。答えを考えていたわけではない。すでに答えは決まっていた。ただ周囲にいる護衛官の動きを確認していた。同じ方角に二人隠れているのは失敗だろうとほくそ笑んでいた。

「お断りいたします」

 それが開戦の合図だった。僕は素早く右手に銃を取り出して構えた。さすがに交渉にきた時点で、こうなっても仕方がないと思っていたのだろう。偉い人は、僕の催眠弾を受けながら周囲の護衛の人に合図を飛ばした。

「アンセ」

 僕は左手にも銃を取り出して構えると庭に向かって魔導弾を撃ったあとで、呪文をとなえた。周囲の空間が歪んで重力が増す、まだ庭の草かげの中にいた護衛の人たちはまんまとはまってくれた。一歩進むにも一苦労で脱出には時間がかかるはずだった。その間に、僕はその場を逃げ出して、朝もやの中に紛れ込んだ。


 僕は朝もやの中で、数人の護衛の人と交戦しながらなんとか宮家の側にまで辿り着いた。

「さて、どうする?」

 宮家が見える竹林の中から宮家の様子をうかがっていた。ぱっと見た目では、普段と比べて特に限界な警戒という風には見えなかった。ここまでは、人の少ない道ではない場所を通ることも可能だった。しかし、宮家の周りは大きな道路で囲まれている。さらに塀も高い。

 正門が一番手薄ということはない。しかも、一般人にまで迷惑がかかるかもしれないのであり得なかった。北か東か西か。

 悩んで、このまま東の壁を登って潜入した方がよさそうだと決意して立ち上がった時だった。

「誰だ?」

 すぐ側にまで、接近を許していたことに焦りを感じた。竹林の中で足場を崩しながら銃を構えるのは、危険そのものだった。

「最悪の場合はすべて焼き払うしかない」

 覚悟を決めて、炎の魔法弾をセットする。

「怖い怖い。わ・た・し・よ」

 ここ数週間ですっかり聞き慣れた男の声だった。

「潤一さん……隊長」

 もう一人の大物の存在をすっかり忘れていたと僕は後悔した。姿を現したのは長身ですらりとした軍服姿に刀を持った阿藤潤一だった。対あやかし特殊部隊の隊長でもあるけれど、元々は宮家を守る名門武家の長男で、普段は、護衛官という肩書きだった。

(この竹林でその刀が振るえるか? 潤一隊長は僕の魔法弾を知らないはず……。焼き払ってしまえば……!)

 色々考えた上で良くて相討ちの姿しか思い浮かばなかった。

「銃をおろしなさい」

 刀の柄に手を触れることすらなく、潤一隊長は僕に命令した。

「ま、だいたいの事情は分かっているわ」

 銃をおろした僕に潤一隊長は意外なことを言った。

「秘密の通路に案内したげるわ」

「え?」

「いざというの脱出口があるのよ。そこの門はわたしら担当だから、抜けられるわ」

「そ、その有り難いのですが、いいのですか?」

「ま、このまま壁をよじ登って、他の部隊と小競り合いになった方がわたしらとしては迷惑よ。いくら見習いの学生とはいえね」

「す、すいません」

「『姫さまの旦那さまが、用事があると言って来たので通しましたわ。身元はわたしが知っていますので大丈夫だと思いましたわ』とでも言っておけばいいわ」

 いいわけがないので、きっと他の護衛の人とは仲が悪いんだろうなとちょっと思ったけれど、何も言わずに僕は黙ってついていった。

「はい。そこを通ればいいわ。姫さまはまだ洋館の方にいるわよ」

 古井戸のような蓋を開けると、人一人くらいが通れる通路があった。今更ながらに罠なんじゃないだろうかと、ちょっと躊躇したけれどもう僕に迷っている時間はなかった。

「潤一隊長、ありがとうございます」

「まあ、この宮家の姫さまたちの扱いはわたしも気に食わないのよ。対あやかし的にもね。頑張ってらっしゃい」

「はい」

 僕は心から感謝して敬礼をした。

「でも、これは貸しにしてあ・げ・る」

 振り返ると不気味なウィンクをされた。やっぱりこれは罠だった気がしてきてしまった。


「洋館か」

 地下の通路を抜けると洋館の裏手に出た。この間おじゃました和風の家に比べると遥かに大きな建物だった。

「それだけに、侵入もし易いかな」

 乱暴に裏庭に出るための扉を壊すと、中に入ることに成功した。倉庫のような小部屋たちを抜けると、舞踏会さえできてしまいそうな大きなホールに出た。今まではまだ普通の家の中という感覚で歩いていたけれど、ここに至ってはまるでお城の中のようだった。

「そして、最後は大物ですか」

 豪華なシャンデリアを見上げていたら、その横に見えたのは二階の通路をゆっくりと歩く村重さんだった。

 僕が来るのを待ち構えていたのだろうけれど、格好は普段通りのスーツのままだった。武器も何も持っていないその姿は、知らない人が見たら単に出迎えにきた執事にしか見えない気がした。

(まあ、二階にいるということは分かった)

 僕は、村重さんと相反するように一階で階段の下に向かってゆっくりと歩いていった。魔導弾の弾を入れなおしながら、順番を考える。村重さんには手の内を知られているし、魔導弾を再装填する時間はくれないだろう。今の順番が全てだった。

「この習慣はそんなに古いことじゃないそうですね」

 僕は階段まで到着して上を見上げた。村重さんは無言のまま僕を見下ろしていた。

「どこでなのかは知らないけれど、宮家の娘たちは護国のために、いわば人柱としてひたすらお祈りを捧げるとか」

 僕は、一歩階段を上がる。

「その前に可愛そうだから、好きな相手と結婚させてあげる習慣ができた」

 もう一歩階段を上がっても、村重さんは微動だにしなかった。

「先代の生贄は、今の宮様の姉君。そして、若い時に結婚したのは……」

 もう一歩階段を上って言い放った。

「あなただ! 村重さん」

 でも、村重さんは何の返事もしてくれなかった。

「取り戻そうとは、思わなかったんですか?」

 少しくらい動揺して欲しいと思っていたけれど、まるで人形に話しているみたいに何も変化はないままだった。

「君はシ魔と戦ったことがあるかね?」

 唐突に開いてくれた口からでたのは、僕の知らない言葉だった。

「シマ? いえ、知りません」

「いわば島くらいの巨大なあやかしだ。この皇国の外海には数百といて油断すれば町ごと一飲みにしてしまう」

 村重さんは遠い、遠い目をしていた。

「あれと戦ったあとではね。皇国を守れるのが、皇族の娘の巫女だけだと言われればそうするしかなかったんだ」

 若い頃の話とはいえ、村重さんがそんなことを言うあやかしってどんなすごいのだろうと戦慄してしまう。でも、僕は引き下がるわけにはいかなかった。

「いい目だ。まあ、私に勝てないようでは、何の話も無意味だぞ」

 村重さんは上着を脱ぎ捨てた。動揺してくれないどころか、僕相手に本気を出してくれるらしい。ありがたくて涙がでそうだった。

 村重さんが投げ捨てた上着が、赤い絨毯にふわりと落ちたところで僕は仕掛けた。

 僕は、左手の銃から三回続けて銃弾を真上に向けて撃った。そして、右手から村重さんに向かって催眠弾を撃った。

「ブラン」

「レプサ」

「アルキオ」

 分身弾。防御弾。遅延弾の呪文を唱える。

 八体に増えた僕だったけれど、村重さんは迷うことなく僕の本体に接近すると拳を突き刺すと、防御弾が作り出した盾をあっさりと一撃で破壊してみせた。

「化け物か」

 丸腰の普通の人間とは思えないデタラメっぷりに、僕はもう笑うしかなかった。

 飛び跳ねながら、僕は左の銃で村重さんに向かって撃った。まだ僕の分身は生きている。八体の僕は村重さんを取り囲み、放たれた弾は正確に村重さんの体に向かっていく。しかし、何事もなかったかのように村重さんはその銃弾を避けようとした。

 人間の反応じゃないのは、認めたくないが予想済みだった。

「アルキ!」

 火炎弾は村重さんの側ではじけ飛んで、炎をばらまいた。八体の分身からの炎は、さすがに視覚を奪うのに十分だった。

「くっ」

 村重さんの苦しげな声が聞けて、やっと相手が人間なのだと思うことができた気がした。

 旋風一脚、村重さんは周囲の炎を分身ごと消し去ったが、その隙に僕は間合いを詰めて転がった。至近距離から右手の銃で連射した。

 決まったと思った。

 しかし、僕は次の瞬間には組み伏せられていた。確かに胸に当たってやり過ぎだと思ったくらいの弾は弾き返されて、今、僕の頭の横にぼとぼとと落ちていた。わずかに動く右手で最後の一発を頭に向けて放ったけれど、それは軽く見たままでかわされてしまうと銃ごと腕を押さえつけられてしまった。

「威力はあまりないにしても、一応、それ、超即効性の催眠弾のはずなんですけどね」

「私には聞かぬよ」

 さらっと化け物宣言をする村重さんだった。

「ためらわずに最初からこめかみを狙っていれば手傷を負わせられただろうに。まだ甘いな」

 村重さんは笑った。はじめてこの人が笑った顔を見た気がした。

「素晴らしい。君は優秀な戦士になる。私の元に来い。私が叶わなかった妻を取り戻す夢を君ならできるかもしれない」

「ありがとうございます。光栄ですが……」

「ですが……?」

「まだ、終わってはいません!」

「何?」

 僕は遅延弾が天井のシャンデリアに到着するのを見届けると、最後に放った重力弾の呪文を唱えた。

「アンセ!」

 シャンデリアが僕らに向かって落ちてくる。しかし、すでに落ちてきた重力弾は強力な重力を発生させていた。飛び跳ねてもゆっくりと動くだけだった。もはや村重さんだけでなく、僕も逃げることはできないのだけれど。

「ぐっ」

 さすがに逃げきれずに、村重さんの背中にシャンデリアが最後に加速して突き刺さった。むしろ僕をかばうようにおおきく背中を反らせているようだった。

「甘いですよね。村重さんも」

 僕は村重さんの下から何とか抜けだしながら呟いた。抜けだした際に飛び散ったシャンデリアで僕の顔や腕にはいくつもの傷ができたけれど、気にしている場合ではなかった。

「気にするな。大丈夫だ。行け」

 無事だろうかと確かめるために村重さんに触れようと瞬間に、村重さんの目が開いて僕は心臓が止まりそうになってしまう。村重さんは軽く寝返りをうつと背中に刺さっていたシャンデリアを吹き飛ばした。

「本当に大丈夫そうですね」

「ああ、まだ心配されるなやわな体じゃない。……さっきの話、考えておいてくれたまえ」

 僕は一礼をすると、再び階段を上り始めた。よろめきながらもなんとか二階に上って、奥の扉を開ける。豪華な寝室のような部屋の中に郁美さまと姫さまの姿が見えた。

 朦朧とする意識の中で、幻ではないのかと自分の意識を疑ってみた。

「亜子」

「はい」

 僕の声に反応してくれた姫さまは、出て行った時のままのセーラー服姿そのままだった。すごく嬉しそうで、でもすごく泣きそうな顔をしていた。

「帰ろう。僕らの家に」

 幻ではないことを確認できて、僕は手を取るために姫さまに近づいた。でも、その前に立ちふさがったのは郁美さまだった。今日の郁美さまは、以前と違ってこの洋館に合わせたように洋物の真っ赤なドレスを着ていた。

「連君。申し訳ありませんが、亜子を渡すわけにはいきません」

「皇国を守るためですか」

「そうです」

「僕が、その島だか魔物だか知らないですが、あやかしのものなんて全部倒してみせます!」

 僕のその根拠のない妄想を郁美さまは笑ったりはしなかった。

「宮様も言っておりました。あなたにはすごい力があると、そのまま長ずれば皇国を救う守護者になるかもしれない。もし敵対すればこの国に革命を起こすかもしれないと」

 誰のことを言っているのだろうと思うくらいに評価が高すぎて実感はない話だった。一度あったきりの宮様が僕のことをそんなに思っていたりするのだろうかと。

「でも、今はまだ無理」

 郁美さまは冷たく断言した。

「私のような元魔導師ではすでに勝てそうもありませんけれど」

 抵抗すると言っても、さすがに催眠弾だったとしても郁美さまに銃を使うわけにはいかない。僕は郁美さまがすることをただ見つめていた

 郁美さまが胸から取り出したものには見覚えがあった。あの時の言葉を録音した玉だ。

(あの時、僕はなんて言った? なんて?)

「あなたの力を使わせてもらうわ。あなたの力であなたを制する」

 僕の目の前に放り上げられた玉は光を発した。

「『全てを忘れます』」

 玉から声が流れてくる。

「しまった」

 そう、僕は確かにそう言った。なんであの時の僕はそんな言葉を言ったのか体を引き裂きたいくらいに後悔した。

「いやだ!」

 自分で唱えた呪いの言葉が、僕の頭の中に侵食してくるのが分かった。ありったけの力を以て抵抗すると頭が割れるように痛くて身動きができなくなった。

「抵抗できるなんてすごいわ。でも、これはあなたの言葉。あなたのその強大な抗魔力さえあなた自身に跳ね返る」

 床に這いつくばり抵抗を続ける僕を郁美さまは哀れんだように見下ろしていた。

「抵抗は無駄ですよ。諦めて受け入れなさい」

 駄々っ子を説得する母親のように郁美さまは膝を曲げて僕の側で声をかけてくれていた。

「ありがとう。連君」

 そのまま、僕の頭を撫でているのも郁美さまだと思っていた。でも、その声に反応して見上げてみると姫さまがすぐ側で僕の顔をのぞきこんでいた。

「亜子……」

「短い間だったけれど、楽しかったです。幸せでした」

「ぐっ」

 必死で抵抗しないと、姫さまの名前さえ忘れてしまいそうだった。

「嫌です。忘れたくありません」

 出会ったあやかしのもの退治も、その後の二年間の学生生活も、そして今の一緒に暮らした日々も忘れたくなかった。忘れられるはずがなかった。

「別に私はひどい目にあうわけではありませんから、街に出てきたりはできませんけれど……」

「連君は、私のことは忘れてイリーナか真琴と幸せになって欲しいです」

「嫌です!」

 姫さまの優しい言葉を僕は拒絶した。でも、時間切れは間近のようだった。

 大人しく言うとおりに待っていれば、まだ忘れずに済んだのだろうか。そんな思いが胸を突き刺した。

 僕は自分が持っていた玉を床に押しつけた。

「絶対にそんなお勤め。不要にさせてみせます!」

「……ありがとう」

「いつか……」

 姫さまの涙が何粒も僕の頬に落ちてきた。

 僕の意識は、そこで消えた。

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