第2話:幼馴染は巨乳

 学校から帰るとすぐに着替え、隣の幼馴染の家へと向かった。

 部屋に入ると、いつも通り眉を〝ハの字〟にした雪羽が座っていた。


「おーっす。今日はもう着替えてたんだな」

「だ、だってぇ……昨日みたいなことになりたくないし……」

「全く。最初からそうしとけばよかったんだよ。後からグチグチ言いやがって」

「…………」


 何か言いたそうなにしていたが、俺が睨むと顔を背けてしまった。

 まぁ、文句言ってきたなら黙らせるんだけどな。雪羽もそんな展開が読めたから黙ったままなんだろう。


「さーて。今日は何読もうかなー……」


 本棚からテキトーに漫画を選び、いつものように床に座った。

 雪羽もベッドの上で静かに本を読んでいる。あれは何かの小説だろう。

 興味ないので自分の漫画に集中することにした。


 しばらく漫画を読み進めてみると、あるページで手が止まる。

 登場人物の女の子が胸を揉まれるという展開だった。


「……なぁ。そういや雪羽は何カップになったんだ?」

「えっ……え? な、何の話?」

「おっぱいのサイズに決まってるだろ」

「……ッ!」


 雪羽は見た目は小柄な癖に、意外と胸が大きい。

 学校のクラスの中では一番大きいかもしれない。


「ほら。教えろよ」

「…………い、言わないと……ダメ……?」

「は? 俺に隠し事するのか?」

「そ、そんなつもりじゃ……」

「だったら早く教えろよ」

「…………」


 ふむ。ダンマリか。

 まぁ。予想はしてたけどな。

 なら強硬手段だ。


「そっちがその気なら……自分の手で確かめるだけだ」

「……!?」


 雪羽の元へと移動し、背後に回った。


「どれどれ……」

「ひゃんっ」


 背後から両手でおっぱいを掴む。

 そのまま手を動かして揉んでいく。


「ほうほう。相変わらずいい感触じゃねーか」

「や、やめてよぅ……」

「つーか本当大きくなったよな。どんだけ成長したんだよ」

「あぅぅ……」


 小学生の頃はペッタンコだったのにな。

 だから俺が何とかしてやろうと思ったんだ。

 あれから毎日のように雪羽の胸を揉み続けた。誰かからおっぱいは揉めば大きくなると聞いたからだ。


 その効果があったのか、中学に入ってから急に成長し始めた。もちろん、その間にも毎日揉み続けていた。

 高校に入ってからは目に見えて大きくなった。


 そして今は両手からはみ出そうなぐらい成長した。

 雪羽のおっぱいは俺が育てたといっても過言じゃない。


「んーと。このサイズなら……Dか? いやEはいってるか?」

「い、言うから……離してよぅ……」

「全く。最初から言えばいいだろうに」


 俺が離れると、雪羽は少し顔を赤くしながらボソボソと喋り始めた。


「その………………――ふだよ」

「あん? 聞こえねーぞ」

「だからね…………今は……Fみたいなの……」

「ほー」


 なんと。そこまで成長したのか。

 育てた甲斐があったというもんだ。


「すげぇじゃん。ここまで大きい女子って雪羽ぐらいじゃね?」

「よ、よくないよぅ……」

「なんでだよ。嬉しくないのかよ?」

「だ、だってぇ……男の人は……いつも胸ばかり見るし……」

「そりゃそうだ。男ならみんな見るだろ」

「ブラだって……買い替えなきゃならないし……」

「下着なんていつかは寿命がくるんだ。それが早まったと思えばいいだろ。いい加減諦めろ」

「うぅ……」


 女の人は男以上に胸の大きさを気にするって聞いたことがあるのにな。

 せっかく人が羨むサイズなったんだ。もっと喜べばいいのにな。

 まぁいい。俺が得するんだからこれでいいんだ。

 また今度も大きさを測ることにしよう。


 どうせこいつは断ることは無いしな。


 幼馴染は俺のいいなりなんだからな。

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