耳元

 耳元で、囁いて

クールなあなたの熱い情熱を

この胸に、響かせて

二人しか知らない乱れたリズムを

夜はまだまだ始まったばかり


 耳元を、吹き抜ける風のよう

あなたの口を突く吐息

この胸は、待っているのよ

あなたの愛で満たされる瞬間を

弾け飛んだらどうなってしまうの?


 夜はこれから

焦らずいこうよ

なんてことはもう行ってられないわ


 耳元が、むずがゆくなるのは

何のせい?

この体に、流し込んでよ

苦くて甘い透明な魂を

何度でも

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