三話

生きているか?

アンドロマリウスよ。













儂は、大きい存在ではない。

元々は人間くらいの背丈じゃ。


山を地を、満遍なく見て周りたいのでのう。


それはそうと、お主弱いのう?

本当にあの七十二柱なのか?













あが…がが…ぎぎガがが…













だから言ったであろう。

お前の気持ちは解ると。


私も山を汚す人間には、罰を与えてきた。


山の神は怖い。


それで良いのだ。

解るか?悪魔よ。


やってはならぬ事柄もあるのだ。


それは道理なのだ。


簡単な事なのだ。解るか?


お前らのように神に反逆したら、仲間は増えたであろう。

だからといって、生ける者を犠牲にするなど。



良いか?




誰かが、お前の主を伐つ。





後一つ。

お前は弱いぞ?


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