第4話 その名は紅蓮のドラゴニックカイザー
「いてて。まだジンジンする……」
決闘を終えたたかし、もといホークスは用意された男性用の浴槽に浸かっていた。
湯に染みる手の甲をさすりながらひとり呟き、指折りしながら今日一日の出来事に思いを巡らせていく。
「はぁ~……なんて一日だよ、ったく。
いつも通り昼過ぎに起きて動画見て。その後ゲームやろうとしてて……あー、ログボ貰い忘れた。気が付いたらあのポンコツウララに殺されて、いきなりエルフだの魔獣だのの世界に転生させられて。んでもって結婚を賭けて剣持った相手と決闘の挙句、こんな広くて立派な風呂に入ってるとか濃すぎるだろ……
まあ、あの時は無我夢中の策の一つで勝ち方が勝ち方だったし、とりあえず結婚の条件は破棄して貰ったけど……ついて行けねえよ。
でも、それ言った時のネーテの顔、ちょっと残念そうにしてた気がする…… 勿体ない事したかなあ……でもこれだけの家のお嬢様だぞ? こちとら築70年の木造アパート四畳半の暮らしで高校中退の万年ヒキニートだっつーの。
……神速のレクト、普通にやり合ってたら絶対殺されてたよな。ほんとあんだけカッコよくて強くて、金持ちの息子で可愛い妹までいるとか反則すぎるだろ……」
「うむ、確かに私は自分で言うのも何だが容姿端麗にして頭脳明晰。国王からの信頼も厚く、いわゆる秀外恵中とはよく称賛されいる。戦場においても一騎当千の実力で数々の武勲をたててきた」
ホークスは油断していた。気が付けばレクトも一糸まとわぬ姿で浴場に入ってきていたのである。
「げっ、レクト! いつから聞いてたんだ? てかそっちの方も容姿端麗かよ!」
思わずレクトの股間に目が良き、自分の息子と比べて立派な息子さんをお持ちだったことに更に引け目を感じる。
だがレクトはそんな事は気にすることも無く、普通に湯船に入り腰を下ろす。
「普通にやり合っていたら私が勝っていた、という所からだ。賢明な判断だ」
ホークスは気まずそうに、隠れるように顔を半分湯船に浸からせる。
「……最初に剣突きつけられた時から分かってたからな」
「しかし私に勝ったのもまた事実である。故に、私は君に興味が出て来たよ」
「……え?!
あの、ちょっと――」
にじり寄ってくるレクトは間近で見ると本当に綺麗な顔をしており、同姓ながらドキッとしてしまう。
「この私にあんな無様な姿を晒させてくれたのは父を除いて君が初めてだ。
……かと言ってやはりネーテとの結婚は認めるわけにはいかないが……」
「ですよね……ていうかちょっと顔近いので離れますね」
いつの間にか目と鼻の先にまで来ていたレクトから距離を取る。
「ホークス、君のあの力は何だ?
杖は勿論、魔宝石も持たずに魔力が使えるようだが」
「自分でも良く分からない。ある日突然使えるようになっていたと言うか。
自然と体に流れてくる力に身を任せてる感じで」
「誰かに魔法を習ったりしたことは?」
横に首を振るホークスに、レクトは少し考えこむ。
「どうだろう、これは一つの提案何だが王立大学園に通ってみるというのはいかがかな?
私が推薦状を書けば直ぐにでも入学が可能だし、金銭面が不安であれば援助もしよう。
何より君の力の正体は勿論、更なる使い方も詳しく分かると思うのだが」
「王立……大学園?」
「ああ、ジュヴェーロ王国の郊外に位置する街にある、由緒正しき学校。ステイロ王立大学園だ。
ネーテから聞いているか知らないが、近々彼女もそこに通う事になっていてな。
学生はもれなく寄宿舎で寝泊まりすることになっている。
良からぬ虫が付かないようボディーガードもしてくれれば助かる。なので学費に関してはボディーガード代と思て貰って構わない」
「……随分信用してくれてるみたいだな。
俺が良からぬ虫かもしれないぞ?」
「はっはっは。その時は遠慮なく親衛隊及び全兵力を動員してでも捕まえ、ひと月かけてありとあらゆる拷問にかけ、最後には首を切り落とし広場でさらし者にでもしてやるだけさ」
レクトは笑顔で怖いことを平然と言う。
「……もっとも、君は時折大胆だが、内面は非常に繊細で臆病な……そう、優しい青年だよ。
悪い男ではない」
意外だった。そんな言葉をかけられては涙腺が緩むというものだ。ホークスの、いや、たかしとして長年張りつめていた何かが溶けていった気がした。泣き顔を見せまいとそっぽを向く。
「ま、まあ、あんたがそこまで言うなら行ってやっても良いけど?」
「なぜ顔を背ける?」
「な、何でもない!」
「ひょっとして泣いているのか?」
「うるさいうるさい!」
「あと気になったのだがウララ君、だったかな。
ネーテに聞いたところ君の従者との事だったがとてもそれだけの関係とは思えなくてな。
見た所戦士や魔法使いなどの戦闘要員では無さそうだが?」
「少なくとも従者じゃない。最近知り合ったというか……元居た世界――じゃなくて元々居た故郷? で、俺が旅に出るきっかけになったと言うか何と言うか」
「なるほど、同郷の旅仲間といったところか。
すまんな、つまらない詮索をしてしまった」
「いや、別に――あいつにも興味が?」
「……ふむ……そうだな、これはただの私の勘違いだと思うのだが、彼女からはこの世ざらなる者のような、上手く説明できないがそんな何かを感じたような気がした。それだけだ」
「はぁ……」
「それはそうとだな!」
と、いきなり距離を詰め肩を組んでくる。
「れ、レクトさん?!」
「今女性用の浴場にはそんな彼女たちが入浴している……」
「……ごくり……」
「興味はあるかね?」
「え、あの……そりゃもち――」
「覗き! などと言う低俗極まりない趣味嗜好は持ち合わせてはいないよなあ?
もし仮に! 万が一! 覗くようなことがあれば、我らジュヴェーロの全軍勢及び同盟七か国にも要請を打診し地の果てまでも追いかけるのでそのつもりで。楽に死ねると思うなよ?」
「のののの、覗きだなんてそんな! 考えたこともありませんですはい! 女湯に興味?! このボクがぁ?! ありません! 微塵もございませんとも!!」
「だよなあ! いやあ、ホークスがちゃんとした男で良かった良かった」
「(何なんだ、いきなり気を許してくれたと思ったらこの落差……あんまり重い空気にならないように気を遣ったんだろうか?
良く分からん人だ。
ウララか……俺がスパチャしたあの子があんなポンコツだったとはなあ……
女の子って分からないもんだよなあ……)」
「へっくしゅ!」
その頃、件の女湯では浴槽の縁に座ったウララがくしゃみをしていた。
「あらあら、あまり外に出ているとお風邪をひかれましてよ?」
「そ、そうみたいですね」
ネーテに言われ、湯につかり直す。
「あの、本当にホークス様とは何のご関係でもございませんの?」
「ないない。むしろある意味私が主であっちが従者みたいなもんよ」
「そうでしたの……わたくしったらてっきり勘違いをしてしまい、申し訳ございませんでしたわ」
「良いって良いって。
それよりネーテさん、あんたあの男のどこが良いわけ?」
「へっ?!
どどどどどどうしてわたくしが良いと思っていると?!」
「うーん、女の勘? ていうか決闘の条件がホークスの作戦の一つだったって聞かされた時、ちょっと残念そうな顔をしてたわよね」
「そ、それは……」
「言っちゃなんだけど、あんな男よりいい男なんてごまんといるでしょ。
いやむしろあれより下を見つける方が難しいレベル?」
「う、ウララさんこそ、道中ヒソヒソと時折ホークス様と内緒話されて盛り上がっていらっしゃったじゃないですか!」
「まさかあんなことでやきもち焼かれるとは……
で、どうなのよ? 誰にも言わないから教えなさいよ」
「……えと……確かに、ホークス様は決してお顔はカッコいいとは言えないかもしれません。少しおっちょこちょいと言うか、ヌけてそうな所もありますし、行き当たりばったりで生きているというか。経済力も無さそうですし、身体能力に優れていたりという事もありませんわ」
「うん、全部悪口に聞こえるのは私の気のせいでしょうか……」
「でも、だからこそ光る魅力を感じるのです。
何より! 二度もわたくしの身の危険を救ってくれたばかりか、結果どうあれあのお兄様に勝ったのですから」
「……あ、そうか。レクトと真逆なのね」
「!! なるほど!!」
「あなたの事だからその歳になるまで恋愛の一つも出来なかったんでしょ。まああのシスコンアニキのせいも多分にありそうだけど……
で、常にそばにいたのがあの男だったから、逆に疎ましく思ってホークスに兄に無いものを見てしまったが故にそれが魅力的に写ってしまったと」
「そそそ、そうなのでしょうか……」
「安心なさい」
ウララは正面からネーテの両肩に手をのせて言い聞かせるように言った。
「それはただの気の迷いよ!」
「……へ?」
「若気の至りってやつよ! そうだわ。そうに違いないんだから!
この私が言うの! 間違いなんて無いのよ!!」
「気の……迷い……」
明らかに落胆してしまったネーテに、ちょっと言い過ぎたかと思ったウララは、さすがに悪い事をしたと思った。
「ま、まあ、もしも万が一、1パーセントの確率で勘違いじゃないとも言い切れないし?」
「で、ですわよね!」
「もしもの時はネーテのそのナイスバディを使えば、あんな童貞イチコロよ」
「なっ?!」
ネーテは赤くなった耳をぴょこぴょこしながら、反射的に自分の胸元を手で覆って隠してしまった。
「そんな……恥ずかしいですわ……」
あまりにも純情な反応にウララが逆にやられてしまう。
「(な、なによこの可愛い生き物はー!)」
そして勢いよく立ち上がって拳を握る。
「ウララさん?」
「よし、決めたわ。私が絶対あなたを守るんだから!
ホークス、もといあの童貞糞ニートなんかに指一本触れさせないんだから!」
「は、はあ……」
と、その時二人同時に腹の虫が「ぐ~」っと鳴ってしまう。
「あ、あはは……」
「フフフ。ずっと飲まず食わずでしたしね。
上がってお夕食にしましょう」
入浴の後はこれまた豪華な食事が待っていた。
「お口に合えばよいのですが――」
執事のフォルトが心配することも無く、初めての食事に箸が止まらないホークス。確かな料理職人が作っているのであろう、肉も野菜も皆とても美味しかった。
そんなまるで子供の様に無心で食べる姿を見て、ネーテも微笑む。そんな妹の笑顔を不安と安堵の両方に挟まれて複雑な気持ちになるレクト。
「そ、そうだネーテ。
明日からの学園生活だがこちらのホークスをボディーガードとして雇う事にしたよ」
「ボディーガード?」
「ああ。どうやら彼自身、自分の力の使い方がまだ良く理解できていないらしいのもあって、護衛も兼ねて通って貰うことになった。既に推薦状も書いておいた」
「まあ! それは良いアイディアですわ!」
そんな会話をよそに食べ続けるホークスにウララが尋ねる。
「ホークスさん、あんたいつの間に……」
「ふん?! ほああういをあいえくえうっええういもういふぁあいああいあなっえ。
(訳:ん? まあ学費も出してくれるって言うし悪い話じゃないかなって)」
「ちゃんと食べてから話なさいよ……
確かに、あなたの魔力って私が言うのも何だけど思いのほか不確定要素が大きいのよね」
「もぐもぐもぐ、ごくん……そうなの?」
「今日だけで二つも技を編み出してたけど、全部思いつきでしょ?」
「考えてる暇なんて無かったからな」
「ふーん……まあ、少しくらいいっか。魔法の勉強もできるみたいだし無駄にはならないでしょ」
「……え、そうなの? 俺、魔法習えるの?!」
これにはレクトも面食らっていた。
「あ、あれえ? 私の説明が悪かったのかな……そう言ったつもりだったんだが」
「マジかよ、最高じゃん!! ありがとうございますお義兄様!!」
「ええい義兄と呼ぶな!
そうだフォルト、例の物をホークスに」
「はい、坊ちゃま」
フォルトは呼ばれると、背後に待機していたメイドから古い布で巻かれた長い棒のようなものを受け取り、ホークスに手渡した。
「ホークス様、どうぞお収めください」
「あ、ありがとうございます……って意外と重い。レクト、これは?」
「我が家の宝物庫にしまい込んでいた無名の杖だ。
かなり昔の物だが、悪い物ではないはずだよ。
妹を助けてくれた礼と入学祝いとでも思って受け取ってくれ」
「何だか悪いな……今開けても良いのか?」
「もちろんだ」
ホークスがシュルシュルと布を取ると、中から金属製の古びた杖が出現する。
鋭利な王冠のような装飾が先端に着き、その中に赤黒く鈍い光を携えた魔宝石が一つ収まっていた。
「へー」
まじまじと見つめるホークスの顔が実感を得るにつれて徐々に嬉しそうになっていく。
「とてもお似合いですわ!」
「気に入ってくれたようで良かった。名前はお前が好きに付けると良い」
「え、そういうもんなの?
うーん、そうだなあ……それじゃあ……うん、お前の名前は「紅蓮のドラゴニックカイザー」だ!」
またおかしな名前をつけたぞ、とウララが思った瞬間だった。杖、紅蓮のドラゴニックカイザーが魔宝石を中心に光り輝き、ガシャン! と割れるようにして形状を変化させ、隙間から赤い光が流れるようにして漏れ出す。その光は決して派手な光ではなかったが、静かに力が胎動していると分かるそんな光だった。
「……え……」
突然の事態に当の本人が一番面食らっていた。渡したレクトは動じることも無く、そうなると分かっていたかのように当然のように振舞う。
「ほう、やはり古の杖だったか。魔力のある者が使うとそのようになるのだな」
「さすがですわ!」
「あら良かったじゃない。これって結構貴重な物なんじゃ?」
「うむ、神々の時代にあったとされる武具の一つだ」
良く目を凝らせば、光の流れの中に文字のような物が見える。これを見てウララだけが神代の文様だと気が付いていたが、ホークスを始め誰もそれを知る者はいなかった。
「そ、そんな貴重そうな物を?!」
「気にするな。我が家にあってもエルフでは魔法使いになれるほどの魔力を持った者はいないから宝の持ち腐れなのだ。
使う者の力や思いに合わせて強くもなれば弱くもなると聞く。
それにしてもホークスは不思議な名前を当然のように付ける。
君の技も自分で命名したんだろう?
このあたりでは聞かない単語だ」
「え? ああ、そう……かも?
ドラゴニックカイザーはその……「龍の皇帝」という意味で……」
「まあ! カッコいいですわ!」
「うむ、偉大な名を付けられてその杖も喜んでいると見える。
ちなみにだが、君のホークス・フォウ・ベリンバーという名前にも何か意味があったりするのかな?
私、レクト・オルヴィートは「真っすぐな道筋」。
ネーテは「きれいな道筋」という意味を持っている」
相手に説明されては自分も言わないわけにはいかなかった。ホークスはドギマギとしながら答える。
「ほ、ホークス・フォウはその……「四羽の鷹」で、ベリンバーは……「鈴……みたいな、木」?」
ウララはしばらく考えてはっとした。
「そうか、ベルとティンバーでベリンバーだったのね!
ていうかティンバーって木は木でも木材――むがっ」
更に解説しようとしたウララの口に肉の塊を放り込んで黙らせるホークス。
「なんと四羽もの鷹とは……王家の紋章でもそこまで立派な物は見たことが無い。ご両親はさぞ勇敢な戦士にでもなって頂きたかったのだろう。愛情の程が染みわたる良い名だ」
「ですわね!」
自分で説明しておいてまともにレクトたちの顔を見られないほど恥ずかしくなってしまうホークスことたかしは自責の念に駆られてしまう。
「(やめて―! ほんともうやめて! 全部ほんの出来心だったんです!
「たかし」だからって鷹が四羽とか調子乗ってホントすみません!
そんな真面目に褒められるともうどんな顔すれば良いのか分からなくなっちゃうから!)」
そんな彼に追い打ちをかけるように、高速で肉を食べ終えたウララがボソッと突っ込む。
「たかしって平仮名でしたよね?」
「だー、もう名前の事なんてどうでも良いでしょうが!
飯食おうぜ飯!
せっかくの料理が冷めちまうよ!」
二人のやり取りを見ていてネーテがほほ笑む。
「ウフフ。ほんと、仲が宜しいんですね。羨ましいですわ」
これに対し二人は同時に返す。
「「全然!」」
翌日の早朝、まだ冷える夜明けの時間帯にホークスは一人、毛布を羽織って玄関の上に位置するルーフバルコニーでドラゴニックカイザーを朝日に掲げ眺めていた。
「……」
「おはようございます、ホークス様」
と、そこへネーテが高級そうだが肌が見えそうな程薄い寝巻着でやってくる。軽くケープも羽織ってはいるがそれも薄手で、外に出るにはいささか心もとない。
「ねねね、ネーテさん?!」
女の子のそんな姿に免疫の無いホークス様は目のやり場に困り焦ってしまう。
そんなオロオロした姿を見て、ネーテはほほ笑んだ。
「お部屋に行ってもいらっしゃらなかったので、探しちゃいました」
「……え、それって」
「ホークス様、わたくし――はくしゅん!」
何かを伝えようとして、思わずくしゃみが出てしまう。
「そ、そんな恰好でいたら風邪ひいちゃうから……」
そう言うと急いで自分が羽織っていた毛布を脱いでネーテにかける。
「あったかい……ですわ」
「ネーテ……」
そんな甘いひと時を打破するように下から大声が響き渡る。
「ききききききキサマあぁぁぁぁぁぁっ!!
我が愛しの愛娘にそこで何をしている!!」
「お、お父様!」
「え、お父様?!」
見れば立派なひげを蓄えた、とてもネーテやレクトと同じ血筋とは思えないがっしりとした筋肉質の、見るからに屈強そうなエルフが巨大な斧を片手にそこに立っていた。
「遠征を終えて家族に会いにいち早く戻って来てみれば、何と言う!?
嗚呼何と言うことだ! お父さんはお前をそんなふしだらな娘に育てた覚えはないぞ!!
貴様か。貴様がたぶらかしたんだな! いかにもたぶらかしそうな顔をしている!!
もう顔にそう書いてある! ネーテが! ネーテが可愛いからたぶらかしたんだな!!
おまけにその手にしているのは宝物庫にあった杖ではないのか?!
コソ泥の変質者が、家主の留守を狙って良い度胸だ!
この私をユースティク・オルヴィートと知っての狼藉か!!」
最近どこかで聞いたような勢いで勝手にまくしたてられる。
「ち、違うのですお父様、これは、この方は――」
「お前は下がっていなさい!
そこの男、降りてくるが良い!!
貴様に似合いの場所で完膚なきまでに叩きのめしてくれるわ!
決闘を申し込む!!」
「もう、そういうのは良いっつーの!!」
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