第4話

 前にキレイな女性に出会った。若い深緑の髪。バックにcobalt blueの海があってまるで人魚のようだった。

 私のちっぽけなココロの穴を埋めてくれる気がした。

 灼熱の砂浜をかける。

 見えるは星々。

 poker faceで手招きする君の横顔。

 光る一点の鼻の頂点。

 そっと溶けそうな温い体。

 私はジャンプする。流れに身を焦がす。泡が私の眼前に現れる。

 私は一番深い深緑へと旅立った。

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祭りに行く少女 久保 奈緒 @kubonao

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