二話

そうですか。


私は、七曜の一人。


魔王と7日の間に1日は呼び出される、7人の悪魔の一人なのですよ。


あなたの力では、私に傷も付けられません。


憤怒の多聞天よ。












やって見なければ分からぬわ。


儂もここまで怒るのは久しぶりじゃ。


力の制御は出来ぬぞ?












いいでしょう。


あなたはもう、人間どもに絶望と恐怖しか与えられなくなります。


この島国の神達は、優しい。


私もこの島国の人間として生まれたなら…

そんな事に思いを馳せてしまいます…


すみません。


毘沙門天。


あなたの心を尊重するなら、この名の方がいい。


あなたの大事な人間達が、愛して来た名なのだから。












さすが、大公爵。


少しは心が残っているようじゃのう。


では…

喧嘩じゃ。




許さんぞ…



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