今日から気分を入れ替えて
「ん、んん......」
窓からのまぶしい日差しに目が覚める。
目を開けると大きなたわわが2つあった。
驚いて上に挙げると、アリスさんと目が合ってしまった。
「えっち.....」
「す、すみません」
「ふふ、冗談よ」
ベッドから起き上がると続けて、
「ほら、早く朝ご飯作って。そうゆう約束でしょ?」
「あ、ああ!そうでした。すみません、いま準備します!」
急いで着替え朝ご飯の準備に取り掛かる。部屋から出るときアリスさんが、
「ホントよく似てる......。懐かしいなぁ」
小さな俺には聞こえない声で何かを呟いていた。
朝ご飯を食べ終え、昨日約束したとおり俺の日用品の買い出しをした。
俺は、ベッドとかは一番安いのでいいと言ったのだがアリスさんが、
「ダメよ。これからいっぱい働いてもらうんだからちゃんとしたので寝ないと体が休まらないじゃない」
と言ってきてこちらが買ってもらう側なので強く言い出せずそのまま流されてしまった。
「アポート」
そうアリスさんがつぶやくと、目の前にあった買ったベットは消えてしまった。
「え?!ちょっ、アリスさん!なにしたんですか?!」
「ん?ああ、今のはアポートって言って物を別の場所へ移動させられるの」
「へ、へぇー」
店を出て、
「あ、そうだ。せっかくだしこのままこの街を案内してしてあげる」
アリスさんが手をポンッと叩き、そう提案してきた。
「本当ですか?!ありがとう御座います!」
ここの城下町は上から貴族などがすむ上層、普通の人たちがいる中層、貧困の人たちがいる下層、下層の中でもさらに奥にあるスラム、この4つがある。
今いるところが中層で今回はそこのアリスさんがよく行くところに連れてっいてくれた。
夕方になり......というにはまだかなり明るいが、家に帰る途中で、
「ねえ、ソラ。今日の晩御飯なにー?」
「そうですねぇ......。ん?」
「どうしたの?」
目の前に知らない人が立っていた。銀髪のショートで部分的に三つ編みをしていて、腰から武器を下げている。そして何よりも......明らかにこちらを見ている。
「アリスさん、知り合いですか?」
向こうには聞こえないような小さい声で話しかける。
「違うけど、あの服装多分衛兵ね。それに結構地位が高そう」
「へぇー」
......なんかこっち来てる。それに顔、怖くね?めっちゃ睨んでる......!絶対ヤバい!
「に、逃げましょう......!なんか近づいて来てますしあれヤバいですよ!」
「そうね、怪しいし......。せーので振り返って全力で逃げましょう。......せーの!」
アリスさんの声に合わせて全力で逃げようとするが、
「バインド!」
走る姿勢で体が固まってしまった。
「「?!」」
体が動かない!きっと魔法で拘束されてしまったんだ。アリスさんも動けていないみたいだ。
さっきの人が目の前に来た。
「いきなり人を見るや否や逃げ出すとはどうゆうことだ」
「すみません......。もう逃げないのでこれ解いてもらえませんか?」
「ほら」
手をかざしてくると体が軽くなった。
「薬師のアリスと
「天です。えっとどうして俺のことを?」
「確かになぜソラのことを人類種といえたのかしら?」
「それについて国王から話がある。ついてこい、二人には今から国王と謁見してもらう」
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