無限
友人の成功を耳にした瞬間、自分の中に汚濁が流れ込むのが分かった。
羨望、嫉妬、劣等感、自己嫌悪、絶望、数多の感情が渦となって並となって混ざり合う。
そうして負の塊となったそれは私の中に重く深く堆積していく。
私はその泥が溶けてなくなったと錯覚するように試行錯誤を重ねる。動画、音楽、小説、漫画、あらゆる媒体で自身を貶し打ちのめす。そして次に自分を奮い立たせ乗り越えることが出来ると夢を見させる。
そうして立ち上がった私はまた歩いていく。報われることなどないというのに。
私はこの地獄をあと何度繰り返せば良いのだろうか。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます