第3話 涙が止まらない
あれからどのくらい眠り続けたんだろう…
寝ても寝ても眠い。
眠たいわけでもないのに眠い。
朝も昼も夜も眠り続けた…
何日経過したかはわからないが何度か死に場所に立ったが死ねなかった。
怖いとかの感情ではなくただ目に見えない何かに足止めされてる気がした。
なんて自分はいくじなしなんだろうー。
その頃になるとパチンコ屋で日銭を毎日稼ぎ生活していた。
昔からそうなのだが必要なお金は自然と手に入った。大金は入らないが 笑
飯を食い風呂に入る日銭は何故か毎日稼げた。それでも次第にそんな毎日勝てる訳が無い。
徐々にお金は無くなっていった。
眠り続けてる間は一種のトランス状態で瞑想みたいなもんだったんだろう。
そのせいなのか幼少期からの霊感からなのか流石、自殺の名所…車中泊をしてると色んなことが起こった。
視線。ラップ音。などなどー
ただ慣れてるので恐怖感はなかった笑
ただ今思えば彼等は応援してくれていたのかもしれない。
ある日突然思った…
「しばらく誰とも話してない」
瞬間、涙が止まらなかった。
自分は何故産まれたのだろう。
自分は何故こんな事になったのだろう。
子供達には申し訳ない事をした。
いろんな思いがこみ上げてもう自分自身の脳や精神では支えきれなくっていた。
そんなある日とうとうお金が尽き後は死ぬだけになった。
その時何故か以前の不法投棄の事を思い出し、最後だからスッキリして死のうと警察に電話して自首した。
そしてパトカーで地元に帰る事になる…
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