プロゲーマーを目指すぐらいにFPSゲームに精通した高校生が、怪しい実験によってコールドスリープに入り、目覚めたら未来世界だったという物語です。
未来世界では人類が未来人種となっているため、主人公みたいな過去の人間とは遺伝データが違うものになっています。それゆえに主人公は重宝されることになります。
未来世界は過去に作られた警備ロボットたちに支配されたポストアポカリプスみたいな世界です。なぜ警備ロボットたちが猛威を振るっているかというと、過去の人類の遺伝データを基にして「人類を守る」とプログラミングされているからです。つまり未来世界における未来人種たちは人類として認識されないため、ただ外を歩くだけで攻撃されてしまいます。
となれば主人公が活躍するときです。彼はコールドスリープによって目覚めたため、過去の人類の遺伝子を持っています。つまり外を出歩いてもドローンに攻撃されません。これだけで重要なアドバンテージになります。
この過去の人類の遺伝子と、FPSゲームで培った腕前を活用して、主人公は未来人類たちのためにひと肌ぬぐことになります。パワードスーツとエネルギー系のライフルを駆使して警備ロボットと戦うのです。いいですよね、パワードスーツ。このレビューを書いている私も大好きな要素です。
さて私がこのレビューを書いている時点だと、物語の進行具合は中盤手前ぐらいでありまして、序盤が終わったところです。世界観もつかみやすいタイミングなので、ぜひとも今から読み始めてみましょう。