地獄の大公爵
一話
ほう。
お前は、中々の大物じゃのう。
さすがです。
小さき国の7つの王の一人よ。
ハハハ。
儂は王ではないわい。
福を招く神の一人じゃ。
この島国の人間達は、わしらに夢や希望を乗せておる。
可愛い者達じゃ。
すみません。
私は、本意ではありません。
生ける者達の命を絶つなど。
だが、王の命令は絶対なのです。
悪魔とはそういうものです。
顔が笑っておるぞ。
アスタルトよ。
皮を剥がし、そのまま半死で放置し。
少し息があるうちに部下どもの飯にしておったのう。
姑息なクソ野郎じゃ。
この島国ではな、お前のような者をこう呼ぶ。
すみません。
時間がありません。
早くあなたを殺し、王の元へ行かないと。
すみませんが…
あまり怒りと言う感情が…
嫌いな…嫌い…なのですよ…
儂は笑っておる。
皆、そんな顔が好きじゃ。
皆もこんな顔で、厳しい人生を送ってほしい。
怒りじゃと?
お前ほどの大悪魔が、わしの事を調べずに来たようじゃのう…
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