柊の一日 前編
A.M.6:00
ピピピピ、ピピピピ、ピピ
「......ん、んんー」
ベットから上半身を起こしていまだ鳴っている目覚まし時計を止める。
自分の部屋のカーテンを開けると、1階のリビングへ向かいカーテンをバッ!と開け、
「んー、今日もいい天気」
思いっきり体を伸ばしてそう言った。
A.M.6:05
しばらく日光浴をした後、顔を洗い自分の部屋に戻り服を着替える。......みんなによく服のセンスが無いと言われるが俺自身そこまでひどくないと思う。
因みに今着替えた服は、薄い生地の白パーカーと、灰色のぶかぶかのズボンを着ている。今日はこれで収録スタジオに向かうつもりだ。
A.M.6:15
由唯のお弁当作り
この前の反省を活かして頑張ります。
A.M.6:50
朝ご飯を作ろう!
炊飯器の蓋を開ける。
う~ん。昨日の分が由唯の弁当でもう無くなったか。......仕方ない、今日はパンにしよう。
A.M.7:02
「おはよう......ふぁ」
うちのかわいい由唯が欠伸をしながらそう言ってくる。......ああ^〜
「おぉ、由唯おはよう。もうすぐご飯できるからな」
「ん」
まだ眠いのか、少し大きく首を縦に振り返事をする。
A.M.7:07
「お待たせー」
テレビを見ていた由唯にそういいながら料理の皿を運ぶ。
「じゃあ、いただきます」
「......いただきます」
A.M.7:40
食べ終わった皿を洗っていると、
「行ってきまーす」
由唯が玄関でそう言った。
「あ、由唯待って、待って。......はい、お弁当。」
「ん、あんがと」
「じゃ、行ってらしゃい」
A.M.7:45
台本や、筆箱などが入った肩掛けバッグを持ち戸締りを確認して家を出る。
A.M.8:00
由唯が向かった家の最寄り駅に向かい駅の中の本屋で電車が来るまで時間をつぶす。
なんか新しい本ないかなー。......お、これ最近アニメ化したやつだな。買うか!
A.M.8:10
由唯が乗った電車とは反対に向かう電車に乗る。こっち側の電車は朝乗る人が向こうより少ないので椅子に座り、台本をパラパラとめくる。
......ここの俺のセリフ改めてみるとなかなかやばいな。いやwしょーもねーなーw
A.M.8:20
ビルはまだ開いてと思うので、近くのカフェで台本の確認をしつつ時間をつぶす。
......今の俺周りから見たらスゲーかっこよくね?興奮するわ。
A.M.9:25
ビル到着
ヴィィィン
自動ドアが開き、
「あ、おはようございます」
「おはよう」
フロントの女性に手を振りながら返す。
「もう開いてる?」
「はい、開いてますよ」
「あんがと、じゃね」
フロント横のエレベターに乗る前にまた手を振り乗り込む。
A.M.9:30
スタジオに入りドアを開けながら、
「あっしゃっしゃーす」
「おはようございます」
挨拶を返してくれたのは由唯のお弁当騒動でお世話になった、速水祈ちゃんだ。
そういえば、あの時のお礼なんもしてないな。今度ご飯でもおごろう。
A.M.10:00
あの後も、続々と先輩やら同期、後輩たちが続々と入ってきて20人近くになった。
「それじゃあ、よろしくお願いしまーす」
「「「「「お願いします(まーす)」」」」」
P.M.1:00
「おい、七瀬!飯食いにいこーぜ!」
同期の市川(下の名前忘れた)に昼飯に誘われた。
「えー......メンドクセ」
「飯がめんどくさいってどうゆうこったよ」
「どこ行くんだ?」
「お!乗り気じゃん!そうだなぁ......牛丼だな」
「誘っといて、そりゃあねぇよ」
「まあまあ、ほらいくぞー」
P.M.2:00
朝やった収録の続きをしたあと、事務所に行った。
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