二話
守るだと。
人間を守る?
人間など全て同じ。
復讐だけの存在に過ぎん。
では、なぜそうしなかった。
中途半端な天災で、ただ苦しめただけか。
異国の魔王が反逆を犯したから、殺したのか?
やはりお前は、お前の嫌いな人間そのものだな。
奉られて調子に乗り、他人の後押しで神もクソになる。
それはただの小さな人間の行為。
恥ずかしくないのか?
お前はうっとうしいな。
たかが石の小さい神ごときが。
おい。
道なき道を守り、三千年だ。
お前はいいとこ八百年。
余りナメるなよ?小僧。
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