大陸メモ※設定回 「ワニ肉と魔法のケムリ」
【王国のワニ業者】
王都の一角にはワニ養殖業者がおり、王都周辺の農家から廃棄寸前の家畜などを買い取りエサにしています。
残酷だなー、という人もいれば無駄がないとして受け入れている人もいます。
ワニ肉は基本的に野卑で下賤な食べ物、という位置づけですが冒険者や傭兵はあまり気にしない人が多いです。
ちなみに退治した魔物を有効利用しようという試みもありましたが、突然ワニが魔獣化する事件が起きて以来、王国法で禁止されています。
ですがなんとなく噂されていた「魔物の肉を食べると魔物になる」現象がはっきり確認できた事例でもあります。
失敗は発見のもとなのです。
【魔法ルールその1】
基本防御側が有利です。
初級の攻撃魔法と、初級の防御魔法は防御の勝ち!
中級の攻撃魔法と、初級の防御魔法だとおおよそ効果を半減させる。
師匠やイリムが装備している初級の『
初級攻撃(投石や並みの矢)は、無効化
中級攻撃(強い矢や、拳銃)は、急所そらし
上級攻撃(攻城弓など) は、意味無し
【指差しの呪い】
我々の世界でいう北欧の魔術、ガンド撃ちに似ています。
指さされた相手は風邪など病気にかかるそうです。
この世界では
我々の世界では丑の刻まいりが有名ですね。
時間も手間もかかります。
生まれつき、または人為的にこの眼球を得たものは『呪いの魔眼』持ちとなります。
魔物ではバジリスク(タイムではない)、サキュバス、吸血鬼など。
【術式ってなに?】
術式は、かなり広範な意味をふくむ言葉です。
魔法や魔術の秘密、魔導書・魔法の手引書、魔法陣など、すべてひっくるめて術式です。
目に見えるものも見えないものも、利用できるのなら術式です。
価値があるならメモの走り書きでさえ術式と呼ばれます。
例えば、師匠の並列想起や、
魔法の方法を学ぶ手段のため、術法と呼ぶ人もいます。
ラトウィッジやレーベンホルム、フラメルなどのいわゆる名家は、血や肉体、遺伝子のようなモノに術式を刻み継承させたりしています。
代々書き連ねた魔導書や魔法陣を、子孫の体内に残すのです。
ちなみにみけのご主人さまは、古いほうも新しいほうも根こそぎふたりの魔法泥棒に奪われてしまいました。
それと、代々受け継ぐ土地や館に刻み込むのもひろく使われる手段です。
こちらも根こそぎ奪われました。
ラトウィッジはちょっともう、再興は難しいでしょう。
また単純に習得したやり方、手段そのものを術式という人もいます。
カッコつけてなんでも術式という人もいます。
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