二話

えへへ。

こいつ枕が反対にあったらビックリするだろうなあ。











あなた、枕返し様?

この島国では、有名な?












え?

俺はそんな事知らないよお。


ビックリドッキリした人間が面白いんだあ。











ふう…

何よ。有名って強いって事でしょ?


こんなの下っ端悪魔より弱いじゃん。


もう消えてくれる?その人間と一緒にさあ。













消える?消えるって何?













死ぬって事よ!

頭も悪いのね。本当面倒だわ…












この人間も死ぬのか?












そうよ。

さっきからそう言ってるけどね。












ブチブチ…

はあ。ブチブチ…ワレこら。


タマ殺るやと?こら。


ワレ面白いのう…ワシに喧嘩かましとんかい。お?












な、何?いきなり。

馬鹿は意味わかんない…












ワシは人間の夢を司る。


ええ夢悪い夢、夢にも色々あるわ。


怖い夢見て、枕返っとったらお前笑えて怖い失くなるやないけ。お?


ワレ邪魔するんかいコラ。


ええ根性しとんの…ブチブチ…













な、何なの?こいつ。


お前達やりなさい!













おのれら、鬼ってのを知らんのか?


お前ら、悪魔言うらしいのう…


一つ教えといたるわ。



鬼を怒らしたら…



ただではすまんぞ?



ゴラアアアアァァ…



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